平成26年度第2回未来教室
日時 | 平成26年4月26日(土) 9:45~10:35 |
場所 | 杉並区立泉南中学校 |
実施学年 | 2年生 3クラス合同 (87名) |
課程等 | 土曜授業(総合的な学習の時間)「キャリア教育」 |
授業内容 | 「明治のお仕事について」 |
協力企業 | 株式会社明治 関東支社 業務部 お客様相談室 臼井 誠 様 |
「職場体験学習」前に企業人に学ぶ
杉並区立泉南中学校長 吉岡 幸子
本校の2年生は、7月上旬に計画している5日間の職場体験学習に向けて様々な取組を行っています。今回はその一環として、株式会社明治の臼井誠様から「働くことの意義」や「社会人になるために必要なこと」について話していただきました。
授業は、スライドに映し出される商品が生徒たちに身近なものであったりすることから、質問にも積極的に手が上がり、スムーズに聴く姿勢をとることができました。話の内容は、会社の概要(理念、事業、組織、商品など)、現在の会社の取組、仕事のやりがい、仕事をする上で大変なこと、中学生時代の夢など多岐にわたりました。仕事の現場にいる方にしか分からない生きた話に身を乗り出して聴いている姿が印象的で、その表情から、話の一つひとつが生徒たちの心に響いているように感じました。臼井様の穏やかな語り口調も生徒たちの心を捉えていたようです。
ある生徒の感想文に「職場体験学習でも自分の望んだ職場ではなくとも頑張って取り組みたい」と書かれていました。社会に出て働くことが必ずしも中学生時代の夢が実現するものとは限りません。しかし、与えられた場で最大の努力をすることの大切さ、努力をしていけばそれが生きがいとなるということが理解されたように思います。
最後に、このたびの授業を快くお引き受けいただいた臼井様とご協力いただいたおやじ日本の皆様に心から感謝申し上げます。
生徒の感想文から
○臼井さんの話を聞いて、自分が将来やりたい職業をこの「職場体験」で体験できる人とできない人がいるけれど、与えられた仕事は責任をもってやる、ということが大切なんだ、と思いました。「職場体験」で自分が将来なりたい職業につけるかとはかぎられていないので、どの職業に当たっても、私は全力でやろうと思いました。
○臼井さんは、思い通りの仕事ではなくてもその後の自分に生かせる様に頑張ってほしいとお話いただきました。私は同じ期間で職場体験をするのなら、出来るだけ内容の濃い一日を過ごしてたくさんの経験をしたいと考えました。職場体験は、そう何回と経験できないチャンスです。職場ではたくさんの裏方の仕事を見つけ、ただ楽しむだけではない、感謝と学びの多い時間にしたいです。
○臼井さんは、子どものころの夢とは全く違う世界に、今いますが、自分の仕事を自信をもって語れるということは、与えられた仕事に楽しみを見つけたからだと思います。私も将来、自分の望む道に進めないことが多々あると思います。でも、それを前向きにとらえ、いつか思い返した時に「よかった」と言えるような人になりたいです。楽しみは自分から行かないと来ないので、積極的に、工夫して、これからを過ごしたいです。
○臼井さんの話、今後の私にどう役立つかを考えていきたいです。どう役立つか、というのは、私は人前に立つのが好きではないし、「目立ちたい!」と思う事は少ない。なのでこれからは積極的に取り組んで、まずは目の前にあることから成功させたい。職場体験を通じて、多くのことに興味をもち、将来の自分にわくわくしています。