日  時2021年7月2日(金)13:35~15:25
学  校  名杉並区立東原中学校
実施学年1年生 2クラス(76名)クラス毎に2社の話を聞く
2年生 3クラス(84名)    〃
3年生 2クラス(76名)    〃
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア教育「生き方を学ぶ講座」~企業の人の話を聞く会~
協力企業1年生 日本水産株式会社
      CSR部 CSR課 畝尾規子様
    読売新聞東京本社
     教育ネットワーク事務局 石橋大祐様
2年生 株式会社ゼンショーホールディングス
     人事部 人財開発課 辻田功暉様 関礁平様
    株式会社J T B
      教育第二事業部 営業第二課 杉田麻衣様
    株式会社三井住友銀行
     経営企画部 サステナビリティ推進室 竹田達哉様
3年生 三井住友カード株式会社
     経営企画部 広報室 小林奈央子様
    日本4アイ・ビー・エム株式会社
     東京ラボラトリー 清野薩夫様

「生き方を学ぶ講座 ~企業の方の話を聞く会~」の授業を終えて

 1年A組学級担任 海野 華奈   

《協力企業》 日本水産株式会社

 ニッスイの名前で親しまれている、日本水産は創業110年を超える老舗企業ですが、現在も冷凍食品を中心に、多くの食品が販売、流通している大企業です。本日お越しいただいた畝尾さんの講話で特に印象に残っているのは、「みんなループのように繋がっている」ということです。冷凍の焼きおにぎりが作られて、消費者に届くまでに、さまざまな過程や多くの人々が関わり合っているということを再確認し、自分の生活には多くの人が関わっていることで成り立っているのだと強く思いました。また、「働く」と言うことに対して、「3つの『み』」を大切にしてほしいともお話されました。「いろいろなことに興味を持つこと」「誰にも負けないという強みを見つけること」「私たちの生活は誰かの仕事でできていることを知って、働いている人に感謝(ありがたみ)すること」、「興味・強み・ありがたみ」という3つの「み」です。「働く」とはどういうことかという漠然としものではなく、具体的にこうしていくことということを示していただき、生徒たちも何を目標に生活をしていけばよいかが見えたようです。私自身も、自分の生活は多くの人の支えで成り立っていることを意識して日々を送っていきたいと強く思いました。

 1年B組学級担任 間瀬 薫    

《協力企業》 読売新聞東京本社

 読売新聞東京本社の石橋さんをお迎えして、具体的な仕事内容や仕事の裏側についてお話していただきました。現場の生の声を直接聞く貴重な機会に生徒も真剣に聞き入り、反応していました。

お話の中に、自分の仕事に対しての誇り、仕事をする上で欠かせないことを教えていただきました。改めてこのような視点で考えることにより、現在の生活についての感謝の心が芽生え、その気持ちを噛みしめながら過ごしていくことができ、視野を広げることができると感じています。また、生徒とのかかわり方が非常に上手で、教員の私も、すごく勉強になりました。私自身、よりよい話し方、伝え方について課題を持っていたところだったので、抑揚、テンポなど学ぶべきところがたくさんあり、今後の自分に生かしていければなと思います。将来の夢については、漠然としたイメージを描いている段階という生徒が多いですが、今回のお話で、いずれ自分たちが社会に出ていくこと、そして働くということの意識が強まったと思います。

第2学年担任

《協力企業》 株式会社ゼンショーホールディングス 株式会社JTB 株式会社三井住友銀行

 第2学年では、株式会社ゼンショーホールディングスと株式会社JTB、株式会社三井住友銀行の3社の方を講師に迎え、「中学生の頃の自分」や「仕事の内容やその仕事に就いた理由、動機」、「仕事に就くための条件や必要な資格」、「仕事のやりがい」などについて、さまざまな視点やさまざまな角度からのアプローチで講演をしていただきました。本校第2学年では、キャリア教育の一環として、これまでに「職業調べ」や「レディネステスト」など、職業に関する学習を行ってきました。その学習を深めるとともに、実際の体験を通して、職業や将来についての適切な考えを身に付けさせるため、9月から「職場体験」もしくは「職場訪問」を実施する予定です。その活動を控え、事前に企業の方々の話を聞く機会をもつことができ、働くことへの関心や興味をより高めることにつながりました。

 熱意に満ちあふれた講演が印象的だった食の会社である株式会社ゼンショーホールディングスでは、“一杯の牛丼”から「なぜ日本が食に困らないのか」や「その牛丼ができあがるまでにどんな仕事が関わっているのか」を、グループ活動を通して考えさせてくださり、生徒たちは活発に意見を交わし、考えを深めることができました。また、世の中は「誰か」の「何か」によって成り立っており、“必要のない仕事はない、大切なことは、自分の仕事の役割や特徴に誇りをもつこと”であるという「働くことの意義」を深く学ぶことができました。

 修学旅行などの添乗でお世話になる機会も多い株式会社JTBでは、「旅行業」にはどのような仕事内容があるのか、このコロナ禍の中でできるサービスはないかを開発していることも教えていただき、旅行に関わるもの以外にも多くの仕事内容があり、さまざまな特技を生かすことのできる職業であることを学ぶことができました。また、“自分が好きなこと”、“自分の仕事が誰かに届いたことが身近に感じられること”、“人(働く環境)”の3つを就職活動で仕事を選ぶときの目的にしたことや、中学生の今大切にしてほしいことは、“いろいろなことに興味をもつこと”、“いろいろな人と話すこと”、“まずやってみること”を実践し、好きなことをたくさん見つけることで「引き出し」が広げてほしいという思いを、実体験を通してわかりやすく教えていただきました。

 株式会社三井住友銀行の講演は、家族が仕事をしているところを絵で描けますか”という視点から、「働くと仕事の違い」について考えることからはじまりました。会社で働いていると具体的な仕事内容を思い浮かべることが難しいという話に、生徒たちはさまざまな職業を思い浮かべながら共感していました。また、具体的な仕事内容を思い浮かべることの難しい銀行での具体的な仕事内容や金融の役割、銀行業務を通じてSDGsの達成のために何ができるかを考え取り組んでいることなど、普段馴染みのない仕事内容や少し難しい業界の専門用語の一端に触れることのできる機会となりました。さらに、中学生の頃に出会った映画がきっかけで金融の道に進みたいと思い、その夢を叶えただけでなく、今でも「なりたい自分」になるために努力を続け、さまざまな夢を叶えているという話を聞き、将来の夢や目標が明確にもてない生徒にとっては、遠い存在のように感じていました。

 今回の講演を通して、「人に喜んでもらいたい」、「誰かを幸せにしたい」という思いが、職種が違っても、“働くこと”や“仕事”の根底に共通してあるように感じます。コロナ禍によってキャリア教育を受ける機会が失われる中、仕事のやりがいや働くことの意義について知り、将来の選択肢や可能性を広げることにつなげられたとともに、色々な働き方や生き方があることを知り、新しい価値観に出会い、自分が将来どのように生きていきたいかを考えるきっかけとなり、大変有意義なものとなりました。

第3学年担任

《協力企業》 三井住友カード株式会社 日本アイ・ビー・エム株式会社

今回、第3学年では、三井住友カード株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社の方に「働くことの意味や価値」についてご講演をしていただきました。受験を控える中で、企業の方々のお話を聞く機会が持てたことは、大変有意義なものでした。本学年では、これまでに「職業」について様々な角度から指導、説明、学習を行ってきました。昨年度の職場体験が中止となったことを踏まえると、実際に企業で働いている方からお話を聞くことができたことは、生徒の働くことへの関心や興味をより高めることにつながったものと考えます。

 どちらの企業にも共通していたのは、「仲間とともに」仕事をしていること、「誰かのために」仕事をしていること、「より良く新しいものを生み出したい」という信念をもって仕事をしていることの3点でした。職種は異なるものの、取り組む姿勢や仕事に対する取り組み方は共通しているということが感じられました。また、この3点は、仕事だけに限らず、どのような場面においても、また、人間らしく生きて行くうえでも大切なものであると感じました。

仕事内容についても詳しく学ぶことができ、大変勉強になりました。

三井住友カード株式会社では、現代社会が抱える諸問題(少子化による働き手の不足、外国人観光客の増加、新しい生活様式の普及)から、キャッシュレス社会の実現に向け、より便利で手軽に決済ができる方法を研究・開発していることが分かりました。また、使用の用途に合わせて、プリペイド、クレジット、デビットの3種類のカードに分かれていることや、それぞれのメリットやデメリットを学ぶこともできました。

日本アイ・ビー・エム株式会社では、今の世の中にあるあらゆる機器に、開発した半導体などが使われていることが分かりました。お話の初めに、「自分たちの仕事は裏方である」という趣旨の内容がありましたが、お話を聞いていく中で、「裏方」であるからこそできることがあり、「裏方」こそ不可欠な存在であるということを改めて感じました。

生徒たちのほとんどは、自分が何になりたいか、何がしたいかをまだ考えていたり、決まっていなかったりします。生徒の感想を読むと、今回の講演を聞き、新たな発見をしたり、自分のやりたいことについて改めて考えたりするきっかけとなったようです。また、これまでの自分の考えとは異なる視点から物事を考えられるようになった生徒もいるようです。

今回の講演を通して、様々な職種や仕事内容を理解したうえでの進路選択や、将来自分が理想とする職業に就くためには中学校3年間の学びが大切だと再認識し、積極的、主体的に物事に取り組む意欲の向上につながったと思います。

生徒の感想文から(抜粋)

第1学年

《講師》日本水産株式会社 畝尾規子様

○今回の話を聞いて何事にも興味を持つことが大切だと思った。そして、自分の興味があることに打ち込み、それをまた強みにすることで、自分の将来への近道になるのではないかと思った。また、世の中のすべての仕事が見えないループでつながっているため、それをつないでいる人々に感謝することが大切だと分かった。日々から興味、強み、ありがたみをもって生活していきたいと思った。

○まず夢を見つけるということについて何事にも興味を持つことが大事だということを聞くことができ、最近の僕は幼いころに比べていろいろと無関心かつ積極的ではなかったことに気づかされました。なので、これからは、いろいろなことに対して面倒くさがらず、積極的に取り組めたらいいなということを畝尾さんのお話しを聞いて思ったし、思うだけでなく実行に移すことができるよう普段から意識して生活していくことに頑張ります。

○畝尾さんは自分がニッスイになぜ入社しようとしたのかなども話してくれましたが、そこから、何かをしたい、入りたいなどには必ずきっかけがあり、それで興味を持つからだと考えました。一つの商品を作るだけでも沢山の人の「働く」があるんだなと思いました。その作業の一つでもなかったら商品を作ることもできないんだと感じました。これからの人生、興味、強み、ありがたみの3つのメッセージと「身の回りにあるものは誰かが仕事で作ってくれたもの」ということを忘れないで生きたいです。

《講師》読売新聞東京本社 石橋大祐様

○私はまだ社会に出ていないし、将来どういう職業につきたいか、夢や理想もない。でも「働くとは、なりたい自分になること」という言葉を聞いたり、職業についてのほこりややりがいを聞いて、少しだけ大人になり、社会に出て職業につくことに対して希望や期待をもつことができました。いきなり、何の職業につきたいかは分からないけど、「どんな自分になりたいか」から考えていきたいと思いました。

○絶対に嘘をついてはいけない仕事。それはとても責任重大だと思う。新聞記者の方が嘘をつかないために「自分の目で見るまで信じない」と言われた時はおどろきました。しかし同時に、私もやらなきゃなと思いました。私も、自分の目で確かめないでうわさなどを信じてうその情報を流したかもしれません。これからは自分の目で確かめるか、そうでなければ容易に流したりしないようにしようと思いました。私の中に新たな教訓ができました。

○とてもおもしろくいろいろなことを話してくれて、とてもわかりやすく楽しく話を聞くことができた。この話の中で、情報とは何かを判断するために集めるもので、「答」はないというところにとてもびっくりしました。僕は新聞には答えとかそれにちかいことが書いてあると思っていたので、新聞のニュースには「答」の手がかりがあるという話におどろきました。新聞に書いてあることを答だと思わず、ニュースを手がかりに答をさがしていくようにしたいと思いました。

第2学年

《講師》株式会社ゼンショーホールディングス 辻田功睴様、関 礁平様

○今回の講座で、一つの食べ物ができるまでにたくさんの仕事や人が関わっていて、どの仕事が欠けてはいけなくて、大切で重要なものだということが分かりました。いろいろな仕事が関わりあって一つの物がつくられるということを今回の講座で実感しました。小さいころにあこがれていたメジャーな夢、中高生になって自分の進路を考えていくときの夢、実際に自分がつける仕事。多分、この3つすべてが全く同じ人はいないんだなと思いました。

○二人のお話しを聞いて、世界にはこんなに苦しんでいる人がいるのだということが分かりました。私だけでこの世界を変えようとするのはむりだけど、ゼンショーさんのような大きな会社が変えようとするのは、注目を集め、実現できるのではないかと思いました。だから、自分が働く会社を決めるときは、その会社がこの世界をどうしたいか、その会社がこの世界の何を支えているか、しっかり調べ、自分が働いてみたい会社で働きたいなと思いました。

○ゼンショーホールディングスで働いている人たちは中学生のころから外食チェーン店に関わるところで働きたかったのだと思っていましたが、実際は全然違うことを夢にしていたので、夢は変わっていいものだなと思いました。私は今、医者になりたいと思っていますが、食べることが好きなので医者以外の道があるのかもしれないと思いました。「無駄な仕事はない」という言葉を聞いて、どの仕事であっても、どこかで誰かの健康や命を助けることにつながっているのかなと考えさせられたからです。心に残りました。

《講師》株式会社JTB 杉田麻衣様

○JTBが何かも知らなかったけど、話を聞いて、旅行業についてのやりがいや仕事内容、必要な資格などを詳しく知ることができた。企業の方の話を聞く機会は日常生活ではなく、自分の興味のある仕事などや身近にある仕事などしか知る機会がなかったが、今回の「生き方を学ぶ講座」で仕事に対する視野が広がり、他の職業なども調べてみたいと思った。これからの日常生活でいろいろな人と話すことや何かを行動したときに得られる気づきを大切にしていきたい。

○杉田さんは仕事の話をしているとき、すごく楽しそう、嬉しそうで、JTBの仕事が杉田さんに合っているのだと感じた。何十人何百人規模の旅行を計画したりするのは簡単なことじゃないだろうし、大変なことも多いと思うが、楽しそうだったので、JTBの仕事がすごく気になった。小さなキッカケだけれど、“なんでもチャレンジすることが大事”といわれ少しずつでも多くのことに挑戦してみようと思った。夢を追うのは、時にざせつしたり、心が折れそうになることもあると思うけど、やりたいことをしっかり追いかけて、満足する人生にしていきたいと強く感じた。

○私は今、なりたいと思い続けていた職業をやめ、将来の夢のない不安な状態でした。が、今回の授業によって旅行会社に興味がでました。旅行会社だから「旅行」関連だけだと思ったら、ライブや修学旅行、ワクチンの接種会場まであって、私が想像していた会社とは全く違いました。将来についてのアドバイスですが、「勉強が大切」みたいなことを言われるのかと思ったら、違っていて、色々なことに興味を持つ、色々な人と話す、まずやってみるの3つでした。興味を持つというのは大丈夫ですが、あとの2つはこれから頑張っていきます。話を聞く前に思っていたのと違ったので、余計、心にささりました。

《講師》株式会社三井住友銀行 竹田達哉様

○三井住友銀行の名前を聞いたことはありますが、竹田さんが言っていた通り、具体的な仕事内容は思い浮かびそうで思い浮かびませんでした。僕の父は銀行員なので、父と仕事の内容はほぼ一緒なのかなと思いましたが、会社ごと、部署ごとに内容が違うのに驚きました。それとアインシュタインの言葉「今まで通りのことをしていたら今まで通りのことしか得られない」という言葉は、確かにその通りだと思いました。なので、失敗をしたらそこから反省して次に生かそうと思いました。

○銀行は自分が想像しているよりもずっと多くの役割があって、目に見えているところだけがすべてではないんだなと思いました。また、SDGsにかかわっているとは思っていなかったのでとてもおどろきました。自分もSDGsに少しでも協力できるよう、日常から少しずつでも意識して暮らしていきたいと思いました。そして、普段何気なく過ごしている日常でも、自分が見た映画、TV、本などでおもしろい、すごい、やってみたいと思うものがあれば、それはもしかしたら自分の未来を変えるきっかけになるかもしれないので、これからは自分の感性をもっと大事にして生きていきたいと思いました。また、未来の自分が後悔しないかを考え、より時間を大切にして生きていきたいと感じました。

○自分が子供のころになりたいと思った職業をつらぬき通すのはとても難しく、とても成功しづらく、ましてや、その職業をまとめるリーダー的存在になれるのはもっと難しいことです。それを自分の努力で手に入れようとする企業の方はとてもすごいと思う。自分もそうですが、努力をすることはとても面倒くさく、楽に逃げてしまうことがあります。しかし、竹田さんの話からは、諦めないで続けようとする意志がとても伝わりました。僕もそのような人になりたいです。

第3学年

《講師》三井住友カード株式会社 小林奈央子様

○お話を聞いて、どんなことが将来の役に立つか分からないものだなと感じました。些細なことが将来の職業のきっかけになったり、学生時代に大切にしてきたものに助けてもらったりと、自分の人生に必要のない経験なんかないんだから、今の自分に対して、夢が決まっていないからとあせることはないんだと思いました。私は、自分の将来の夢は分からないし決まっていないけど、まずは身近な自分が本当に好きなことを探してみようと思いました。

○仕事(職業)の大切さとともにキャッシュレスの重要性も学ぶことができました。今はクレジットカードを持てないけれど、これから使うことになると思います。その際には自分がまともな人間でなくては持つことはできません。いろんな人に信頼してもらえる人間になることが、仕事をする上でもクレジットカードをもつためにも大切な事だと分かったので、大切にしていきたいです。私にはまだ大きな夢はないけれど、小林さんが言っていたように、色んな経験からギリギリまで自分のやりたいことを探していきたいと思いました。

○小林さんの話を聞いて最も印象に残ったのは、仲間との関係を大切にするということです。私たちの生活を見ると、部活や勉強、遊びなども色々なことに仲間や友達が一緒でした。これから先、私がどんな仲間に出会うのかは分からないけれど、1人1人との協力を大切にしたいです。また、アルバイトはお金を稼ぐものだと思っていたけれど、小林さんの話では、アルバイトで仲間の大切さをさらに学んだとのことで、どんなことでも自分のためになることが分かりました。

《講師》日本アイ・ビー・エム株式会社 清野薩夫様

○私はまだ、したい仕事や将来が決まっていなかったのですが、清野さんのお話しで「やりたいこと」が見つかれば、どんな苦しいことがあっても頑張ろうと思えることを知りました。また、その「やりたいこと」をやるためには嫌いなことや避けたいことでもしなければいけないことも知りました。だから、自分の中に嫌いな教科を作ってダルい気持ちで授業を受けるのはよくないと思いました。苦手な教科でも嫌がらず、積極的に参加するべきだと改めて感じ、それをすることで将来にも生かすことができると分かりました。

○IBMという会社の名前すら知らなかった私ですが、楽しみながら聞かせていただきました。小さなころからロボットに興味をもっていたりと、小さいころの興味・関心も大人になり働く過程で役に立つことがあると知り、今のうちから様々なものに触れてみようと思ました。清野さんが何度も仰っていた”今のうちから好きになる“は、私自身としてもとても重要なことだと感じました(私は数学が好きではないので、、、)。これからも今日聞いたお話しを参考にしながら将来について考えていこうと思いました。

○全ての夢はどこかでつながって一つになるという話がとても印象に残りました。漫画家、ロボット博士、小さな外交官という、分野も必要な知識も全く違う夢がエンジニアという一つの仕事に集まっているのだと聞いて、とても驚きました。私はまだ「これが夢だ」と胸を張って言えるものはありませんが、逆にそれは、「一つに限らず色々なことに興味をもっていられる」ということだと思って、いくつかある興味のもてる分野についてたくさん調べていきたいと思っています。まだ時間も体力もたくさんあるので、素直な心で、恐れずにたくさんの経験を積んでいけたらなと思っています。