日  時 平成28年12月13日(火)13:20~14:05
学  校  名 渋谷区立鳩森小学校
実施学年 4年生1クラス(13名)
課 程 等 社会
授業内容 食材破棄がもたらす環境問題
 協力企業 株式会社ゼンショーホールディングス
 人事部人財開発課 松尾隆史様、阪田啓太様

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ゼンショーホールディングスの「未来教室」での気付き

4年担任 戸田 優子

初めに、株式会社ゼンショーホールディングスの紹介から始まりました。どのような飲食店を経営しているのか映像が次々に流れてくると、「あ、知ってる!」の声があちこちから聞かれ、「すき家」が出てきたときは、「行ったことある!」と、一気に関心が高まりました。そして、フード業、つまり「食」を中心とした事業展開をしている会社であることが分かりました。
次に、「何に見えるでしょう」クイズになり、何枚かの絵を見て、それぞれ何を表しているのか考えました。「えー、何に見えるかなぁ。」「あぁそうか、なるほど!確かに見える!」などと、夢中になって答えていました。「同じ絵でも、見方を変えると新しい発見がある」ということに児童も納得していました。
そして、私たちが毎日欠かすことのできない「食」について、さまざまな視点からお話をしてくださいました。まず、世界の食事情について、「飢餓」「貧困」という視点から世界的状況を、写真やクイズを織り交ぜながら教えてくださいました。世界には、お腹いっぱい食べられない子供がたくさんいること、中でも「5秒間に一人の割合で子供の命が亡くなっている」ことを知った時には、ショックを隠せない様子で、「残さず食べようと思いました」「食べ物のありがたさを改めて感じました」など、学習後の感想で述べていました。
次に、日本の食料自給率や食材破棄の問題についても、難しい言葉は簡単な言葉に言い換えながら、分かりやすく教えてくださいました。毎日食べ残しが3000万食出ていること、その食べ残しなどを燃やすのに2兆円のお金がかかるということ、児童にとっては、思いがけない事実ばかりでした。
そして最後に、お店では食べ残しや食品ロスを減らすために、どのような取り組みを行っているのか、説明してくださいました。「すき家」では、お客様のニーズに合わせて牛丼のサイズを7段階に分けるなど、お客様のニーズに合わせて工夫することが食べ残しを減らすことにつながることを学びました。「これからは、食べられる分をしっかり食べるようにします」と感想を述べ、自分の生活に結び付けて考える児童もいました。
今、社会科ではごみの学習をしています。ごみを少しでも減らしていくことが、これからの環境問題を解決するためには欠かせないことを学んだばかりの児童にとって、今回の授業で、食品ロスの問題も忘れてはならないことであると気付くことができました。そして、「今、自分たちにできることは何か」を考える機会になりました。このような素晴らしい機会をくださった株式会社ゼンショーホールディングス、おやじ日本の方々に感謝いたします。ありがとうございました。