日  時 2022年9月17日(土)8:40~9:25
学  校  名目黒区立大鳥中学校
実施学年1年生 5クラス(162名)合同で実施
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア教育「進路を考える日」職業講話
協力企業株式会社ゼンショーホールディングス
   人事部 人財開発課 池田 光様、磴 胡都様

「進路を考える日」の講話で考えたこと

第一学年教員 西岡恵美

先日はお忙しい中、大鳥中学校1学年の生徒のために貴重な講演会をしていただき、誠にありがとうございました。講演会で分かりやすく、そして興味深い内容をお話ししてくださった、池田 光様、磴 胡都様にあらためて御礼申し上げます。

 今回の講演会では「様々な視点から物事を見よう」「どうして働くのかを考えよう」という2つのテーマを設け、お話をいただきました。

日本は飽食で、食料に困ることがない時代に生きる私たちですが、今回のお話で世界では9人に1人が一日の食料に辿り着けていない事実に生徒は大きな衝撃を受けました。多くの生徒がゼンショーホールディングス様のビジョンである“世界から貧困と飢餓を撲滅する”という言葉に感銘を受け、給食の際には残食を減らすように意識している生徒も見られます。小さなことかもしれませんが、この小さな変化が今後の生徒たちの大きな成長に繋がっていくと感じています。

 また、なぜ働くのか、という問いにおいては、「仕事に必要のない仕事はない」というキーワードがとても印象に残ったようでした。学校生活の中でも、委員会や係活動など、一人ひとり「仕事」がありますが、その一つ一つの仕事にもきちんと意味があり、自分がいなければ学級や学年、学校が上手く回っていかないことにも気づくきっかけをいただきました。同時に、生徒たちの自己肯定感を高めるとても良い機会となりました。

 今回の講演会での内容を、今後の生徒たちの進路選択、職業選択にも生かせるよう、私たち教員も尽力していきたいと思います。この度は、誠にありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

○今回は「進路を考える日」として、自分自身の将来について真剣に考えるきっかけになりました。1杯の牛丼を作るだけでも、材料を作るところから食べるまでに沢山の作業と過程があり、数知れない苦労があることが分かりました。また、お話を聞いて、ただお金を稼ぐのではなく“誰か”の“何か“のために進んで物事に取り組める、そんな大人になりたいと心底思いました。本当に貴重な時間でした。

○本日は、お忙しい中、私たちのために進路のお話をしていただきありがとうございました。私は今まで自分がどんな仕事に就くのか、大人としてやっていけるのか、心配なことが沢山ありました。ですが、自分が好きなことややってみたいこと、そんなに小さなことでもチャレンジ精神を持ってやっていけば上手くいくというような言葉を聞いて、すごく自信がわいてきました。これからも色んなことに挑戦し、ゆっくり時間をかけながら仕事のことを考えていきたいです。

○僕は、今日の進路を考える会で、1つの仕事はその仕事だけではなくいくつもの仕事が関わり支えられていることを知りました。仕事といえばただお金をかせぐというイメージが強いのですが、仲間と協力することのやりがい、そして目標があることが分かりました。仕事をするのは大変だとは思いますが、大変と思うだけでなく、何か目標をもって社会に出ていくようにしたいとしたいです。