日  時 2017年9月22日(金)13:30~15:20
学  校  名 豊島区立駒込中学校
実施学年 2年生 2クラス(67名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 マナー教室 ~職場体験の事前学習~
協力企業 リーガロイヤルホテル東京
     グループサービスチーム 及川忠彦様

    

職場体験で生きた「マナー講座」での学び

   第2学年 職場体験担当教諭

先日はお忙しい中、生徒のためにわざわざお越しくださり、ありがとうございました。
職場体験学習を約1週間後に控えてのマナー講座ということで、リーガロイヤルホテルの及川様には、『接遇五原則』について、生徒目線で実践を交えながら丁寧にご指導いただき、大変ありがたく思っております。普段の学校生活でも、挨拶や身だしなみの大切さなど、折に触れて指導しているつもりではありますが、専門的な立場にある方からこのような形で教えていただく機会はめったにないため、説得力のある話に生徒もいつも以上に真剣に耳を傾けており、その姿がとても印象的でした。
おかげさまで先日、3日間の職場体験を無事終えることができ、感謝しております。体験先の職場の方々からいただいた事後アンケートには、「とても感じのいい言葉遣いだった。」、「元気があり、言葉遣いも良かった。」など、生徒をお褒めいただく内容の記述もいくつかあり、今回のマナー講座で習得したことが実践の場で生かされたのだと、大変嬉しく思っております。
今回教えていただいたことを、今後の生活でいかに意識して取り組んでいくことができるかが、とても重要だと考えています。社会に出たときに恥ずかしくない大人となるよう、学校としても継続して指導していきたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。来年度以降も、どうぞよろしくお願いいたします。

生徒の感想文から(抜粋)

○今回のマナー講座を受講して、私は、特に挨拶やお辞儀の大切さを改めて学ぶことができました。挨拶では途中で少し間をおくと言いやすく、相手にも伝わりやすいことが分かりました。日常生活でも駒込中学校の伝統である挨拶に取り入れて行きたいと思います。お辞儀も腰から曲げるように意識することを教わりました。しかし、いざやってみると意外と辛かったのですが、職場体験ではしっかり実践したいし、職場体験だけではなく、日常生活や将来の面接などでも活かしていきたいと思います。

○及川様のお話は将来役に立つことばかりでした。特に「挨拶」は僕はあまり上手ではなく、いつもはっきりしていない感じがするので、お話しのとおり、相手に好印象を与えられる挨拶を心がけたいと思いました。挨拶だけでなく、表情や身だしなみも気をつけて、面接のときなどにも活かしていきたいと思います。挨拶は一生関わるものなので、しっかり今後もできるよう、今回のマナー講座のお話を忘れないようにしていきたいと思います。

○僕は普段から正しい姿勢を心がけるようにしていたのですが、実際の正しい姿勢と比べると、足を開く角度、手の位置と握り方、体全体の位置等、何ヶ所も違っているところがありました。講座の間もその姿勢を保とうとしたのですが、すぐに腰や膝が痛くなり、正しい姿勢を維持する大変さを痛感しました。お辞儀の角度も普段だと深くても15度ほどしか曲げてなかったと思います。なので、30度、45度となると膝の裏の筋肉が伸びてとても辛かったです。会釈でも強く意識しないとできず、しっかりとした態度が身についていないな、と思いました。職場体験では接するお客様や職場の方に不快な印象を与えたりしないよう、マナー講座で教えていただいたことをしっかり活かしていきたいと思います。

○私は今日今まで知らなかったことをたくさん知ることができました。ファミコン言葉には特におどろきました。私も普段からファミリーレストランやコンビに行くのですが、そこでよく耳にするフレーズが間違った言葉遣いだったのにはびっくりでした。私が将来働くことになったら、今回学んだことをぜひ生かしていきたいと思います。また、今まであいさつをして礼をするようにしていましたが、「先言後礼」でしっかりしたことはありませんでした。でも、今回の講座を受けて、しっかりあいさつをしてからお辞儀をすると私の気持が相手によく伝わると思いました。職場体験の時や将来働く時には、ぜひ先言後礼のあいさつをやっていきたいと思います。

○僕は、初めに正しい座り姿勢を教わってから、マナー講座中その姿勢を意識しました。すると、とても腰が痛くなり、日頃から正しい姿勢を意識することの難しさを痛感しました。また、お辞儀の際に腰から曲げるといったことのほかに、角度やリズムなどの要素も大切にしていきたいです。そういったことの根底には人としての礼儀があると分かりました。今回教わったことをしっかり行うのは厳しいことだと思いますが、日頃から実践することを心がけていきたいです。そして、それらを忘れないようにしていきたいと思います。