日  時 2018年11月2日(金)13:35~15:15
学  校  名 渋谷区立代々木中学校
実施学年 2年生 4クラス(123名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 マナー教室~職場体験の事前学習~
協力企業 リーガロイヤルホテル東京
 グループサービスチーム 及川忠彦様

    

マナー教室で生徒と共に学ぶ

2年担任 清水寿理

及川様の講演は、学校教育の場では伝えきれていない、職場での人との接し方についてで、生徒には初めて聞くことも多く、学ぶことが多かったようである。
私自身は3年前に及川様の話を一度伺ったこともあり、『接遇の五原則』のホテルマンを教師、お客様を生徒に置き換え聞くと、耳の痛い事ばかりであった。

①あいさつは「人間関係の第一歩」
第一歩は教師から踏み出さねば!踏み出せているか?
②「相手の表情は自分の鏡」
生徒のつまらなそうな表情、不満そうな表情はつまり私の表情!
③身だしなみは「第一印象の決め手」
身だしなみは相手の判断、おしゃれは自分の好み。教師としてふさわしい服装ができているだろうか。
④言葉遣い、命令文は依頼文に、否定文は肯定的否定文で伝えよう。
誰しも命令される、否定されることは気分が悪い。生徒への伝え方を変えていこう。
⑤「態度は目に入る言葉」
私が生徒なら、どんな態度で接する教師がいいか。
職場体験前の生徒向けのマナー教室であったが、今後の人との接し方を考えさせられる貴重な時間となった。

生徒の感想文から(抜粋)

○お話がとても分かりやすく、ホテルのことや、仕事で気をつけたほうがいいことなど、いろいろなことを知ることができました。今まで無意識に言ってしまっていたことや、やってしまっていたことがあったので、そこを直したなと思いながら聞きました。新しく知ったこともあるので、これからに活かしていきたいと思いました。第一印象を大事にすることなど、とても大切な話がたくさんあったのでこれから意識したいし、職場体験では、特に返事や正しい言葉遣いを意識して取り組みたいです。

○明るく大きな声で相手の瞳を見て挨拶することは、簡単に思えてもとても難しいことが分かりました。相手を不快な気持ちにさせないように自分でアンテナを張りめぐらせて仕事をするのはとても緊張すると思いました。正しい敬語や笑顔のつくり方のお話は、仕事だけでなく、人と接するときにも役立つことなので普段の生活に活かしたいです。私は保育園で職場体験をしますが、保育士の方や子供たちが楽しく過ごせるように、今日の講習を役立てたいと思います。

○私は「笑声」という言葉が一番印象に残りました。電話で話をするときは、顔は見えないけれど、明るく、聞き取りやすいスピードで話すとよいことが分かりました。また、対面で話をするときにはアイコンタクトが大切だと知りました。あいさつのときも、あやまるときも、しっかり相手の目を見ることで気持ちは伝わるのだと感じました。あいさつするときに目があわなければ私も嫌なので、しっかり目を見てあいさつするようにしたいと思います。今日聞いたポイントは全て大事なことですが、第一印象で人の評価の80%が決まると知れたので、特に身だしなみ、あいさつ、笑顔を意識して、職場体験に臨もうと思います。