日  時 2019年2月8日(金)14:30~15:20
学  校  名 新宿区立牛込第二中学校
実施学年 1年生 2クラス(56名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 食育講演会
協力企業 株式会社ゼンショーホールディングス
人事部 人財開発課 阪田啓太様

   

食育講演会」のこと

1年担任 西川

冒頭から、パワーポイントを用いて、生徒の興味関心を引く話だった。話しぶりも明るく楽しそうに聞いていました。
特にゼンショーホールディングスの企業規模について、なかなか想像がつかない様子でしたが、グラフや、表を用いて説明され、理解し、興味をもっていく様子がわかりました。
また、世界規模の食糧の話をしている際、それまではにぎやかに話を聞いていた生徒たちが、飢餓に陥っている国の世界地図を見たときにしんっと静まり返ったのが印象にのこっています。
そのほか、他の見方をするべき例や、食品ロスの問題など、身近な問題をわかりやすく話をしてくれていました。
ただ、もしよければ、ゼンショーホールディングスならではの取り組みや、具体例を聞きたかったです。多角経営による、食品ロスを減らす仕組みはとても興味深かったですので、それ以外にも聞いてみたかったです。各店舗での食品ロスを減らす仕組みや、各国での取り組みなど。
今後もまた、機会があれば学校とは別の視点の話を生徒に聞かせる機会を持ちたいです。
ありがとうございました。

 

生徒の感想文から(抜粋)

○外食店では大量の食糧がゴミみとして排出されているイメージでしたが、それに変わりがなくても、規模が大きいとそれだけ減らすことともできること、いろんな努力をしていることが分かった。日本では、買いすぎたり食べなかったりする人が多いので、みんなが自分が食べられる分だけ買う方法がないか、考えてみたいと思いました。苦手な物はあるが、給食や夕飯などは全部食べるようにしているので、これからもそうしていこうと思いました。
○「物事を多角的に見ることで新たな発見をする」。これは国語の授業でもやったことですが、お話を聞いて、やっぱり大切なことなんだなと思いました。また、「人は、毎日、茶碗1杯分を捨てている」ということを知りました。世の中では大量の食品ロスがおきている、自分が好き嫌いで捨ててはいけない、そう感じることができました。食料をゴミとして捨てているのは環境にもよくないので、これから先の未来も「食」に関する環境の改善も考えていかなければならないと思いました。
○多くの人が関係してぼくたちは食べ物を食べられていることを知りました。ぼくが大人になった時、このような仕事をするようになったらみんなが美味しく食べられるように一生懸命仕事をしようと思いました。そして、他の人が作ってくれた食べ物を感謝の気持ちをもって、残さず食べようと思います。この世は「誰か」の「何か」によって成り立っているという話を聞いて、大人になったら世界のために働きたい、そのためには、まず、子供の時に一生懸命勉強して、大人になったらそれを生かして働きたいと思いました。講演会ではとても良いお話が聞けたと思います。
○環境ついては小学校でたくさんのことを学んでいたので、食品ロスと環境の関係についてのお話がとてもよく分かりました。これから先の世界、地球が負担なく、貧困がなくなるように、これからの世代、若い世代の人たちががんばっていかなければならないと思いました。また、自分たちにできること、小さなことからでも皆で取り組んでいくべきだと思いました私も、私の力を発揮し、人の役に立てるように努力していきたいです。
○世界の人口が74億人なのに対して食料を全部集めると90億人分ある、しかし、8億人もの人たちが飢餓で苦しんでいる。お話を聞いて、私たちはすごく恵まれていると思いましたが、食品ロスに申しわけなさを感じました。私たちが捨てている食品で何人もの人がやしなえるということは、私たちには食品へのありがたみが少ないのだと思います。これからは毎日コツコツ自分にもできることをしていきたいと思ったし、食料ゴミは意識すれば減らせそうだと思ったので、家に帰ったら家族の人と話をしてみたいと思いました。