令和元年度第46回未来教室
日 時 | 2020年1月21日(火)13:30~15:20 |
学 校 名 | 目黒区立第一中学校 |
実施学年 | 1年生 2クラス(45名) クラス毎に2社の話を聞く |
課 程 等 | 総合的な学習の時間 |
実施内容 | キャリア教育「職業人講話」 |
協力企業 | 三井住友カード株式会社、 |
マーケティング本部 CX推進部 重田枝里子様 | |
ヤマト運輸株式会社 | |
南東京主管支店 人事総務課 紅林冴佳様、人材育成課 村岡 緑様 |
「職業人講話」(1年生)を終えて
担当教員
本日はお忙しい中、本校までを足を運んでいただき、ありがとうございました。昨日の事前学習の中で、両社のお話をさせていただきました。生徒たちは積極的に質問を考えて、今日の会をとても楽しみにしていました。まだ中学1年生ということで、聞く態度など指導不足なところもございましたが、生徒たちはメモを取りながら楽しんで聞くことができていました。このような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
三井住友カード株式会社の重田さんのお話では、最初はどんな話をしてもらえるだろうと構えている様子がありましたが、自己紹介から始めていただき、さらに自分の学生時代の話を聞き、生徒たちの緊張が解けて、話が聞けるようになっていました。事前学習でもクレジットカードとは何か簡単に説明させてもらったのですが、中学生に説明するのはとても難しいを感じていましたが、カード会社の取り組みやキャッシュレスの話を具体的に話していただき、生徒たちの理解も深まったように感じます。さらにキャッシュレスの最新の取り組みなど、生徒たちの興味を惹きつけていました。キャッシュレス決済の便利さ、反対に気をつけることなど、彼らが今後経験するであろうということ学ぶことができていました。クレジットカードのこと、働くということ、中学生のアドバイスと、良い時間配分で話していただき、生徒たちも飽きずにお話を聞くことができました。
ヤマト運輸株式会社の紅林さんのお話では、紅林さんの明るい雰囲気に生徒たちもリラックスしてお話を聞くことができていました。彼らにとっても身近な仕事のため、興味深く耳を傾けていました。さらにクイズ形式のところでは生徒たちはいきいきと答え、その答えに驚いていました。生徒たちの住んでいる地域のことや営業所の場所などについても話していただき、彼らは身近な仕事に感じたようです。1日で荷物を配達する仕組みのでは、説明の後にDVDの映像で見させていただき、生徒たちの理解がより深まっていました。「働くこと」のテーマではヤマト運輸さんのセールスドライバーさんの実際の経験をまとめたアニメの映像では、私自身もジーンときましたし、教室全体が温かい雰囲気に包まれていました。さらには質問をした生徒にはメモ帳を全生徒にボールペンをいただき、生徒たちにとって楽しく学べる時間を作っていただきました。
お二方には本校の生徒たちにとって深い学びの機会を作っていただき、誠にありがとうございました。
生徒の感想文から(抜粋)
《講師:三井住友カード株式会社 重田枝里子様》
○今回の授業でカード会社の仕事やキャッシュレス決済などについて学びました。私が特に学んだことは、キャッシュレス決済には便利なところがある反面、気をつけなければいけないところもあるということです。テレビのコマーシャルでは、支払が素早くできるなどのメリットばかりが目立ちますが、今回のお話で、お金の減り具合がすぐに分かりにくいことや、カードの貸し借りをしてはいけないことなど、大事なことを学びました。将来カードを持つようになったら、安全を考えながら便利に使っていこうと思いました。
○今回のお話で、クレジットカードのことや、「働く」ということを学ぶことができました。「仕事」が自分だけでなく周りの人々のためにやることというお話がすごく印象に残っています。私はこれまで仕事はお金をかせぐため、生活するためにやることというイメージしかなく、大人になったらやっていけるかどうか不安だったのですが、お話を聞き、不安が和らぎました。周りの人のためになることで感謝され、それがやりがいにつながり仕事が続けられるという言葉に好感を持ち、私も将来やりがいのある仕事につきたいと思いました。また、何かに真剣に向き合う人になって欲しいという言葉を聞いて、今のうちに部活や勉強をしっかり行って次のステップに活かしていきたいと思いました。
○カードのことや学生のうちにしておいたらよいことなど、これから生きていく上でためになることをお話いただき、ありがとうございます。私の心に響いたことは「学生のうちに勉強でもスポーツでも、何か一生懸命に頑張れることを見つける」という言葉です。私には最近、頑張ることの必要性を感じることがありませんでした。しかし、この言葉を聞いて思いが変わりました。生きていく上での知識が増えるよい機会にもなりました。今後のために、いただいたお話を活かしてがんばっていきたいと思いました。
《講師:ヤマト運輸株式会社 紅林冴佳様 村岡 緑様》
○宅急便は私にとってもとてもなじみがあるのですが、知らないことも多くてビックリしました。人のためを思って毎晩遅くまで働いていることを知って、仕事をしている方に感謝の気持ちをもちたいと思いました。お話の中で特に印象に残ったのは、仕事によって沢山のすてきな方と出会えるというエピソードです。仕事のやりがいは、こういうことにあるんだなと感じました。お話を聞いて、私もヤマト運輸のみなさんのように、人や社会に貢献できるようになりたいと改めて感じました。
○先日の職業人講話ではヤマト運輸の会社のことや配達の仕組み、そして将来の仕事選びに大切なことなど、非常にためになる話を聞くことができました。話を聞いて心に残ったことは、「自分がやりたいことを見つけて、やる」「きっかけを見つける」などの言葉です。私には、できることをやればいいということしか頭にありませんでした。しかし、この言葉を聞いて、考え方が変わりました。また、宅急便の配達のシステムを知って特に思ったのが、「1つの荷物を運ぶのにこんなに色んな人たちが関わっているんだ」ということです。将来の仕事にとってとても良い経験をしました。
○お話を聞いてお客様を第一に思っている心がとても印象に残りました。最後に見せていただいたビデオで、一つの荷物を運ぶだけでも多くの人が関わっていることが分かったし、ヤマト運輸の方がお客様に行ったことがお客様の思い出に残るような出来事になったりしていて、お客様を思い荷物を丁寧に運ぶことでこんなにもお客様の大事な出来事になるんだなと思い、感動しました。また、お客様を思うことでお客様からお礼を言ってもらえたときに感じるやりがいがたくさんあるんだなと思いました。私も将来仕事をするときには人の役にたつことをしたいなと思いました。