日  時 平成29年7月14日(金) 13:30~15:20
学  校  名 新宿区立西早稲田中学校
実施学年 2年生 4クラス(133名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 「マナー教室」~職場体験の事前学習~
協力企業 リーガロイヤルホテル東京
    グループサービスチーム 及川忠彦様

    

生徒の未来を見据えたマナー教室

職業体験担当 川上裕志

本校では今年度も、職場体験を控えた2年生を対象に「マナー教室」を実施しました。
最近の生徒はきちんとマナーを学ぶ機会がなく、言葉づかいや所作がどうしても乱れがちです。私はこの問題は学校や家庭だけのものではなく、社会全体が重大事として考えるべき問題と捉えております。2020年の東京オリンピックを控えて、今や国際的に通用するマナーを習得する事は必須と考えております。その点におきましては、今回のマナー教室は生徒たちにとって大変意義深いものとなりました。
日本に古くから伝わる良き礼法を踏まえて、これからの国際社会に通用するマナーを学ばせていただいたことは、生徒たちにとってとても良い経験となりました。
しかし本当に大切なことは、このマナー教室で学んだ事を、今後の生徒自身の生活に生かして行くことであると考えております。このマナー教室を、単なる一過性の行事としてとらえるのではなく、生徒たちの未来を見据えて生徒たちの行動に反映させていくことが、私たち教員の責務ととらえております。
激変する社会ではありますが、その社会を構成しているのは人です。あくまでも大切なことは人と人とのつながりです。表面の社会現象に惑わされず誠実の心を持って、良きマナーを身につけて、人とつながっていく。その輪が広がっていく先には、必ず明るい未来があると信じます。

生徒の感想文から(抜粋)

○私はマナーを守らなきゃ、礼儀正しく、と思っていたけれど、それが具体的にどういうことなのかは分かりませんでした。ですが、今回のマナー教室で、ふさわしい姿勢やおじぎ、話し方などを知ることができ、とても良かったと思います。人の第一印象が表情、身だしなみ、姿勢などで80%決まってしまうということを初めて知り、これからは礼の一つ、出会いの一つ一つに心をこめたいと思いました。
○マナー教室で今まで知らなかったことをたくさん教えていただきました。これまで私は礼を先にして後からあいさつをしていましたが、「先言後礼」という動作を知りました。なので、日常の生活で使っていこうと思いました。他にも言葉づかい、姿勢、あいさつなど私自身身についていないことばかりだと感じられたので、今回学んだことを忘れずにやっていこうと思います。
○職業体験に使えることがたくさんでてきて、とてもためになった。また、ホテルの説明を聞き、ホテルの仕事に対する興味も持てた。姿勢を正しく直す方法、おじぎの細かい角度ややり方についても、僕の知らないことばかりで、このマナー教室を通して一段と知識がついたと思う。実際に歩き方とおじぎを体で体験してみて、思ったより難しく、とても良い練習になったと感じた。今度の職業体験では今回学んだことを最大限に生かして、お客さまに対応したいと思った。
○あいさつから歩き方のことまで、人を何より思いやる”心遣い”が大切だということを強く実感しました。言葉使いは心遣いというお話を聞いて、確かに!と、当たり前のことがもう一度理解できたと感じています。姿勢、あいさつ、日常の中でも気をつけて行動していきたいです。
○私は、マナー教室で、言葉づかい、みだしなみ、あいさつの仕方などについて知ることができました。言葉づかいは相手の気持を考えないと、人を傷つけてしまうということを、改めて知ることができました。あいさつも、相手の目をしっかり見てはっきり言わないといけない、姿勢も大事だ、ということも学ぶことができました。