日 時2022年11月15日(火)11:30~12:15
学  校 名 羽村市立富士見小学校
実施学年  6年生 3クラス(98名)合同で実施
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア教育「プロから学ぶ」(第2回)
協力企業株式会社ゼンショーホールディングス
 人事部 人財開発課  加来翔人様 、 池田 光様

キャリア教育「プロから学ぶ」(第2回)の感想

 6学年担任 谷口浩次郎

先日は、公務ご多用の中、羽村市立富士見小学校へご来校いただきまして、また、特別授業「キャリア教育」を開催していただきまして、誠にありがとうございました。

  本校では、「プロから学ぶ」と題し、6年生に対するキャリア教育を計画的・体験的に実践していけるよう教育課程の編成をしているところであります。この度、NPO法人おやじ日本様のご協力により、出前授業を開催する運びとなりましたことを心よりお礼申上げます。

  さて、本日の池田光様、加来翔人様によるご講話には大変共鳴いたしました。何よりも子供たちの心に響く内容でありました。

  「ゆ」という文字が熱帯魚に見えたり、たくさん並んだ「&」が体育座りをしている様子に見えたりすることから、物事を様々な視点から見ることで新しい発見があることを想像することができました。仕事には、限りない種類がある一方、世の中にあるあらゆる物、ことが「誰か」の「何か」によって生み出されているという見方・考え方に子供たちは気づくことができました。

彼ら彼女らが卒業するまでの間、私達教師も繰り返しこのことを意識させ続けて参りたいと考えます。

 1.偏見にとらわれずに見方を変えることの大切さ

 一つの物事を多角的な視点で見ることで、新しい気付きや課題が見出すことができる。仕事をする上で、見方・考え方を変えることは大きなビジネスチャンスにつながる。

 ⇒子供たちの多様な見方、考え方を育む教育活動を展開していくよう努めてまいります。 2.世界の食事情と日本の食事情

 日本の食料自給率は品目によって様々であるが、世界の流通を通して、食に困らない安定した社会を築いている。世界の飢餓と貧困を撲滅するために、この技術を伝えていく。

 ⇒学校・教育の場で子供たちの知見を広げ、様々な問題に向き合い、考える姿勢を養っていきたいと考えます。

 3.分業によって成り立つ社会

 牛井一杯を売るために、多くの職業の方が関わっている、つまり、全ては誰かの仕事でできており、必要のない仕事はないこと。また、仕事は見えないループでつながっているということ。そして、子供たちも近い将来、このループに入っていくということ。だからこそ、今のうちからこのループを知り、世の中への感謝の気持ちをもつこと。

 ⇒自他共生を学ぶ学校にとって、これこそが大切な基本理念であるということを改めて感じました。人や物、様々な事象に対して感謝の気持ちをもつ子供たちを育成していきたいと考えます。最後に、子供たちに向けて、「誰か」の「何か」のために自分の仕事に誇りをもてる大人になってくださいと励ましのお言葉をいただきました。

 今回学んだことをしっかりと振り返らせ、自分自身のキャリアを見通す活動を今後も継続してまいりたいと存じます。本日は誠にありがとうございました。