令和4年度第29回未来教室
日 時 | 2022年12月9日(金)13:35~15:25 |
学 校 名 | 目黒区立目黒中央中学校 |
実施学年 | 中学2年生 5クラス(202名)クラス毎に実施 |
課 程 等 | 総合的な学習の時間 |
実施内容 | キャリア教育 「プロに聞く会」 |
協力企業 | 株式会社三井住友銀行 |
ホールセールス統括部 小沼弘樹様 | |
アマゾン ウェブサービス ジャパン合同会社 | |
金融事業統括本部 アライアンス推進営業部 松川将士様 | |
アマゾン ジャパン合同会社 法務部 小山普資様 | |
三井住友カード株式会社 | |
アクワイアリング統括部 稲見和之様 | |
SMBCファイナンスサービス(株)カードファイナンス推進部 | |
渡邊達也様 | |
株式会社ゼンショーホールディングス | |
人事部 人財開発課 池田 光様、松井美憂様 | |
読売新聞東京本社 | |
教育ネットワーク事務局 高見丈滋様 |
「プロに聞く会」の感想
居駒秀保
今回、第2学年の職場体験に向けての事前学習の一環として「プロに聞く会」を実施することができたことは、生徒にとって、とても有意義な学習の機会になったと感じています。
普段、生徒たちは、学校の授業中心の学習機会で多くのことを学んでいますが、「プロに聞く会」では、学校内では学べないような実際に社会で働いている方々のお話を聞くことにより、望ましい勤労観や職業観を育んだり自己の生き方を考える機会を得られたと思います。
そして生徒たちは、講師の方々の職業を通しての生き方を学ぶことができたり、働く喜びや苦労を知ったりすることができたと思います。また、将来の夢や職業を思い描き自分にふさわしい職業や仕事への興味・関心を高めることにもつながりました。
「プロに聞く会」で学んだことを生かして、生徒たちがより充実した職場体験にしていけるようにと願っています。講師の方々には心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
生徒の感想文から(抜粋)
【講師:株式会社三井住友銀行 小沼弘樹様】
○お話を聞いて、働くとはどういうことなのか、働く意味、働く際に大切なことなど、たくさんのことを学ばせていただきました。働く中で辛いこと、苦しいこともたくさんあるけれど、誰かに感謝された時の達成感、やりがいを感じることのうれしさが自分を動かすということを知ることができました。
○自分はどうしたいのか、他人の意見に惑わされず自分の意見をはっきりさせ、がむしゃらに働きながら色々なことに挑戦し、可能性を信じて前向きの行動してみることが大切なのだと思いました。また、働くとは何なのか、なぜ働くのかなど、これから生きていく上で必要になる色々なことを学べて、本当に良かったです。
○その仕事に何のためについたのか、自分はどうしたいのかを常に考えることが大切だったり、チャレンジする、動きながら考える行動が大切で、チャレンジしないということは経験できないことと同じ、経験しなければ一歩を踏み出せないという心構えを学びました。三井住友銀行さんの“働いている人は全員が同じ理念を持たないと成果は得られない”という理念を聞いて、自分もしっかりした理念をもって日々生活していきたいと思いました。
【講師:アマゾン ウェブサービス ジャパン合同会社 松川将士様、アマゾン ジャパン合同会社 小山晋資様】
○失敗を恐れないという言葉がとても印象に残りました。今回の話を聞いていなかったら、失敗はこわくてはずかしいというイメージが続いていたと思います。だから、失敗は挑戦した証というのはこれまでの考え方を変える大事な言葉でした。好奇心も大切にして辛抱強くチャレンジしていきたいと思いました。職場体験の班長として、失敗しても、経験として大切にしていこうと思いました。
○松川さんが小学生のころから大人になるまで様々な夢をもってそれを追いかけ続けているのはすごいと思いました。「勉強していて損はない」という言葉は、将来の夢を1度も持ったことがない私の心に大きくひびきました。また、今回教えてもらった、失敗を挑戦の証として大切にすること、また、様々のアイデアを出すことを、私も行っていきたいと思いました。
○失敗を重ねていくことで成長できる。どんな人でも失敗はするものだから、失敗から学ぶことを大切にしていく必要があると感じました。細かく明確に目標を立てることで、自分の道が見えてくると思いました。これからは、積極的に物事に取り組んだり、目標を明確にして、過ごしていきたいです。
【講師:三井住友カード株式会社 稲見和之様、SMBCファイナンスサービス株式会社 渡邊達也様】
○将来クレジットカードを使う年齢になった時、どうすればよいかを考えることができました。クレジットカードは便利なこともあるけど、使い過ぎで借金をしてしまったり、手数料がかかったりもする。だから、しっかり気をつけたいと思いました。また、自分がやるべき目標をしっかりもって、そのために色々な仕事や活動をしているのは素晴らしいと思ったし、私も見習いたいと思いました。
○稲見さんや会社の目標でもある「自分だけのことを考えるのではなく、周囲も豊かにする(したい)」という気持ちを聞いて、そのことは、どの仕事でも大切なことだと思うので、しっかりと頭に入れて、仕事を通して社会に貢献していきたいと思いました。また。中学生へのメッセージとしていただいた「いろいろな経験をする」「好きを見つけて探求する」ということを実践していきたいです。
○キャッシュレス社会を実現することを目指していて、そのために、多くの人にカードを持てもらうこと、知ってもらうこと、買い物ができる店を増やすこと、安全、安心、便利に使ってもらうことに取り組んでいるのだと知りました。仕事内容以外にも、「自分の好きなことや得意なことを見つけてほしい」というお話を聞いて、好きなことを見つけて、将来、社会に役立つような人になりたいと思いました。
【講師:株式会社ゼンショーホールディングス 池田 光様、松井美憂様】
○人は目標があるから頑張れることや見方を少し変えるだけでも全く違うものに見えることを学びました。ゼンショーホールディングスの「世界から飢餓と貧困を撲滅する」というミッションを聞いて、自分でも小さいことからでもやっていくことで変わっていくので、小さいことからでも少しずつやっていくようにしようと思いました。世界には必要な仕事がない国があることも学ぶことができてよかったです。
○お話を聞いて、自分も仕事に就いたら目標をかかげて頑張っていきたいと思いました。また、様々な視点から物事を見ることを教えてもらって、新たな発見をしていきたいと思いました。世の中は誰かの何かによって成り立っていて、必要のない仕事はないと教えてもらって、将来の仕事についての考えが深まりました。
○ゼンショーホールディングスは365日選べる楽しさを提供したいという目標のために色々な店を出していることを知り、あまり知られていない会社は店のためにたくさんの目標を掲げていることが分かった。さらに、世界から貧困と飢餓を撲滅する、世界中に食の仕組みを創り上げるという使命・ゴールをビジネスという形で行っていることを知り、目標をしっかり持つことの大切さが分かった。見方を変えて多角的にみることを、これからの職場体験でも生活でも心がけていきたい。「必要のない仕事はない」という言葉もしっかり覚えておきたい。
【講師:読売新聞東京本社 高貝丈滋様】
○普段、普通に読んでいる新聞が取材をしたり記事を書いたり、印刷をする人たちの仕事の上に成り立っていることを改めて感じました。友達との会話程度で取材するのは簡単だけど、遠くまで出かけて初対面の人に取材するのは大変なことだと思います。これから新聞を読むときは、今回学んだことを思い出しながら、身近に感じてみようと思いました。
○お話を聞いて一番驚いたのは、記者の仕事が「ぶらぶら歩く」だったことです。何かと思ったら、記事のネタになることを探すのだと聞いて、そうかと納得しました。また、「1を聞いて10を書く」のではなく、「10を聞いて1を書く」というお話があって、記者の心構えを知りました。メモの取り方も学ぶことができたので、今後、教えてもらったことを実践してみたいと思いました。
○ニュースの違いなどあまり気にしていなかったところを考えることができました。記事の見出しを考えることは思ったよりも難しく、ワンフレーズだけでどれだけ記事の良さを伝えられるのかを考えることができました。これまで新聞をあまりしっかり読んだことがなかったので、これからは今回のお話を思い返して、しっかり読みたいと思いました。