日  時 2017年9月25日(月)10:40~12:15
学  校  名 文京区立汐見小学校
実施学年 3年生 2クラス(58名)合同
課 程 等 理科
授業内容 「チョウの楽しさ」
協力企業 日本鱗翅学会会員・日本蝶類科学学会会員 浅野正博様、倉沢良章様

     

チョウの楽しさ」のお話しから学んだこと

3年担任 米倉 愛

 今年度も、浅野様、倉澤様から、汐見小学校の3年生にチョウのお話をしていただきました。1学期に昆虫についての学習をし、自分たちでもたまごや幼虫を育てたり、羽化する場面に遭遇して感動したりしましたから、子供たちにとって興味をもてる内容でした。
 〇チョウとガの違いは結局は人間が決めた分類で、イメージで「チョウはきれいだけれど、ガは…」と思ってしまっていると知りました。昆虫はその種によって好かれるものと嫌われるものがはっきりしていると思いました。お話をお聞きする中で、チョウもガも、あの小さい体に付いている結構な大きさの羽が、あの胸の部分の筋肉(?)の力だけで動く、そして飛べると思うと、すごいというか不思議というか、何か複雑な感情をもちました。不思議すぎて納得いかないという感じです。また、羽の模様も、じっと見ていると別の世界に吸い込まれてしまいそうな美しさで、畏敬の念を抱きます。触ると手に付く鱗粉が、雨から体を守り、色彩を形作り、体温を調節し、メスを呼ぶ香りを出すとうかがいました。月並みな言葉ですが、すごいなあと感心し、生き物のすごさにはかなわないと思いました。
そして、お話をうかがって一番すてきだと思ったことは、浅野様も倉沢様も子供の頃に興味をもったことをずっと楽しまれているということです。チョウを中心に人脈を広げ、旅行を楽しみ、充実した毎日を送られている様子がすごく伝わってきました。私もそうありたいなと思います。日々の忙しさに追われていますが。
いただいたツマグロヒョウモンの蛹は無事に羽化しました。子供たちも私も驚きと喜びでワイワイ言いながら見送りました。子供たちにとっても私にとっても、チョウについて、自然について、人生について考えるすてきな機会をいただきました。本当にありがとうございました。