日  時 平成27年12月11日(金)13:30~15:20
学  校  名 府中市立府中第五中学校
実施学年 1年生 5クラス(162名)合同、ともだちインタビューと作文はクラス毎
課 程 等  総合的な学習の時間
授業内容 「地域取材の技法を学ぶ」
  ―インタビュー名人になろう―
協力企業  読売新聞東京本社
 教育ネットワーク事務局 高野義雄様

s-府中第五中学校① s-府中第五中学校② s-府中第五中学校③s-府中第五中学校④ s-府中第五中学校⑤

「ボールをつなげた瞬間」

第一学年 学年主任 渡邊 一史

  読売新聞東京支社および教育ネットワークの協力を得て行われた1年生の学習、『インタビュー名人になろう』。 「ボールをつなげた瞬間」は、ある生徒が実際に友だちにインタビューを行って書いた記事の見出しです。
“インタビューのコツ”“インタビュー後のまとめ方のコツ”“書き方の工夫”、そして“最も効果的な見出しをつけるコツ”の説明を受けた後、「ともだちPR」というタイトルで、実際に7分間インタビューを2回行いました。
新聞社の方からいただいたメモ帳片手に、一人一人が生き生きと、そして真剣にインタビューする姿はまさに〝記者気分〟!さらにそのメモを元に、友だちのいいところをPRしようと黙々と記事を書く。とても充実した時間。そして記事が仕上がると、今度は読む人を惹きつける、見出し作りに頭をひねる。生徒の手元をのぞき見ると、「面白い!この子がこんな見出しを!?」と、思わずうなるものも。
最後に再び全体で集まって、代表作品のいくつかを発表し、高野さんが一人一人にコメントをくださいました。「その人のあたたかい人柄がわかる」「熱い気持ちが伝わる」「最後の結びの言葉が素晴らしい」等々、生徒だけでなく、その場にいた私たち教員までもがうれしくなってしまう言葉の数々でした。
1週間後の府中市フィールドワークインタビューが、待ち遠しくてなりません。

生徒の感想文から(抜粋)

○今日の授業から、インタビューする前にも大切な準備があることを学びました。私は、インタビューは相手に質問することだけだと思っていましたが、お話を聞いて、インタビューするときの相手への感謝を伝えるためには、事前にどういった質問をするか、いつ訪問するかを相手に伝えることが必要だということを学びました。私の課題は、一つの質問から様々な質問へとつなげていくことだと思うので、相手がどのようなことをしているのかなどといった事前の学習をしっかりして質問を発展させたいと思います。
○取材する時は新たな疑問を持ってそれを質問していくようにすれば取材不足も減る、また、取材する時のメモの工夫一つで分かりやすい記事が書けることを知った。実際の新聞記事を見て、見出しで全体像がつかめて印象に残ったことから、読む人に関心をもってもらうためには、見出しの工夫がとても重要なことが分かった。私は話す時に早口になってしまいがちなので、ゆっくり質問することを心がけ、あいまいなところはそのままにしないように気をつけたい。
○聞きのがしがないかを確認するために1回文章を書いてみるということがとても印象に残った。今日聞いたことの中には今まで学んだことが色々あり、基本はなんでもおなじだと思った。色々沢山聞くことは大切だが、情報を整理して聞くことをしっかりしようと思った。あいさつやお礼は当たり前だと思っていたが、とても大切なことだと知ったので、改めてしっかりしようと思う。
○インタビューの相手のことを考えて質問することの大切さを学んだ。相手の目を見て話すのはもちろん、ゆっくりはっきりと話す、答えに困っていたら聞き方を変えるなど、自分がインタビューするときにとても役立つアドバイスだった。また、新聞やパワーポイントにまとめるとき、全体の話の流れを作る構成が特に大事だと分かった。実際のインタビューでは、相手のことをよく考えて、感謝の気持ちを込めて取材したいと思う。
○取材のコツやインタビューするときのコツなど、色々知ることができました。私は一つのことに集中してしまうと他のことに集中できないので、これは私の大きな課題です。なので、インタビューをする際、相手の言っていることをメモするのに集中して、メモばかり見ていてはダメなんだと分かり、とてもよかったですし、相手の目を見て話をすることが大事だと改めて思いました。