日  時 2019年6月17日(月)13:30~15:20
学  校  名 目黒区立第一中学校
実施学年 2年生 2クラス(57名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 マナー教室 ~職場体験の事前学習~
協力企業 リーガロイヤルホテル東京
 料飲部 及川忠彦様

    

「マナー講習会」感想文

 第二学年主任 中島由美子

先日は、お忙しいところ、生徒達のために、本格的な「マナー講習会」を開いていただき、ありがとうございました。
内容は、中学生の職場体験に留まらず、これから先、生徒達が一つ広い世界に飛び立って行った時に世間一般の一人の大人として十分、通用するすばらしい内容でした。恥ずかしながら、私自身、普段、挨拶とことばが同時に出ていることを反省し、これから先は、「先言後礼」を実践していこうと心に刻みました。
まず、一時間目の「接遇の五原則」では、「正しい椅子の座り方]から教えて下さいました。普段、何気なく座っていると、どうしても背もたれにもたれかかってしまいますが、寄りかからず背筋を伸ばしただけできれいな姿勢に見えることが分かりました。これは、今後の学校生活においても、「面接試験」の練習などに応用していけます。また、最後に習った三種類の角度の挨拶も、「30度の敬礼」は、「入学式」や「卒業式」などの儀式に役に立ちます。特に、「15度の会釈」については普段の授業の始まりと終わりの礼に「先言後礼」のことばを添えて、日頃の自分の授業から実践していこうと思いました。このような気持ちのよい挨拶が広がれば、自然と日頃から学校生活の中に挨拶に溢れたすぱらしい学校になっていくと思います。
また、「挨拶」そのものの意味についても分かりやすく教えて下さいました。「挨」は「自分の心を開くこと」、「拶」は「相手の心に迫ること」だそうです。つまり、挨拶によって、自分の心を開き、相手の心に近づけるような挨拶をすることが大切だということです。このような説明は、生徒達の心に響きました。
二時間目の最後に「挨拶」を練習する時問をとって下さいました。体育館の中を歩きながら先生を見つけたら立ち止まって挨拶をするというものです。単純なことのようですが、なかなか、「先言後礼」というのは実践しようとすると難しいことです。しかし、わずか短時間の練習で多くの生徒が自分なりに習得し、実践していたのには驚きました。しかもとてもよい「笑顔]と「笑声」で。このような実践の時間ももう少し長く取れるとさらに動きが出て生徒にとっても実践力が身についてさらに良いと思います。
 最後になりましたが、このようなすばらしい企画を実践して下さいましたNPO法人おやじ日本の皆様にも厚く御礼申し上げます。
今後、本校の定番講座にしていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

生徒の感想文から(抜粋)

○人の第一印象があいさつと表情と身だしなみで決まるということを今回のマナー教室で初めて知りました。笑声など知らないこともたくさんありました。職場体験までまだ時間があるので、敬語などの正しい言葉づかいをしっかり理解し、いかしていきたいと思います。礼儀は相手のためにも自分のためにもなる、これから社会に出る上でとても大切なことだと感じました。先言後礼の意味や実際の動作に気をつけて職場体験に臨みたいと思います。
○マナー教室で学んだことがたくさんあります。第一印象があいさつ、表情、見だしなみで決まることを初めて知りました。お話を聞いていて、ホテルなどで目があうとニコッと笑ってくれたことを思い出しました。その時は恥ずかしくてあいさつを返せなかったけど、そんな意味があったことを知り、次は笑顔であいさつをしよう!そう思いました。笑声ということも知りました。会社に電話するといつも笑っているような声で話しかけてくれて安心感があったので、これからは笑声で話をして、みんなに安心してもらえるようにしたいです。
○今日のマナー教室を終えて、自分がいつも友達と話すときの言葉づかいがホテルの仕事では行儀が悪いこと、クッション言葉、命令文を依頼文に変えること、否定文を肯定的否定文に変えることなど、初めて知ることがたくさんありました。人の第一印象があいさつ、表情、身だしなみで決まると聞いて、私は、この3つをしっかりとっていきたいと思いました。自分はすぐ表情に出てしまうので、これをなおしつつ、笑顔もしっかりしたいと思います。今日練習したことを、先生や、親しい友達、授業のときのあいさつでも意識するようにして、本番の職場体験のときにはしっかり使えるようにしていきたいと思います。