日  時 2021年9月25日(土)10:40~12:30
学  校  名目黒区立東山中学校
実施学年2年生 4クラス(130名)クラス毎に2社の話を聞く
3年生 4クラス(134名)    〃
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア教育「生き方教室」
協力企業 2年生 
株式会社三井住友銀行
 渋谷駅前支店 工藤 智様、小木曽芳直様、沼間康平様
株式会社エフエム東京
  制作部 小倉芽久様
読売新聞東京本社
 教育ネットワーク事務局 石橋大祐様
日本アイ・ビー・エム株式会社 
 東京ラボラトリー  IBMシステムズ 清野薩夫様
3年生 
三井住友カード株式会社
 経営企画部  サステナビリティ推進室 西室順司様
アマゾン・ウェブサービス・ジャパン合同会社
 金融事業統括本部   アライアンス推進営業本部 松川将士様
日本公認会計士協会東京会
 広報ユニット 川渕純治様

「生き方教室」講話の感想

2年D組担任 道端篤丸

ご協力 株式会社三井住友銀行様

まだまだ身近でない「お金 」のことについて生徒にわかりやすい言葉でお話いただきありがとうございました。講演終了後も頂いた「お札」を必死に数えようとしている子供の姿がたくさん見られました。またクリアファイルをいただき、きっと今後「SMBC」が生徒たちにとって身近に感じられることと思 います。 中学校卒業までの教育費 「2000万」、と初任給で買った親への「プレゼント」。この二つのお話は 生徒の心に非常に残っていたように思います。また、紙の札束を目にすることで「2000万」の重みを より感じることができていたと思います。生徒の感想の中で「親に感謝したい」「プレゼントは忘れないようにしたい」と書かれているのは担任として非常に嬉しく思いました。ぜひこの気持ちがこの先続 いていってほしいなと思います。人生107歳時代に突入するといわれた生徒たち。まだ漠然としていますが、家庭科の学習等でなんとなく「25歳の自分 」くらいまでは思い描いています。最初はなりたいものややりたいことなりたくないものややりたくないことの取捨選択ですが、そこに「お金」という視点が加わったことで将来の見え方が変わったのではないかと感じました。信用創造機能という誰かの100万円が190万円の預金を生み出すという金融のお話やリスク分 散など、来年度の公民で学ぶ内容でもありますが、私たち教員が「知識」として話すことよりも、実際の現場の方が「体験」として話していただくことが生徒の興味関心を引き出していました。中学生という多感な時期に、保護者・教員だけでない第三者の大人と関わることができたのは職 場体験を経験できていない今の生徒たちにとって非常に有意義な体験でした。今日の経験が自分 なりの生き方を見つけるときの一つの力になると思います。ありがとうございました。

2年B組担任 木村美由紀

ご協力 株式会社エフエム東京様

今日はラジオという毎日の生活に馴染みのあるもの関わっている方の「自 ら選択する人生のために」という演題でお話を聞けて、本当に嬉しく思います。中学二年生はラジオを聴く習慣が多くはない傾向の ようですが、今日の話を聞いて間違いなく、興味関心が芽生えたと思います。ラジオは耳から情報の全てを吸収しますが、それがニュースや情報バラエティ、リスナーの声を発信など様々であって、その番組1つを作るのに、多大な苦労があることに驚かされました。放送前の編成、会議、打ち合わせ委、内容企画制作と知らないことばかりです。流す音楽も生放送ではその時の天気で考えたり、会話の流れで前後に合う曲を選んだりなど、無意識に聴いていた側としては見方が変わりました。そうして24時間1つ1つ番組を作り上げていることは大変でしょうが、その先に聴いている方たちの喜びを知ると、頑張って良かったとおっしゃっていたことが印象的でした。番組内容が決め切らず、でも放送 は待ってくれない、不安で一人涙したことなど、社会に出て楽しいことばかりでないこと、でも素晴らしい達成感につながる等の話は中学生にとっても良い刺激です。中学生の頃にやりたいことや、自分の明確な目標がなくても絶対大丈夫!という言葉は心強いメッセージでした。「たとえ今そういう夢がなくても、なにか頑張 っていくうちにその中で夢が見つかったり、希望する仕事でなくてもその中で目標や楽 しさが見つかったりするから。」という前向きな話は中学生 だけでなく、大人にも響きます。ディレクターという責任ある立場は、すごく大変だと思いますが、やりがいがあってキラキラ仕事をしている様子は働く楽しさを教えてくれるものでした。休み時間に生徒からは「かっこよかった」や「充実 していた」と、前向きな話を沢山耳にしました。ラジオは私にとって心を豊かにする大切な習慣です。いちリスナーとしてもこれからも応援していきます。不規則 な生活で大変だと思いますが、どうかお体ご自愛 ください。今日は本当にありがとうございました。

2年A組担任 上原史嗣

ご協力 読売新聞東京本社様

この度はお忙しいところ来校頂きありがとうございました。本年度はコロナ禍ということもあり、本来2学年で実施している、職場体験学習を実施 することができませんでした。そんな中で今回「生き方教室」として、企業で活躍されている大人の話を聞く機会は貴重であり、生徒はもちろん私も楽しみにしておりました。講和後に生徒と話をしましたが、生徒は新聞記者という仕事が「名刺一つで誰とでも会いに行ける仕事」であることに驚いたようです。中学生にとっては新聞記者の仕事は「文章を書く」仕事というイメージであるからです。また、そのように自分の仕事を紹介する 石橋さんの仕事観と、ご自分の仕事内容を楽しそうに話をする姿が生徒にも私にも強く印 象に残っております。「新聞記者は大変そうだが、石橋さんは楽しそうだ」という事を何 人かの生徒が話しておりました。私も同感であり、結果として生徒が仕事に対して肯定的 な印象をもつことができたことを大変ありがたく感じております。私はおよそ 10 年前に一般企業から転職して教員になったのですが、「情報を正しく判 断できる人間を育てたい」という思いでこの世界に入りました。今は理科の授業を通して、情報の真贋を見極めるための基本的な科学知識や論理的かつ批判的な思考力を高めよう と日々試行錯誤しているところです。そんな折に、石橋さんの「情報は受け止める人がいて初めて価値をなす」という話は私自身の思いとも重なり、聞いていて嬉しく感じた次第です。生徒にとっても印象に残ったようで、情報をどのように捉えるか深く考える機会になりました。生徒はもちろん私にとっても、「楽しく」「考えさせられ」「今後の学びにつながる」大変貴重な時間となりました。心より感謝申し上げます。

2年C組担任  中西銀河

ご協力 日本アイ・ビー・エム株式会社様

私自身 、高校 2年生までは、理系でしたが、途中で数学でつまづき、文系に方向を転換し、現在 社会科の教員をやっています。そのためこれまで、ものづくりや半導体 、関わる機会がほとんどなく、 自分の知らない仕事についての話を聴く貴重な機会となりました。 生徒たちには、ご自身の仕事やこれまでの経験、大切にされてきたことを冗談やクイズを交えながら生徒が楽しく話を聴ける工夫をして話をしてくださりありがとうございました。まだまだ先の話だから、今考えても今後考えが変わるからなどと考え、なかなか自分の将来の夢や目標を持つことができない生徒が多い中で、将来の夢を持つことの大切さ、そしてその夢が直接的でなく、少しずつ変わった形でも叶っていくことを感じることができたようです。私たち教員が「素直な心」が大切だと言ってもなかなか生徒には伝わりにくい部分もありますが、清野様のお話は生徒たちにも響いたようで、素直な心が大切だと感じているようですので、今後素 直な心を少しでも持って学校生活や家庭での生活を送って欲しいと思います。また、「聴く」という漢 字が好きだという話も印象に残っているようで、日々の授業や教員の話を「聞く」ではなく「聴く」姿勢を常に持ち続けてくれると信じています。 生徒たちにはこれから今日の話をふまえて自分自身の進路や将来のこと、生きていくうえで大切 にすることを考えさせていきたいと思います。お忙しいなか大変貴重なお話をしていただきありがとう ございました。

3年C組担任 上野和章

ご協力 三井住友カード株式会社様

三井住友カードさんのお話を聴き、印象に残ったことは2つあります。 1つめは「信用」という言葉です。クレジットカードで決済ができるのは、契約した本人 の信用に基づいているからであることを生徒が講演から学ぶことができたと思いました。2つめは仕事をすることが社会を支えているということです。新型コロナウイルスの流 行に伴い、近年は「職場体験学習」等の実践的 ・体験的な学習活動を十分に行うこと が難しい状況にあります。その中で今回、三井住友カードさんから「働くことの意義 」や「仕事をする楽しさ」などをお話頂いたことは子供たちにとっても貴重な経験になったと思います。ありがとうございました。また、機会がありましたらご講演頂ければ幸いです。

3年D組担任 藤本圭記

ご協力 アマゾン・ウエブサービス・ジャパン合同会社様

本日はお忙しい中 、生徒たちのためにお時間を頂戴し、ありがとうございました。生徒たちが今の「中学生」という時間を過ごすにあたり、将来について少しでも知識を蓄えておくことが必要だと感じています。今回のお話が、生徒たちが自分の将来について考えを巡 らせたり、今の社会の在り方について意識を向けられるきっかけになればと願っています。お話を聞いて感じたのは、やはり何事にも「人との関わりを大切にする」ことが大切なのだと感じました。「信頼」「感謝」「誠実」といった言葉は、生徒との関わりのなかで大切にしています。それは、それらのことが人との関わりを強いものにしていくということだということを、生徒たち自身にも感じてほしいという思いからです。また、そうした経験はどこかの場面で必ず生きてきます。生徒たちがこれか らの社会で活躍し、これからの社会をよりよいものに発展させていくには、心身ともに成長を続けて いるこのタイミングで、そうした考え方や経験を積み重ねていくことが大切なのだと考えています。そう した視点で考えたとき、“Amazon”という身近で、そして革新的なサービスを通してひとつの考え 方を学べたことは、生徒にとってとても大きな経験になったのでは、と感じています。特に、グローバル に展開している御社のような企業にあっても、人とのつながりを大切にし、よりよいサービスを提供するために「失敗と挑戦」を重ねているという点は、大きな励みになったと考えています。 生徒たちはこれから多くの困難に立ち向かうなかで、様々な成功と失敗を経験していくことになると思いますが、本日の経験をひとつのきっかけとして、これからの「積み重ね」を大切にしていってほしいと感じています。本日はありがとうございました。

3年B組担任 佐藤由紀

ご協力 日本公認会計士協会東京会様

当日は残念ながらZOOMでの講話となりましたが、生徒が楽しく、対面で講話してい ただいているように、iPad を生徒のところに持っていき、対話できるように工夫していただきありがとうございました。生徒たちが将来の夢や目標がもてるように、また、小さな頃の自分の夢や目標を思い出せるように、身近な校庭のトラックを一生に見立て、今自分たちがどの辺りにいるのかイメージをもちやすくしてくださり、先生ご自身のお話や、生い立ちのビデオを見せてくださいました。生徒は、真剣に、とても興味深く見ていた姿が印象的でした。川淵先生にも生徒の反応を直接見ていただきたかったです。公認会計士の仕事の説明では、中学生でも分かりやすく説明してくださいました。生徒たちが、今、学習している公民の授業と結びつくところがあり、「販売者」「消費者」の二つについて学び、そこにさらに、言っていることが正当であるかを判断する公認会計士の 仕事が結び付き、社会の仕組みへの理解が深まった印象を受けました。仕事をしていて一番辛かったことの話では、ダメなところがあったときに「どこがダメ だったか教えてくれないことが一番辛かった。」「ダメなところが分からないと改善することができない。」という言葉も生徒の心に響いたようです。これからそれぞれの進路に向かい卒業していく3年生にとって、将来の目標を今一度思 い出し、高校に入るためだけの目先の勉強ではなく、将来の夢や目標達成のための勉強と 再度、思い起こせたことがとてもよかったです。お忙しい中に生徒たちのために、お時間と資料を用意して頂きありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

第2学年

《講師 株式会社三井住友銀行 工藤 智様、小木曽芳直様、沼間康平様》

〇今回の生き方教室で、知ることのできない(公民でいずれ習うかもしれないけれど)金融について教えていただきました。銀行の仕組みやお金の動き方、日経平均株価、10年後の自分など、たくさんのことを学びました。難しい言葉は覚えていないけど、だいたいこんな感じなんだなというのは分かりました。株のことも、父がやっているので興味をひかれました。この先、生きていく上で、一人暮らしをしたり、車や家を買ったり、結婚したりするかもしれないというイメージマップを作っていくのが楽しくなってきました。まだ誰にも見えない未来の自分の世界を考えるのがもともと好きで、趣味でもありました。将来は、お金に困らない職につくことや、お金の使い方、投資や株など、将来、余裕なくらい金があることにチャレンジしたいと思いました。なので、今のうちに努力して、いい職につけるように頑張らないといけないのかなと思います。

〇今回の授業ではこれからの事に関するすごく大事な話を聞かせてもらいました。今までは、株のことや銀行の仕組みなど、よく分かっていませんでしたが、話をしてくださったおかげで、少しだけれども理解ができた気がしました。今楽しむことも大切だとは思いますが、これからのことを考えることもかなり重要になると思いました。自分に子供ができて、その子供の教育費を自分が働いて払うことを考えるといやになってきました。それだけ子供を育てるということは大変なんだなと伝わってきました。今回、これからの人生の貴重な話が聞けたので、この体験を今後に生かしていけたらなと思っています。

〇今までは「銀行はお金をあずけたり、かしたりする所」としか知らず、その他のことはほとんど知りませんでした。しかし、皆さんのお話で、かなりイメージができるようになりました。僕は将来、自分の家やバイクを買うことが夢です。あと1年半ほどで自分も高校生になると思います。高校生となれば、自分だけで物を買ったり、どこかに行ったりすることが増えると思います。兄は高校生になってから、かなり一人で行動しています。兄が親からお金を借りるところをよく見ます。高校生や大人になったとき、お金に困ることのないように、今日の講師のみなさまからのアドバイスを参考にしたいと思います。今日の話で銀行や金融に関してとても興味がわいたので、自分でも調べて将来のためにお金に関する知識をもっと深めたいと思います。

《講師 株式会社エフエム東京 小倉芽久様》

〇現役社会人の話を聞くのは貴重な機会で、大変参考になりました。今回特に勉強になったのは、大きく分けて二つあります。一つ目は、実際のラジオディレクターの仕事についてです。目の前に働いている人がいる分、仕事のきつさ・楽しさが肌で感じられました。また、若くても位の高い仕事につけるのには驚きました。二つ目は、人生の先輩としてのアドバイスです。早い段階からこの仕事に就こうと思っていたわけではないと知り、焦らなくなりました。しかし、人生は自動販売機と同じで、積み上げた分だけ選択肢が広がるということも学びました。これからは、今回学んだことを生かして、少しずつ将来について考えていきたいと思います。

〇私は、今回の「生き方教室」で、ディレクターやプロデューサーの仕事や、仕事の様子など、初めて知ることがたくさんありました。特に、音楽一つで印象がガラッと変わったりするので、話の内容に合わせた曲選びなど、とても面白いんだなと興味を持ちました。ラジオは顔が見えないのに、人に楽しんでもらえたり、勇気を与えることもできるので、すばらしい仕事だと感じました。私はあまりラジオを聞いたことがありませんが、これからは聞いてみたいと思うようになりました。

〇今まで、僕は将来なりたい自分についてあまり深く考えたことはありませんでしたが、今回の教室をきっかけに考えることができました。また、普段の授業では知ることのできないスケジュールや職場の感じを知ることもできました。ラジオの仕事はとても予定が多くて大変そうな仕事なのに、明るく、楽しそうに仕事ができていてすごいと思いました。自分も部活や勉強などで大変なことがあっても、できるだけ楽しくやっていこうと思いました。

《講師 読売新聞東京本社 石橋大祐様》

〇石橋さんの話には、これからの人生を歩んでいく上で参考になることがたくさんありました。特に印象に残ったのは、会社やお店で働いてお金をもらうだけが仕事ではないということです。大切なのは社会とつながっていることだと学びました。また、働くことに答えはないけれど、何かを判断するための情報は答えに近づく手がかりになるということを心にとめていきたいです。世の中にはたくさんの情報であふれていますが、情報の洪水に負けないように、自分で的確な判断ができる大人になりたいと思います。そのためにも、今日の貴重なお話を生かして生きていきたいです。

〇「生き方教室」では、仕事の内容だけでなく、日頃の生活でも大切なことを教わった。その中で印象に残った話がある。それは、「答え」についての話だ。今の日本の総理大臣は調べればわかる、つまり「答え」がある。しかし、次の総理大臣というのは、誰にもわからない、つまり、一人ひとりで「答え」が違うのだと教えてくれた。この話にはとても納得した。世の中のすべての問いに「答え」があるわけではない。だからこそ、自分なりの答えを見出すためにも、ニュースや新聞を通して情報を得ることが大切なんだと改めて実感した。最後に石橋さんにとっての「働くとは何か」ということを教えてくれた。働くとは「世の中とつながる」ことだそうだ。僕は「なりたい自分になる」ことや「好きなことをする」ことなど、色々考えた。共感できた。石橋さんは仕事をやめたいと思ったことがないそうだ。自分も社会に出たら、仕事を楽しみながら世の中とつながってみたい。

〇私は、話を聞いて、情報は使われてはじめて価値がつくということが印象に残った。一つの情報が、それを受けとる人の未来、人生をも変えてしまうことにはとても驚いた。私も、今後正しい情報のもと、自分なりの問いや答えを見いだせていけたらいいなと思う。また、石橋さんは、自分の問題点や足りないところはたくさんの情報にふれることで直せると教えてくれた。そもそも私はあるはずの問題点をまだしっかりと把握していないので、それも世の中とつながり、社会を知ることで見つけていきたいと思う。本当にその情報は正しいのか?大事なのか?と真実を追求していく姿勢は誰にでもできることではないが、「好奇心を仕事に」というモットーをかかげ、日々読者のために頑張っていてくれる石橋さんや記者の方々を応援したいし、見習いたい。

《講師 日本アイ・ビー・エム株式会社 清野薩夫様》

〇話の端々から清野様の技術者としての思いや仕事で得たことを大切にしていることが伝わってきました。清野様の経歴から機械への興味を感じた経過が分かり、一つ一つの小さな夢でも、大切に育てていくことで、何らかの形で実現できるとおっしゃっていたことが、私には大きなはげみになりました。また、夢を持つことや興味は決してマイナスにはならないと知り、叶いそうにない夢でも前向きにとらえていくべきだと感じました。今回の講話の最後でまとめられた通り、「素直な心」は今後様々なことを学んでいくうえで、重要だと思えるようになりました。今まで私は物事をななめに考えるくせがあったので、この機会にこれを直し、「素直な心」を持って新たなことを学んでいこうと思います。

〇僕は清野さんのお話を聴いて、様々な困難を乗り越え、今まで頑張ってきた、頑張っているということが凄く伝わってきました。僕の人生はまだ始まったばかりで、これから沢山の困難が待っているだろなと感じています。失敗する時があったら夢をもう一度思い出してその夢に向かっていけるように立て直して頑張るという気持ちを持ち続け、夢を叶えるために一歩一歩を大切に歩んでいきたいと思いました。今回、お話を聴いて、少しAIやパソコン関係の仕事に興味を持ちました。どこが間違っているのか、どうしたら良いものが出来るのかを考え、この先の社会に役立つような物を作ってみたいと思いました。人間が一つの物を作るのは凄く難しい事だと思います。多くの時間をかけて、失敗と成功を繰り返し、正解にたどり着く。その難しさを越えた先に、喜びがあふれているだろうと感じました。

〇私は清野さんのお話を聞いていて、一つ思い当たったことがありました。それは、就職活動をする準備はもう始まっているのではないかということです。清野さんのお話の中で何度も「たくさんの知識をつけるべき」という話を聞いた印象があります。自分のなりたい人間になるため、自分の好きな仕事をするため、自分の好きな会社に入るため、ましてやそれらを見つけるためにも、知識は必要だと聞きました。それをしっかり考えてみると、中学生はたくさん知識を身につけられる時期だと思いました。新しいことも学ぶし、前にやったことも復習できます。なので、今のうちにたくさんの知識と力を身につけておいて、将来、なりたい自分、好きなことができる自分になる準備をしっかりすべきだと思いました。私はたまに勉強するのがゆううつになったり、何もやる気が出ない時があります。ですが、今やっている勉強も自分の近い将来のためだとということをしっかり覚えておき、一つ一つの勉強にしっかり取り組んでいきたいと思いました。

第3学年

《講師 三井住友カード株式会社 西室順司様》

〇私はカードと言われてもパスモなどしか使ったことがありませんが、両親はよくクレジットカードを使っています。それゆえに「クレジットカードは大人の使う物」という印象が強く、全く自分事としていませんでした。しかし自分もあと約3年後にはクレジットカードを使用するかもしれないと知り、驚きました。私は家庭科で少し勉強したくらいで、クレジットカードについての知識が少なかったので、14歳というタイミングで学べて良かったです。現金がその時になくても物を買うことができることや、その反面、お金を使った実感がなく買いすぎてしまったり、分割払いをすると多額の利息が必要になったり、メリットとデメリットのどちらも学べたので、今後、クレジットカードを持つかを判断するのにとても役立つと思います。自分でもクレジットカードについてよく調べて、真剣に向き合っていこうと思います。

〇今回のお話には自分のためになったなと思うことがいくつかありましたが、一番心に響いたのは、何事も信頼が大切ということです。カードを契約する際にその人が本当に信頼できる人か審査すると仰っていましたが、確かに自分も信頼していない人の頼みは聞きたくないし、何かを頼もうとともしないなと思い、改めて世の中での信頼の重要さを痛感することができました。幼い頃から親が使用するのを見てきたクレジットカードにも自分が今まで行ってきた言動、これからの事に対する態度が必要になるということが分かったので、今のうちからそれを心に刻んで行動し、将来自分が困らないようにすることを今のうちから始めていきたいです。また、これまでの行動を振り返り反省し、それを次の行動に生かしていきたいと思います。

〇今回の生き方教室で学んだことは「最後に決めるのは人間である」ということだ。現在、人工知能の技術の発達に伴い、様々な仕事が奪われると聞くが、最終的に判断するのは人間であるということを学んだ。また、カードをより多くの人に使ってもらうために、例えばアマゾンなどと連携してより多くキャッシュレスに力を入れているのだと分った。一見関係のない会社がどうして手を結び協力しながら事業を発展させていることが分かり感心した。スマホ決済が増えているが、セキュリティをどのように保護しているのか関心があり、気になった。グローバルが進む世界で、共通のカードで決済を済ませることができることに驚いた。今後もカードの需要は高まると思うので、より関心を向けて生活していきたいと思う。

《講師 アマゾン・ウエブサービス・ジャパン合同会社 松川将士様》

〇今回のお話で私が感じたことが2つあります。1つは焦って将来の事を決めなくても良いということです。私は今までこれからの事に対し、不安と焦りを感じていましたが、急いで無理に将来の事を決めるより、自分のペースで少しずつゆっくり決める方が自分のためになるし、その方が充実した生活ができるようになるということを学べました。2つ目は、失敗を恐れないということです。これまで失敗を恐れて、できそうにないことには挑戦しないまま終わってきましたが、失敗から学ぶ事もあるということに気づき、最初から諦めるのではなく、まずは挑戦し、もし失敗したら、次に生かすことによってより良い方向に繫ぐことが可能だと痛感しました。今回学んだことを自分の生き方に繫ぎ、充実した生活を送っていきたいと感じました。

〇私は「アマゾン」という会社を、何か物を買ったり、テレビのサービスという点でしか見たことがなく、今回、それ以外にも様々なサービスを展開していることを知って、楽しかったです。ただ物を売るだけではなく、お客さんを第一に思い、ストレスをなくしたり、楽しみを与えようとしていたんだということを知って、この会社のすごさを実感しました。同時に、AIなどが将来今ある仕事を奪うかもしれないということに不安がありましたが、人間にしかできないことは必ずあるし、新しいものをつくっていくのは人間しかできないことだという考えで少し将来が楽しいものに変わった気がしました。機械のすごさを認めたうえで分業していけばいいという考えも心に残りました。今回のお話をしっかり生かせるようにがんばりたいと思います。

〇私は何度もアマゾンを使ったことがありますが、インターネットでの買い物というイメージしかありませんでした。しかし、今回の話を聞いて、たくさんのサービスがある一方で、なくなってしまったサービスもあることが分かりました。その失敗してなくなったサービスは次に新しいサービスをつくるときに生かすという考えがとても参考になりました。新しいサービスの中にはスマートフォンのアプリを使い、店に入って取って出るだけで会計をすませることが出来るアマゾンゴーが誕生したことを知り、面白いと思いました。私はまだ将来の夢は決まっていませんが、お話を聞いて、この仕事のような、暮らしをより豊かに、便利にすることができる仕事に就きたいと思いました。また、失敗を次に生かして良いものを作るという考えを大切にして、これから生活する上で思い出し、新しいことに挑戦していきたいと思いました。

《講師 日本公認会計士協会東京会 川渕純治様》

〇私は公認会計士の仕事はあまり知りませんでした。しかし、今回のお話で会社の情報の信頼性を確保することが主な仕事だと知ることができました。公認会計士は、この社会が正しく平等であるために欠かせない職業だなと思いました。また、今回の生き方教室では、プリントを使って書いたり、貴重な動画を見せてくださったり、とても楽しく公認会計士のことを学び、自分の夢と向き合うことができて嬉しく思います。私には夢があります。サックス奏者になることです。小学4年生の時から今までサックスを吹いていますが、とても楽しくて、これを仕事にできたら毎日幸せだろうなと思ったことがきっかけです。でもどこかで自分にはできないのではないか、向いていないかも・・・と思ったのも事実です。ですが、「どこがだめだったか教えてくれないことが一番辛い」という川渕さんのお話を聞いて、仕事に一生懸命向き合おうとする姿に心打たれ、自分もとにかく挑戦してやれるだけ努力しようと考え方を変えることができました。これからまた夢は変わり続けると思いますが、今は今の夢に向かって頑張っていきたいです。

〇公認会計士の仕事は企業が本当のことを言っているのかを調べることだと初めて知りました。公認会計士についてもっと知りたいと思ったので帰宅したら調べてみます。今日の生き方教室では、公認会計士の仕事だけでなく、川渕さんの生い立ちなどを通して人生について楽しく学べ、良い経験になりました。私は将来について深く考えたことがあまりありませんでした。なので、今回の授業で自分の将来について少し考えることができて良かったです。私は将来、安定した生活を送りたいと思っているので、公務員になろうと思います。そのために日々やるべきことを考えて、人生のゴールを迎えたいと思いました。川渕さんが歌ってくださった「よー、そこの若いの」の言葉が心に残ったので、将来についてもう一度考えてみようと思いました。会計士の方のお話が聞ける貴重な機会で、とても良い経験ができました。

〇今回の講演では、公認会計士の仕事だけでなく、人生の歩みなども学ぶことができました。まず初めに公認会計士の仕事は、第三者の立場から会社の会計をチェックすることだと分かりました。とても複雑な仕事なのに簡単に分かるようにまとめられていて、詳しく知ることができました。それから、自分の歴代の夢を思い出して振り返るのがとても楽しかったです。あの頃はあれに憧れてたなと思い出すことで、自分が今したいことや自分の苦手なものも出てきて、それも面白い体験でした。毎日、忙しくて何も考えていなかった私に、未来の希望を教えてくださり、本当にありがとうございました。自分の苦手なことを見つけて、それから逃げずに戦いたいと思います。また、目標を明確に立てて、それに見合った行動をすることを心掛けていきたいです。人生のゴールについて考えるのには苦戦しました。まだ早いと思ったのですが、自分のすべきことをしっかり見つけ、それを達成できるように、毎日努力したいと思いました。