平成29年度第14回未来教室
日 時 | 2017年9月16日(土)9:30~11:20 |
学 校 名 | 杉並区立高井戸東小学校 |
実施学年 | 5年生 4クラス(116名) 2クラス合同で実施 |
課 程 等 | 社会科(食育) |
授業内容 | 日本の食料自給率と世界の飢餓事情 |
~1杯の牛丼から見えること~ | |
協力企業 | 株式会社ゼンショーホールディングス |
人事部 人財開発課 塚原康介様、赤名辰耶様 |
「食料自給率の低さから見えたこと」
5年担任 渡辺 美佳
先日の出前授業では、大変お世話になり、ありがとうございました。
〇初めは、「ゼンショーホールディングスって?」と言っていた子供たちですが、「すき家」「はま寿司」「ココス」の看板が出てくると「知ってる~!」と、一気に盛り上がり、お話してくださった塚原さんと赤名さん、そしてゼンショーホールディングスという会社に親近感をもったようです。
〇自己紹介と共に、会社の紹介、そしてクイズで楽しみながらも、そのクイズのねらい「物事を一面からだけで見ると偏った見方しかできない。多面的なものの見方が大切なんだ。」というお話に、子供たちは大いに納得した様子でした。
〇次に、社会科で現在学習している食料生産の話と絡めて、牛丼の材料「米」「玉ねぎ」「牛肉」「醤油」の自給率の質問と話がありましたが、特に食卓に欠かせない和食の決め手となる「醤油」の自給率が0%という事実には驚きました。また、ハンガーマップからは、世界で食料にこまっている人々の数や、その割合を現実の数値として突き付けられ、自分たちの豊かな食生活をふり返って考えさせられる、良い機会になりました。お話いただいた「地球から飢餓と貧困を撲滅する」というゼンショーホールディングスの企業理念が心に強く残った児童もいて、日本の低い食料自給率から飢餓ことやこれに取り組む企業があることなど様々のことを学ぶことができました。
〇また、お話しいただいた「働くことは、ただ、お金を稼ぐためだけではない」、「自分たちの会社は、こういう世の中にしたいと思って働いているのだ」というまっすぐな理想は、子供たちの心にしっかりと届いたと思います。子供たちにとっては、親も含めて大人が職場でどのような思いで働いているのかは、なかなか想像しづらいことだと思います。このような機会に世の中に出て働くということの意義を伝えていただけて、本当に良かったと思います。
〇3学期には食に絡めた環境問題のお話が伺えることになっています。楽しみにしております。