日  時 2018年10月22日(月)13:30~15:20
学  校  名 練馬区立大泉中学校
実施学年 1年生 7クラス及び特別支援学級(260名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 マナー教室~職場体験の事前学習~
協力企業 リーガロイヤルホテル東京
 グループサービスチーム 及川忠彦様

        

マナーアップ講座を終えて

第一学年担任一同

10月22日(月)本校アリーナにて職場体験学習の事前学習として、リーガロイヤルホテル東京グループサービスチームのチーフであり、同ホテル認定の接遇インストラクター及川忠彦様に来校していただき接遇の五原則を教えていただきました。
 第一印象は、「挨拶」・「表情」・「身だしなみ」で決まること、そして「言葉遣い」と「態度|を含めて総合的な印象になるというお話をわかりやすく教えていただきました。
「挨拶」では、笑顔で声に表情をつける「笑声」のお話、挨拶をしてからお辞儀をする「先言後礼」の方法を教えていただき、また「表情」では表情トレーニングについてもお話がありました。そして、「身だしなみ」の心得、「言葉遣い」では語尾まできれいに「はいつ!」と言う「返事の仕方」、さらに、「態度」としてすべての対応は礼の位置で「正対する」正しい姿勢も実際に体験をしながら学ばせていただきました。
生徒達は、「笑声」を意識しながら「先言後礼」の練習をし、「会釈」・「敬礼」・「最敬礼など、及川先生の話をしっかり聞いて何度も練習していました。
代表生徒は、お礼の言葉で、「日頃、なかなか触れることのないホテルの接客の際の心構えや、その具体的な方法を教えていただきました。ホテルの方は、お客様に対してこれほどの気遣いをして対応しているのかと驚きました。これらのことは、ホテルに限らず、私たちが学校生活を送って行く中でも非常に重用だと感じます。教えていただいたことを少しずつ実践し、身につけていきたいです。」と述べました。
及川先生にはここ数年毎回講演をお願いしておりますので、本校の生徒全員が及川先生の指導を受けていて、職場体験にだけではなく、進路の際の面接練習でも再度活用させていただいております。マナーアップ講座で学んだことは大泉中学校の全ての生徒に今後の人生に生かしてもらいたい、そのためにも、今回の指導を教員側からも継続していきたいと考えております。

生徒の感想文から(抜粋)

○「第一印象」が大事。今日のマナーアップ講座で私は、このことを感じました。挨拶は今の中学校生活で私が最も気を配っていることで、大泉中学校でも大事にされています。ですが、普段の私の挨拶はただ声を出しているだけで、相手の失礼に当たる行動が多いことに気がつきました。今日の講座の中で出てきた「先言後礼」、「笑声」、「表情」がきちんとできていないことが分かったからです。お話を聞いていて私は、ながら挨拶になっていることや目線が下がっていることが多いと感じ、第一印象が決まる挨拶を一回一回ていねいに行うことを意識することで直せることは直していこうと思いました。特に、先言後礼は気をつけて行いたいです。そうすることでメリハリをつけることができると思ったからです。また、表情は挨拶するときだけでなく、誰かと話をしているとき、聞くときなど色々な場面で気を配りたいと思います。そうすることで、自然に他の人が聞きとりやすい「笑声」になれると思うからで、これも大切にしていきます。日常生活で今まで何気なく行ってきた色々なことにマナーがあることを知ったので、何気なくしていたことを意識し、普段から美しい動作ができるように努力します。
○マナーアップ講座を受けて、人前での態度や接し方について、様々な知識がつきました。教えていただいたことはどれも難しいことばかりで、働くことは大変だと改めて思い知らされました。教えていただいたことで特に難しいと思ったことが2つあります。1つ目は姿勢です。背を真っ直ぐにし、イスの背もたれに背中をつけてはいけないので、いつも猫背でいる私はにはがまんすることがとても大変でした。また、正しい姿勢をしてさらに礼をしたりあいさつをしたりしなければならないので、習慣づける努力をしなければいけないと思いました。2つ目は人前での態度で、はきはきと笑顔で話すことが難しかったです。歩く練習で先生に会しゃくをしたとき、「笑顔で、ハキハキと」、と注意されました。ただ会しゃくをするだけでも、様々な気をつけなければならないことがあると知って、驚きました。笑顔とハキハキ話すことが苦手な私ですが、この2つは仕事をする社会では必要なことだと思うので、人前でできるように頑張りたいです。マナーアップ講座で学んだことは職場体験や実際に社会に出て働くときに生かすようにしたいです。
○私は「笑声」という言葉をはじめて知りました。普段は意識しないことが多かったです。「相手が見えていなくても」。これは私が今日学んだなかで一番印象に残っていることです。相手を思いやって、姿が見えていなくてもという考え方はすばらしいと思います。電話がかかってきて私が対応するときは、ぜひ「相手が見えていなくても」を意識し、笑声で応対してみたいです。そうすると、きっと電話の相手も気持ちよくなれると思います。そう考えると、きっと私も楽しくなれるでしょう。相手も私もうれしい楽しい接客がすばらしい接客なのだと思います。これはあいさつも同じで、私自身も相手も楽しくなる気持ちのいいあいさつをすることが大切だと気づきました。笑声もそうだと思うので、笑声で話すように心がけたいです。今回の講座で私が学んだ、相手を思う心が笑声につながっているということを、これから先の生活でどんどん生かしていきたいと思います。