令和5年度第9回未来教室
日 時 | 2023年11月15日(水)10:40~11:25 |
学 校 名 | 羽村市立富士見小学校 |
実施学年 | 6年生 3クラス(93名)合同で実施 |
課 程 等 | 総合的な学習の時間 |
実施内容 | キャリア教育「将来について考えよう」 |
協力企業 | 株式会社ゼンショーホールディングス |
人事部 人財開発課 松井美憂様、長谷川満優様 |
キャリア教育「将来について考えよう」(その1)
6学年担任 石渡雪乃
本校では、「将来について考えよう」と題し、6年生に対するキャリア教育を計画的・体験的に実践していけるよう教育課程の編成をしているところであります。この度は、NPO法人おやじ日本様のご協力により、今回の授業を開催できる運びとなりましたことに心よりお礼申し上げます。
さて、本日の松井美憂様、長谷川満優様によるご講話には大変共鳴いたしました。何より子供たちの心に響く内容でありました。
「ゆ」という文字が熱帯魚に見えたり、たくさん並んだ「&」が体育座りをしている様子に見えたりすることから、物事を様々な視点から見ることで新しい発見があることを想像することができました。仕事には限りない種類がある一方、世の中にあるあらゆる物やことが「誰か」の「何か」によって生み出されているという見方・考え方に子供たちは気づくことができました。彼ら彼女らが卒業するまでの間、私達教師も繰り返しこのことを意識させ続けて参りたいと考えます。
1.偏見にとらわれずに見方を変えることの大切さ
一つの物事を多角的な視点で見ることで、新しい気づきや課題が見出すことができる。仕事をする上で、見方・考え方を変えることは大きなビジネスチャンスにつながる。
⇒子供たちの多様な見方、考之方を育む教育活動を展開していくよう努めてまいります。
2.世界の食事情と日本の食事情
日本の食料自給率は品目によって様々であるが、世界との流通を通して、食に困らない安定した社会を築いている。栄養不足人口の割合を示すハンガーマップを基に食の仕組みを創りあげており、世界の飢餓と貧困を撲滅するために、この技術を伝えていく。
⇒学校・教育の場で子供たちの知見を広げ、様々な問題に向き合い考える姿勢を養っていきたいと考えます。
3.分業によって成り立つ社会
牛丼1杯を売るために、多くの職業の方が関わっている。つまり、全ては誰かの仕事でできており、必要のない仕事は一つもないこと。
⇒自他共生を学ぶ学校にとって、これこそ大切な基本理念であるということを改めて感じました。学習も委員会活動などもすべて必要なことで、「必要ない仕事はない」という言葉は児童の心にスッと入ったと思います。人やもの、様々な事象に対して感謝の気持ちをもつ子供たちを育成していきたいと考えます。最後に、子供たちに向けて「誰か」の「何か」のために自分の仕事に誇りをもてる大人になってくださいと励ましの言葉をいただきました。質問タイムも丁寧に答えてくださり、ありがとうございました。
本日学んだことを児童たちとしっかりと振り返り、児童たち自身のキャリアを見通す活動を今後も継続してまいりたいと存じます。