日  時2021年7月8日(木)10:45~12:20
学  校  名中野区立桃園第二小学校
実施学年3年生 2クラス(61名)合同で実施
課 程 等理科
実施内容「チョウの楽しさ」
協力企業日本鱗翅学会会員・日本蝶類科学学会会員
  浅野正博様、倉沢良章様

理科「蝶の楽しさ」の学習

3年担任 山口 直子

先日は、子どもたちのためにお越しいただきありがとうございました。子ども同様、私も初めてみる物ばかりで驚きの連続でした。10mも伸びる網をいとも簡単に操りチョウを捕まえる姿には私も釘付けでした。チョウの標本も傷もないくらい綺麗に作られていて、どうやって作るのか見てみたくなりました。子どもたちは、お礼と感想のお手紙の中に、カラフルな大きなチョウをかいていた子どもが多くいました。子どもたちにとって強く印象に残ったのだと思います。

「チョウとガは仲間」という所では、単純に見ただけでは区別がつかないものだということを知りました。小学校高学年のとき、虫が苦手だったので克服を兼ねて自由研究で「ガ」について調べたことをふと思い出しました。ほとんど本の引用でまとめたものでしたが、鱗粉についても調べました。けれども、羽が鱗状になっていることは覚えておらず、学習後にすぐに調べてみました。鱗粉は翅の表面の毛が、平たく変化したもので敵や危険から身を守るのに役に立つこと、翅の縁に沿って神経がありその温度調節にも鱗粉が関係していることなどが分かりました。教材でチョウやガを捕まえる時に翅を触わったり虫かごに入れて観察したりすることを当たり前に行ってきましたが、チョウやガにとっては危険なことだったのではないかと考えてしまいました。

いただいたアゲハチョウのさなぎも無事に成虫になり、逃がすことができました。今までは、観察を重視し過ぎていた私もすぐに逃がすことを選択していました。体験から学んだことは、人の行動や考え方も変える機会になることを改めて感じました。これからも子ども共に学んでいきたいと思います。貴重なお時間を過ごせたことに感謝しております。ありがとうございました。