日  時 2021年9月17日(金)10:30~12:15
学  校  名羽村市立富士見小学校
実施学年6年生 3クラス(81名)合同で実施
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア教育「プロから学ぶ」(1)
協力企業日本水産株式会社
 CSR部 CSR課 畝尾規子様

「プロから学ぶ」(その1)のこと

6学年主任 鈴木信成

 本日は、ご多用の中、羽村市立富士見小学校へご来校いただき、また、特別授業「キャリア教育」を開催していただきまして、誠にありがとうございました。

 本校では、「プロから学ぶ」と題し、6年生に対するキャリア教育を計画的・体験的に実践していけるよう教育課程の編成をしているところであります。しかしながら、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、講師の先生方を思うように招聘できなかったり、体験的な活動に結びつけることができなかったり苦慮していたところでございました。そんな中、認定NPO法人おやじ日本様のご協力により、今回の出前授業を開催する運びとなりました。心よりお礼申し上げます。

さて、本日のご講話は、子供たちにとって大変心に響く内容でありました。

「焼きおにぎり」という、子供たちにとって身近な食料品がお客様に届くまでにどれだけ多くの職業の方々が関わっているのか、また、それぞれの職業の方々がプロ意識をもって商品を作りあげているのかという事実を細やかに想像することができました。

 仕事には、限りない種類がある一方、その全てが「人のため」に行われているという見方・考え方を子供たちは気付くことができました。 

 そして、何より畝尾様が子供たちに発信されました3つの“み”のメッセージは、まさにキャリア教育の基本理念であることを痛感致しました。彼ら彼女らが卒業するまでの間、私達教師も繰り返しこのことを意識させ続けて参りたいと考えます。

 1.きょうみ(興味)

 色々なことに興味をもち、積極的に挑戦していくこと。楽しいこと、おもしろいこと、つまらないこと、向いていないもの、たくさんの事にトライをしてみて、自分の特性を見出していくこと。

 ⇒子供たちの興味を引き出せる教育活動を展開していけるよう努めてまいります。

 2.つよみ(強み)

 誰にも負けないと言える何かを見付けること。それは必ずしも学問ではなくてもよいこと。歌を上手に歌う=音楽家、人を笑わす=芸人、人と仲良くする=営業マン、動物が好き=動物関連。職業に就くまでの間にこの「強み」を考え、追求していくこと。

 ⇒この強みに出会わせていくことこそがまさに学校・教育の役割であると私達も自覚をもち、子供たちの可能性を引き出していきたいと考えます。

 3.ありがたみ(有難み)

 全ては誰かの仕事でできていることを知り、働いている人に感謝をすること。仕事は見えないループでつながっているということ。そして、子供たちも近い将来、このループに入っていくということ。だからこそ、今のうちからこのループを知り、世の中への感謝の気持ちをもつこと。

 ⇒自他共生を学ぶ学校にとって、これこそが大切な基本理念であるということを改めて感じました。人やもの、様々な事象に対して感謝の気持ちをもつ子供たちを育成していきたいと考えます。

 本日、学んだことをしっかりと振り返らせ、自分自身のキャリアを見通す活動を今後も継続してまいりたいと存じます。本日は誠にありがとうございました。