日  時 平成28年12月15日(木)10:40~12:15
学  校  名 杉並区立高井戸小学校
実施学年 6年生3クラス(92名)
2グループに分かれ、それぞれ2社の授業を聞く
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 キャリア教育「考え方・生き方を学ぶ」
 協力企業 ヤマト運輸株式会社
  埼京主管支店 杉並和泉支店 入澤夢仁様
  埼京主管支店 安全推進課 長濱博偉様、渡邊千明様
株式会社ゼンショーホールディングス
人事部人財開発課 阪田啓太様、津金由紀奈様

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キャリア教育で2社の話を聞く

6学年担任一同

本校の6年生は、一年を通してキャリア教育に取り組んでいます。1回目は陸上選手の方に来ていただき、挫折を繰り返しながらも自分の目標に突き進んでいく姿から多くを学びました。2回目は、地域の様々な職種の方に来ていただいて話を伺い、これからの自分に生かせることをみつけました。そして、今回はゼンショーホールディングスの方とヤマト運輸の方に来ていただきました。今回は企業の方ということで、企業の方がどのような思いで仕事に向き合っているのかについて、児童は大変興味をもって授業に臨みました。
ゼンショーホールディングスさんは、企業名だけ聞くと、どのようなお仕事かぴんとこなかったものの、「ココス」「すき屋」など、具体的なお店の名前を聞くと、児童は「あ~あ!行ったことがある!」と、とても身近に感じたようです。外食産業というと、いかに利益をあげるか、いかに効率的に仕事をするか、そのようなお話になるかと思っていたら、「世界の飢餓をなくす」という会社挙げての目標やいかにお客様に喜んでもらえるかのサービスの徹底など、社員の方の熱い思いが伝わってくるお話しでした。また、「様々な視点で物事を見つめると、視野が広がり見えていなかったことが見えてくる」、また、「自分で決めつけていたことがそうではない部分にも気づくことができる」というお話に、児童は心を動かしたようです。
ヤマト運輸さんは、児童にとっては、普段から道で目にしたり、自分の家に配送に来ていただいたりと、とても身近な企業です。児童は、5年生の時、社会科の授業で運輸についての学習をしています。どのような過程で物が運ばれていくかの大体は理解していました。でも、今回、直接仕事内容を聞き、いかに素早く正確に物を届けることを心がけているかがよく分かりました。さらに、品物を丁寧に扱う努力や、運送の際の徹底された安全確認には驚きました。そして、何と言っても、児童は「まごころを届ける」の映像に感動していました。届ける人の思いを、受け取る人に運ぶのが仕事だということに映像を観て気付きました。
二つの企業とも、仕事に対することだけではなく、人としてどのような気持ちで様々な物・事・人に向き合っていくといいのかという内容の深いお話しでした。児童は、これから中学校に進学し、さらに高校、大学、就職と長い道のりを歩んでいきます。そのような中で、今日の授業で学んだことは、必ず生きてくると感じました。本当に貴重な授業をしていただきありがとうございました。心より感謝しております。