日  時2023年11月20日(月)8:50~10:40
学  校  名目黒区立目黒第十中学校
実施学年2年生 4クラス(139名)生徒の希望により各2社の話を聞く
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア教育「職場体験事前学習」
協力企業三井住友カード株式会社
  SMBCファイナンスサービス 東京アンサーセンター 山室哲也様
  SMBCファイナンスサービス 監査部 中村匡宏様
 日本アイ・ビー・エム株式会社
 第一サービス営業部 山崎武洋様
住友生命保険相互会社
 営業統括部 支社マネジメント改革推進室 佐久間弘美様
ヤマト運輸株式会社
 南東京主管支店 人事総務担当 紅林冴佳様

「未来教室」の感想 

第2学年担任一同

協力企業 三井住友カード株式会社様

・自己紹介で勉強することの意義について、ご自分の経験を通してお話ししてくださいました。選択肢が増える、目標をつかみ取るためなど、生徒のやる気を起こさせてくださるようなお話で、とても共感できました。

・「~したい」、「~になりたい」は、実現できることだから、行動を起こそう!失敗してもいい!との言葉がけは、生徒に対していつもかけている言葉ですが、忘れたり、あきらめてしまいがちな言葉なので、引き続き根気よく伝えていきたいと感じました。

・「チャンスはやるかやらないか!」「成長したい!」目標をもって取り組むと、楽しいし、楽しいことはきつくない。普段の生徒指導の中でも共通の大事なお話をたくさんお聞きすることができました。「環境を選ぶ。」「きびしいところにいれば、スキルを得られる。」「目の前のことから逃げないこと。」「夢はかなうかかなわないかは別にして。」など、折々の指導の中で伝え続けていきたいです。

協力企業 三井住友カード株式会社様

・金融のお話の中での信用についてのお話は、すべてに共通する大事な話でした。ルールを守ること、約束を守ることは、日々の学校生活でも繰り返し指導していることで、すべてに通じることだということを、今後の学校生活の中でも指導していきたいと思いました。

・クレジットカードの仕組みやキャッシュレス決済に向けての取組など、大人が聞いていても勉強になるようなお話をありがとうございました。中学生にとってクレジットカードはまだ遠い存在であると思いきや、電子マネーやQRコードにより決済など、身近な部分に落とし込んで話していただき、生徒にとってイメージがつきやすいものとなりました。また、「何のためにはたらくのか。」「仕事を行うに当たって大切なこと」など、記号で働かれている社会人目線のお話は、学校教育にはない、1つのお手本を示していただいたと思います。また、担当者の方が「中学生の時、こういう経験をしたことが今につながっている」という話をしていただいたことが、多くの生徒の印象に残っていました。社会人になってからの心構えだけでなく、今をどう過ごすかの大切さを感じさせてくれる貴重なお話をありがとうございました。

協力企業 日本アイ・ビー・エム株式会社様

・冒頭、本校の卒業生の中で有名な方や、校風等、HPを事前に確認し、リサーチをしてくださっており、子供たちが親しみを持てるような工夫をしていただき、ありがたく思いました。

・ご自分の中学時代についてもご紹介いただき、子供たちの目線に立っての等身大のお話に、子供たちの興味を引き付ける工夫をしていただいていました。

・サクセスストーリーだけでは、反発する気持ちもご理解いただき、失敗談なども交えてのお話で、子供たちも親しみをもてたと思います。

・チャレンジするだけでなく、「勇気を出して逃げることも大切」「自分もほめることが大切」という言葉が印象的でした。

・「仕事以外のことをやってみると、仕事の成績があがる」。仕事だけしかしていない自分には、いい刺激になるお言葉でした。人間教育に携わるからには、視野を広げ、なにか新しい世界をみてみることも大切だと思いました。

・生きていく目的、仕事選びのポイント(①好きなこと気になることを大切に②周りの人の意見も大切に③焦らず自分のペースで)は、これから職場体験をし、将来に向かって自分を見つめなおす生徒たちにとって、貴重なお話だったと思います。私たち教員にとっても、大事にしたい目的であり、ポイントだと思いました。

・貴重な体験談や、ご自分の生き方やプライベートなことも含めてのお話を聞かせていただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。

協力企業 日本アイ・ビー・エム株式会社様

・生徒が親近感をもてるように、ご自分の学生時代についてお話をしていただきました。当時の部活動や先生のお話など学校生活についてのお話に加え、趣味などのお話が、生徒にとっては身近に感じる部分も多くあったように感じました。

・IBMの歴史について、クイズや他の日本企業のお話も交えて紹介していただきました。ノーベル賞受賞者のお話など、生徒が興味をもちやすい話を取り入れてくださったので、生徒も楽しみながら企業について知ることができました。

・お客様に対する想いを様々な視点からお話いただきました。働く意義や、職に就くとはどういうことか、大切な心構えを生徒が学ぶことができました。これから職場体験活動を行う生徒たちにとって、良い意識付けになったと思います。

・仕事に対しての向き合い方として、ときには勇気を出して逃げることの大切さや、チャレンジすることの必要性、自分を適度に褒めることも社会を生き抜くうえでは重要だというお話がありました。ご自身の経験も踏まえたお話だったので、これから社会に出ていく生徒にとって大変貴重な経験になったと思います。生徒が就労に対してイメージをもつことができる貴重な機会でした。

協力企業 住友生命保険相互会社様

・中学生にも理解しやすい言葉を選びながら説明してくださっているのがありがたかったです。

・自分の経験を基にした話が中心だったため、生徒も理解しやすく、イメージしやすい講演だったように感じます。

・中学生にとって職業選択は先のように感じてしまい、それよりも近い高校受験に目が向いてしまいがちだが、中学校生活で得られる経験等が実は職業選択につながるという話は生徒にとって進路選択のヒントになると思う。

・講演の時間がこちらの要望した通りになるのは、当たり前のようだが、大変ありがたい。

・講演の中に動画等を使う場面はなかったが、生徒たちは話をよく聞いていた。また、メモもしっかりとっていたので、講師の先生を招いて講演をしてもらうことの良さを感じることができた。大学の教授の理論は中学生には難しい内容だったが、頑張って理解しようとしていた。

・講師の方の話をとおして、改めて今の中学生に身に付けてほしいスキルや考え方を整理することができた。

・個人的にご褒美は大人になっても大切だと感じた。

協力企業 住友生命保険相互会社様

・一番印象に残ったのは夢の見つけ方のお話です。生徒はまだ中学生ということもあり、将来のビジョンがなかなか持ちにくく、興味がある事を見つけるのも難しいと思います。ですが佐久間さんの自身の体験を踏まえた講演はとても生徒にとっても分かりやすく、自分のやりたいことをイメージするきっかけになる内容だったと思います。

・人との関わり方や、自身の行動選択、考え方などにおいてポジティブシンキングで活動する方が良いというお話がありました。将来の夢が決まっていない生徒にとっては、考え方を少しポジティブに変えることは将来の夢を決めるよりも容易なことであると思うので、試してみようという気持ちになったと思いますし、これが、生徒の将来のやりたいことに繋がれば良いなと思ました。

・生徒にとって「保険って大切なんだろうけど、何から始めていいか分からない。」「保険に入って何ができるの」などというイメージが強いと思いますが、住友生命さんで取り組んでいるVitalityを例に説明していただいたことにより、保険会社ではどのようなことを行っているのかを理解することができたと思います。

・生徒に寄り添った話し方や言葉選びは教員としても本当にありがたく、貴重な機会だったと思います。

協力企業 ヤマト運輸株式会社様

・導入のヤマト運輸さんのクロネコのマークの由来のお話や、「宅急便」と「宅配便」の違いについてのお話など生徒にとって興味がそそられる内容だったと思います。

・機械の力ももちろんありますが、目黒・世田谷区だけでも約800名のドライバーさんがいて、夜通しトラックを走らせているお陰で、早くても次の日に荷物を届けることができているのがすごいと感じました。

・東日本大震災の時、東北はパニックに陥っている中、ヤマト運輸さんがいち早く営業を再開し、支援物資の供給に尽力してくださったお陰でよりたくさんの人々が救われたはずだと感じました。「荷物を運ぶだけが仕事じゃない。お客様の思いも運んでいる」という言葉の通り、たくさんのお客様の思いを背負って仕事をされているのかと思うととても尊敬します。

・ヤマト運輸は荷物を運ぶだけではなく、羽田メンテナンスセンターにおいて家電の修理を行っていたり、羽田メディカルセンターにおいて手術用の医療機器を洗浄していると聞き、多方面で活躍されており感心させられました。

・ヤマト運輸さんのお客様のために仕事をしているという想いが伝わるような講演だったと思います。ありがとうございました。

協力企業 ヤマト運輸株式会社様

・ヤマト運輸さんのロゴマークの由来など身近な話題から、物流の流れやヤマト運輸さんのシステムなどの専門的な話まで、ヤマト運輸さんの理念から実際の取組まで、日頃感じとることができない部分が学べる貴重な機会になったと思います。特に印象的だったのは、東日本大震災が起きた際のヤマト運輸さんの取組です。「場所に運ぶのではない、人に運ぶのだ」という信念と仕事に対する取組み方の大切さが生徒にも十分伝わっていたと思います。何人かの生徒が、東日本大震災の際のヤマト運輸さんの取組に感動したと話に来てくれました。

生徒の感想文から(抜粋)

講師:三井住友カード株式会社 中村匡宏様、山室哲也様】

○僕はお話を聞いて、夢は追いかければ必ず叶うという言葉に感銘を受けました。話を聞く前までは仕事はすごくきついことなのだと思っていましたが、「会社ではいろいろ自由にできる」と言っているのを聞いて、想像していたよりも自由にできるんだと思いました。僕にはまだ夢がありませんが、早く夢を見つけ、その夢を全力で実現していきたいです。

○私はクレジットカードの利用のことを知らなかったのですが、三者間契約の仕組みやカード使用者の権利義務など、今後私がクレジットカードを使用することになった時のために必要なことなので、今回の教室で学ぶことができてよかったです。また、キャッシュレスが社会的な課題の解決につながっていくことを知って驚きました。山室さんが仰っていたように、いろいろなことに挑戦することや厳しい環境が成長につながるということを頭に入れて日々の生活をしていこうと思いました。

〇私はいろいろなことに興味があり、やりたいことが多いのですが、将来どんな仕事がしたいか等は決まっていません。世界的に見て日本には成長性があると聞いて、金融のお仕事にも興味がわきました。なりたい自分ややりたいことが制限されることなくできるように、中学生の今からしっかり勉強して、やりたいことの選択肢を増やしていこうと決めました。お話しいただいた「何かしたい!なりたい!は必ずなれる」「やりたいことがあるのなら絶対やった方が良い」「自分のやりたいことは環境を選ぶ」という言葉を聞いて、掴めるチャンスは絶対に逃がさないようにします。

【講師:日本アイ・ビー・エム株式会社 山崎武洋様】

○私は山崎さんのお話の中で、好きでなかったことがやっていくにつれてどんどん好きになっていくお話が印象に残りました。私は中学生になってバレーボールを始めました。最初はただつらかっただけのバレーボールがやっていくうちにどんどんバレーボールに愛着がわき楽しくなってきたことを思い出しました。教えていただいたこのお話を生かし、これからの生活も頑張っていきます。

〇山崎さんのお話の中で「勇気を出して逃げることも大切!新しいことにチャレンジしてみよう」という言葉がとても印象に残っています。続けることももちろん大切だけど、逃げることも同じくらい大切なんだということに気づくことができました。教えていただいた「気になったことはチャレンジしてみる」という考えを今後の生活に生かして、何事にもチャレンジしていきたいです。

〇私はお話を聞いて、山崎さんが人生で学んだことが印象に残りました。特に、「いやなことは忘れる」「ほめる」「自己肯定感を上げる」ことが今の私にとても大事なことだと思いました。大人になった時には大人だからこそできることに色々チャレンジし、経験を増やしていきたいと思います。そして、好きなことをみつけ、それに没頭していけたらいいなと思います。

【講師:住友生命保険相互会社 佐久間弘美様】

○私は、お話にあった「とりあえずやってみる!行動!」という言葉が印象に残っています。できないからやめるのではなく、どうやっていくのかを考えることが大事だということを知りました。私は失敗を恐れて全く行動せず、後悔してしまうことが多いので、とにかく行動し、自分の得意なことを探し、自分を見つけ出し、それにつながる夢や職業を選んでいこうと思っています。

○私は、佐久間さんの将来の夢や職業の見つけ方の話がとても印象に残りました。今まで私には将来の夢や就きたい職業がなかったので、これから考えていくのにとても参考になりました。そして、今からでも遅くないという希望にもなりました。私は、今回のお話にあった夢や職業の見つけ方とやりたいことは言い続けやり続けるということを意識して、今後の私の進路に役立てていこうと思います。

〇僕は、仕事をするときの心構えとして、自分のやりたいことや得意なこと、価値観なども大切にして続けていくということを聞き、自分が好きなことを生かした仕事をしてみたいと思いました。自分がやりたいことだけをして生活するのは無理だと思いますが、僕自身の長所を大切にした生活をしていきたいと思います。

【講師:ヤマト運輸株式会社 紅林冴佳様】

○私はとても飽き性なので、配達物の搬送など面倒くさくなってしまいそうですが、ヤマト運輸の社員さんがそうならないのは自分の仕事に信念があるからだと感じました。大震災で被災してもなお人の役にたちたいと思える生き方の軸が私にも欲しいと思ました。これからは、紅林さんのお話にもあった通り、自分が何のために何を思ってやっているのかを確認しながら行動するようにしようと思います。

〇私は、東日本大震災の時にヤマト運輸の人たちがボランティア活動など多くのことを支援していたことに感銘を受けました。今後、私は、他人から言われる前に自分で考えて動くことを意識し、自分でできることは自分から行動するようにしていこうと思いました。

○紅林さんがお話の中で見せてくださった東日本大震災の映像がずっと記憶に残っています。映像を見たとき、ただ荷物を運ぶだけではなく、思いを乗せて受け取る人のために運んでいることを知りました。これからは、教えていただいた「誰かのために」という言葉を自分でも意識して生活していきたいと思います。