日  時 2018年9月11日(火)10:35~11:20
学  校  名  杉並区立高井戸東学校
実施学年 5年生 3クラス(98名) クラス単位で並行実施
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 キャリア教育
協力企業 株式会社ゼンショーホールディングス
 人事部 人財開発課 阪田啓太様、林 直樹様、加藤尚人様、川平真由子様

      

「未来教室」で学び考えたこと

第5学年担任一同

5年生ではこれまでに、自己を見つめて、自分のよい面や得意なこと考えたり、自分に合ったものを見付けたりする活動を行ってきました。その中で、キャリア教育の観点から将来はどんな自分になりたいのか、どんな仕事が合っているのか等について子供たち自身が考える機会をつくりたいと考え、今回の未来教室を設定しました。
事前の学習では、「働く」とはどのようなことなのかということを子供たちに意識させ、当日を迎えました。
授業当日は、それぞれのクラスで子供たちの目線に立った指導を進めていただきました。自己紹介から子供の心をつかみ、45分間集中してお話をお聞きすることができました。それぞれの先生からは働くことの楽しさや、やりがい、大変さや、強い思いをお話しいただききました。
子供たちは、先生方のお話を聞いて、発展途上国について興味をもったり、食べ物の大切さを学んだりしました。特に御社が考える会社の理念に対して大きな反応をもちました。また、「目的をもって仕事をすることで、世界の飢餓を救うことができる。」と聞いて、働くことへの関心が広がっていきました。
また、クイズを通して、子供たちが様々に意見を出し合う場面が多くありました。子供同士が交流を深め、大いに盛り上がり楽しく学習を進めることができました。
学習の終盤、「一杯の牛丼が出来上がるまでにはどのような仕事があるのだろうか」という問いに対し、これまでの学習経験を生かしながら深く思考していました。様々な人とのかかわりの中で牛丼が作られていることに驚き、「そこまで考えていなかった。感謝して食べよう。」と感想をもっている子供もおりました。
学習のまとめでは、「この世の中は誰かの何かによって成り立っています。」というお言葉をいただきました。「必要のない仕事はない」という熱いメッセージを、子供たちは目をキラキラと輝かせながら聞いていました。
授業後の子供のアンケートでは、「自分の仕事に誇りをもてるようになりたい。」と振り返る子が多くいました。また、「誰かの何かの為に働ける人になりたい。」と考えを広げている子も多くいました。
今回、株式会社ゼンショ―ホールディングの方から、「全ての仕事は他者とのつながりの中にある。」という考えをしっかりと教えていただきました。今回の学習を通して、働くことの楽しさや大変さだけでなく、いろいろな角度から多面的にものを見ることの大切さを教えていただきました。また、人としてどのように生きていくか、感謝の気持ちをもつことの大切さにも触れながら教えていただきました。
これから様々な出会いを経験していく子供たちにとって、とても大切な力を付けていただいたと担任一同感謝しております。ありがとうございました。