令和3年度第24回未来教室
日 時 | 2022年1月18日(火)13:40~15:30 |
学 校 名 | 目黒区立目黒中央中学校 |
実施学年 | 2年生 5クラス(196名)希望により5グループに分かれて実施 |
課 程 等 | 学級活動 |
実施内容 | キャリア教育「プロに聞く会」 |
協力企業 | 株式会社三井住友銀行 |
経営企画部 サステナビリティ推進室 西垣正司様 | |
アマゾン・ウェブサービス・ジャパン合同会社 | |
金融事業統括本部 アライアンス推進営業部 松川将士様 | |
金融事業統括本部 保険営業本部 広恵幸輝様 | |
日本水産株式会社 | |
CSR部 CSR課 田添沙織様 | |
三井住友カード株式会社 | |
経営企画部 サステナビリティ推進室 西室順司様 | |
総合リスク管理部 阿部智子様 | |
読売新聞東京本社 | |
教育ネットワーク事務局 住吉由佳様 |
キャリア教育「プロに聞く会」を終えて
校長 西田友幸
将来社会に巣立つ生徒たちに「働く」ことの意義や色々な仕事があることを学ばせることは、大きな意味があります。そのために毎年実施している「職場体験」ですが、新型コロナウイルス感染防止対策の観点から実施できませんでした。しかし、お忙しい中多くの企業の方々においでいただき、職場体験を行う以上の大きな「学び」を生徒たちは体験でき幸せでした。本当にありがとうございました。
第2学年主任 勝部篤
この日が来るのを楽しみにしていた生徒達でした。だから、少しでも「おもてなし」の心を表したいという実行委員の発案で教室の装飾を行ったようです。現職の方がお話をしてくださる内容なので、大変説得力があり聞いていた私もためになりました。ありがとうございました。
担当 山口友梨香
実施前から色々な学校側の要求を全て「子どもたちのために」という観点でご理解いただきありがとうございました。実行委員への指導が隅々まで至らず、ご迷惑ご不便をおかけしたことをお詫びいたします。しかし、優しい皆様の「お心」で子供たちは充実感一杯で「職業講話」を終えることができました。ありがとうございました。
担当 和田悠太
社会科教員の立場も含めてお話を聞かせていただきました。企業名の由来や細かい流通のシステムまでお話しいただき、私自身も大変勉強になりました。ですから、生徒が多くのことを学べたのは言うまでもありません。今後ともご協力いただけると幸いです。ありがとうございました。
担当 寺島利幸
日常から「言葉には力がある」と生徒たちに話しています。そのことが色々な企業の方々の「生徒のために一生懸命話をしてあげよう。」「少しでも将来のためになれば。」というお気持ち感じるお話だったからこそ、微動だともしない生徒たちの聞く姿勢に表れていたと思います。内容も大変具体的で今後の進路学習に必ず生かせる時間となりました。本当に感謝いたしております。
C組 林勇太
生徒と同じ気持ちでこの日を楽しみにしておりました。ですから、色々な企業の方のお話が伺えて楽しかったです。私自身も日常生活で疑問に思っていたことのご回答をいただけ、今後の進路指導に生かせます。ありがとうございました。
E組 島﨑遥加
ご自身の生い立ちや「なぜこの職業に就こうと思ったのか」というきっかけなどもお話しくださり、生徒たちが話に引き込まれていく様子を肌で感じました。私自身もそうですが、色々な学生時代の経験から今の職業があると思います。今回の職業講話で必ず日々の学校生活を大事にしながら、自分の進む道を考えていくことと思います。お忙しい中、本当にありがとうございました。
副担 岩永義紀
「働くことの意義」や「やりがい」「大変なこと」など日常の進路学習や道徳を通じて指導はしておりますが、やはり現場の第一線で働いていらっしゃる皆様の言葉には、説得力があり話を聞いている生徒の瞳を見てそのことを感じました。インターネットなどで情報がすぐに収集できる現代ですが、生の情報は生徒たちの強い刺激になったことと思います。またお世話になることがあると思いますが、よろしくご指導ください。本日はありがとうございました。
しいの木担任 塩原正一郎
特別支援学級の生徒たちは素直で好奇心が旺盛です。そんな子供たちの「期待した内容」通りのお話をしていただき本当にありがとうございます。学級に帰ってくるなり「面白かった!」「僕は絶対○○に勤めるよ。」などと口々にしている子供の笑顔を見て嬉しかったです。またこのような機会があるかもしれませんが、どうか生徒たちのためにご協力ください。ありがとうございました。
生徒の感想文から(抜粋)
【講師:株式会社三井住友銀行 西垣正司様】
〇今回の講話で、自己成長や社会の役に立つためなどに人は働くこということが分かりました。また、好きなことに取り組んだり苦手なことを克服することに本気になったり、一生懸命になれることは素晴らしいという最後のメッセージがとても印象に残りました。貴重なことをたくさん学ばせていただいた貴重な時間でした。
〇西垣様がおっしゃっていた「好きなことに夢中になるのはすごいこと。失敗しても得られるものが必ずあるはず」というお言葉にすごく勇気をいただきました。私も好きなことに一生懸命に取り組んで、失敗をしてもいいからこれからの人生と向き合っていこうと思いました。自分のやりたい仕事、働く意味を考える、いいきっかけになりました。
〇講話の中で「失敗をしても得られたものがキャリアにつながる」という言葉が印象に残りました。自分はこれから失敗することが何度もあると思います。しかし、その経験を無駄にせず、自分のことを考えるきっかけにできるようにしたいです。他にもいろんなお話がありましたが、このことを忘れずに自分の将来について考えていきたいです。
【講師:アマゾン・ウェブサービス・ジャパン合同会社 松川将士様、広恵幸輝様】
〇松川様のお話で特に印象に残ったことは「失敗は生かされる」ということです。実際にスマホでの失敗がアレクサに生かされていると聞き、私も色々失敗しているけどそれをバネにして成功するといいなと思いました。講話では他にもたくさんのことを学びましたが、特に「失敗が成功につながる」ということを忘れないでこれから生活していきたいと思いました。
〇職場体験ができない僕たちのために話をしてくださりありがとうございました。話の中で特に覚えているのはアマゾンの創設者ジェフ・ベゾスさんについてのお話のなかにあった「失敗を恐れるな」という言葉です。僕は学校や外を歩いているときに、周りから失敗を見られるのが嫌で、外に出るのが大嫌いでしたが、最近は積極的に外に出たり新しいことに挑戦してみようと思うようになりました。今、これまで全く読んでこなかった分野の本に挑戦しています。
〇職業講話で印象に残ったことは「失敗は成功へのプロセス」という言葉です。私は幼い頃からチャレンジすることが苦手です。チャレンジの機会があっても逃げることが多かったです。そのため、今でも新しいことにチャレンジすることがあまり得意とはいえません。ですが、広恵様のお話を聞いて、失敗しても大丈夫だと思えるようになりました。これからは沢山のことにチャレンジしていきたいです。
【講師:日本水産株式会社 添田沙織様】
〇自分の夢はなかなか決まらないし、やりたいことがあってもなれるか不安だった私に、「大丈夫。必ず将来は自分のためになる」という大切なことを教えていただいて、さらに前向きな考えに変化し、様々なことに興味が持てるようになりました。「何になれるか」ではなく「何になりたいか」。これを私のなかで大切な考えにしていきたいです。今回の職業講話でたくさんのことを学ぶことができてよかったです。
〇職業講話では様々なことを学びました。そのなかでも私の心に残ったのは「自分が弱みだと思っていることも見方を変えれば強みだ」という言葉です。将来働くうえで、自分の弱い部分も、見方を変えて強い部分だと考えるようにしたいと思います。そして、色々なことに挑戦し、可能性を広げていきたいです。今回学んだことを将来に活かしていきます。
〇職業講話では私が知らない世界に触れることができました。お話では焼きおにぎりの話がよく印象に残っています。焼きおにぎりはどこかのだれかが仕事をしてくれるから食べることができる。一つでも仕事が欠けたら焼きおにぎりは食べられないかも知れない。今まで当たり前と思っていたことが当たり前のことではなかったことを改めて知ることができました。食べ物を食べるときには今回学んだことを思い出し、感謝して食べるようにしたいと思います。
【講師:三井住友カード株式会社 西室順司様、阿部智子様】
〇西室様の「みんなのhappyのために仕事をしている」というお話から、自分や家族のためだけでなく、カードの利用者全員の安心安全のために責任を持ち仕事をしているという思いに感銘を受けました。私自身、得意なこと好きなことがいくつかあるので、職業や将来のことを考えることはとても楽しいです。そのため、これらをいかして良い社会の一員になれたらいいなと思っています。
〇阿部様のお話の中で、「ゼロのベースから前に踏み出し考え抜く力が必要」というお言葉がとても心に残っています。これからは機械中心の社会。言われたことをやるのは機械で十分。これからの社会を生き抜くには、これ程の力強さ、積極性が必要なのだと改めて思い知らされました。だからと言って、ここで怖気づかずに進んでいきたいと思います。
〇今までカード会社がどのような仕事をしているのかよく分かりませんでしたが、お話しを聴いて、カード会社の仕事内容がよく分かりました。その中で特に印象に残っているのは「お客さま起点」という言葉です。ノルマや期限があるなかでも常に相手の目線に立って物事を進めていくという考え方に感銘を受けました。「スピードとクオリティ」を大事にしているということを聴いて、社会人として大事にすべきことや基本的な考え方を学ぶことができました。
【講師:読売新聞東京本社 住吉由佳様】
〇職業講話の貴重なお話で、新聞記者が普段何をしているかや、仕事のやりがい、大変なことなどを学び、よく分かりました。その中で特に印象に残ったのは「伝えることで人の役に立つ」という言葉です。時には政治の大局なども動かす記事を書く新聞記者の使命感や正義感に触れることができて、とても印象に残りました。また、編集会議の様子から、自分が書いた記事に自信や誇りを持っている様子が伝わって来て、私も自分がやることに自信が持てる人間になりたいと思いました。
〇職業講話を聞いて、新聞が複数の場所への取材や会議を通して作られていることを知り、驚きました。多くの人が関わって作り上げた新聞からは「誰かの役に立ちたい」という思いが伝わってきます。また、講話では「ネットニュースが全てではない」という何より大切なことを教えていただきました。住吉さんのお話は「時々は新聞に触れてみよう」と思うきっかけになりました。貴重なお話を本当にありがとうございました。
〇職場体験ができない僕たちに貴重な話をしてくださりありがとうございました。話の中で特に覚えていることは、住吉さんが本当に就きたかった仕事に就けなかったということです。考えてみれば、自分が望んでいる仕事に就ける人の方が少ないと思いますが、よく考えさせられました。今の僕には曖昧ながら将来設計がありますが、予定通りに進むわけがないということに気づきました。それで、その時にどう対応するかをこれからよく考えていきたいと思います。