日  時 2018年9月7日(金)13:35~15:25
学  校  名  杉並区立高南中学校
実施学年 2年生 2クラス(52名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 マナー教室 ~職場体験の事前学習~
協力企業 リーガロイヤルホテル東京
 グループサービスチーム 及川忠彦様

     

「マナー教室」で学んだ仕事の基本

2学年担当(主任教諭 飯田恭陽

今回、中学校2年生の職場体験学習の一環として、体験先にお邪魔する前の事前指導としてマナー講習会をお願いいたしました。
中学生にとって学校の外での活動ということだけでも緊張するものですが、自分一人だけで体験先の職場に訪問して事前の打ち合わせを行ったり、実際に仕事を任されて仕事をこなしていくということは、とてもハードルが高い取り組みと言えます。事前訪問のために学校から電話をかけてアポイントを取るのですが、電話での対応も声を震わせながら恐る恐る行っていました。
そんな中学生たちも、正しい挨拶、正しい言葉遣いなどを知ることで、お互いに練習を重ねていき、様々な場面のシミュレーションを行うことにより、準備をしっかりして、職場体験本番を無事に乗り越えることができました。
マナー講習で学んだ内容は、表情からくる声、身だしなみや立居振る舞いからくる第一印象など、中学生にとっては初めての内容が多く、とても勉強になりました。教員側も改めて意識することで気が引き締まる思いがしました。
 ホテルでの仕事の紹介では、ホテルの裏側の話もあり、楽しく講習を受けられました。私たちはお互いに、仕事をする側とサービスを受ける側になります。高額な部屋に泊まるお客さんだからというようなことに関わらず、常に自分に出来る最高のおもてなしをすることが仕事の神髄であることを学べたと思います。
本当にありがとうございました。

生徒の気づきや感想から(抜粋)

[マナー講習で初めて知ったこと]

・先言後礼 ・おじぎの角度が時によって変わること ・笑声という言葉。正しい言葉遣い ・おじぎの角度に意味があること ・接遇の態度。言葉遣いの大切さ ・第一印象がどんなことで決まるか ・ファミコン言葉の間違い ・「はい」という返事の言い方 ・正しい立ち方と待機する時の姿勢 ・ホテルの人たちの作法 ・あいさつ、表情、身だしなみで第一印象が決まること ・礼の角度が場面で違うこと ・あいさつの仕方 ・身だしなみ ・しっかりしたおじぎの仕方 ・表情も大切だということ ・マナーのピラミッド ・礼をする時は角度にも注意すること

[マナー講習の感想]

・将来大人になったときに役に立つことを教えていただいたので、しっかり活用していきたい。

・難しかったけどためになることがいっぱいあって勉強になった。

・「おもてなし」をするホテルスタッフの基本は社会に出たら重要になることを学べた。

・自分が今までしてきたあいさつがいかにだめだったかがわかった。

・この講習で今まで知らなかったことを知り、マナーの大切さを考えることができました。

・仕事をする上で大切なことをいくつも学べて、とても勉強になった。

・初めて聞くことがたくさんあって、とてもいい経験になりました。

・知らなかったことや自分がうっかりしていたことを教えてもらえてよかった。

・職場体験だけでなくこれから先に向けて必要なことを色々学べてよかった。

[マナー講習で学んだことで職場体験で実践できたこと]

・敬語ではっきりしゃべることができた ・ハキハキした話し方 ・おじぎの仕方や角度を意識してやった ・お客様への対応(あいさつ) ・挨拶する時の姿勢と角度 ・「はいっ!」という返事 ・職場の人に「待ってて」と言われた時の立ち方を実行できた ・表情よく挨拶ができた

[マナー講習で聞いてはいたが実践が難しかったこと]

・おじぎの角度 ・先言後礼 ・歩き方 ・笑声で話すこと ・笑顔であいさつすること ・身だしなみ ・おじぎがいまいちうまくいかない ・挨拶をする時のはっきりしゃべることと声の大きさ ・言葉遣い ・明るくあいさつすること ・礼を真剣にすること