平成30年度第25回未来教室
日 時 | 2018年11月16日(金) 13:35~15:10 |
学 校 名 | 杉並区立杉並第二小学校 |
実施学年 | 5年生 3クラス(76名) 1クラスと2クラス合同で実施 |
課 程 等 | 総合的な学習の時間 |
授業内容 | キャリア教育 |
協力企業 | ヤマト運輸株式会社 武蔵野主管支店 安全推進課 |
田部雄一郎様、田村照朗様、黒光祥子様 |
未来教室~一人ひとりにキャリアの種を蒔く~
5年担任 坪池 学
●私たち教員は授業のプロです。教え方や学び方の専門家であり,事象の説明や人間陶冶において専門性を発揮する者であると認識しています。ただ,時折,どうしてもその道のプロの方の説明には及ばないと思うことがあります。と同時に,私たち教員もその他の職種の専門の方から話を聞き,知見を深めたいと思う瞬間があります。それが今回行わせていただいた「未来教室」でした。
●この度,ヤマト運輸株式会社様をお迎えし,未来教室~キャリア教育~を開かせていただきました。授業の冒頭では,スライドを用いて,ヤマト運輸さんが創り上げた輸送システムやセールスドライバーの業務内容などの紹介をいただきました。運輸・物流を学ぶ5年生の児童にとって,何気なく見かけていた「クロネコ」が実は緻密で,無駄のない配送システムによって行われていたという新しい発見に溢れるものでした。また,授業終末部で出会った感動メッセージ集「お客様からいただいた言葉」は,「クロネコ」が実は貴重な仕事であり,従事される方々がやりがいをもって取り組んでいる仕事である,という児童の気付きを導くものでした。
●中学年より取り組んできたキャリア教育でありますが,これまでが漠然と「働いている人」に焦点を当てる活動であったとすれば,今回より行わせていただいた活動は,高学年となり,「人々が携わる職」を強く意識させるとともに,「もし自分だったら」と自分の将来を我が事として捉える契機となるものであったと感じられます。それはすなわち,一人ひとりにキャリアという種を蒔く作業と同義であり,あと半年で小学校最高学年となり奉仕の姿勢で全校児童や学校のために臨む児童の精神の根幹に通じるものであったと感じています。
●ご多用の中,授業を提案してくださった皆様に,心よりお礼を申し上げる次第です。ありがとうございました。また,本授業をコーディネートしてくださったおやじ日本の皆様にも,厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。