日  時 平成29年3月6日(月)13:35~15:25
学  校  名  墨田区立墨田中学校
実施学年 3年生4クラス(138名)
希望により4グループに分け、各グループが2社の話を聴く
課 程 等 社会
授業内容 キャリア教育「未来教室」
協力企業 株式会社竹中土木
    技術・生産本部 技術開発部 田邉康太様、     益本孝彦様、千葉 力様
ヤマト運輸株式会社
    人事総務課 飛田なつみ様、安全推進課 都築浩次様、

吾妻橋支店 小澤伸雄様

三井住友カード株式会社
   東京お客様相談室 松村秀明様、経営企画部 西野 均様
株式会社ゼンショーホールディングス
   人事部 人財開発課 塚原康介様

墨田中① 墨田中② 墨田中③ 墨田中④ 墨田中⑤ 墨田中⑥ 墨田中⑦ 墨田中⑧ 墨田中⑨

「未来教室」に寄せて

第3学年担任 伊藤範彦

 3月6日に実施した「未来教室」のために講師としてご来校いただいたヤマト運輸株式会社の飛田様、都築様、小澤様、三井住友カード株式会社の松村様、西岡様、株式会社ゼンショーホールディングスの塚原様、株式会社竹中土木の田邉様、千葉様、益本様、廣渡様には、ご多忙の中、卒業を目前にした生徒たちのために貴重な時間を割いていただき、心より感謝申し上げます。
4社の講師の皆様には、各企業の社会的な役割や存在意義など、様々のお話しをいただきました。お話しを聞いて、生徒たちは「会社に勤めること」、「働くこと」が、単に「収入を得ること」だけではないことが十分に理解できたのではないかと思います。お話内容のレベルも成長途上にある中学生たちに理解しやすいようにご配慮いただいたことも、とても有り難かったです。
来年度も機会がありましたらよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

《講師 株式会社竹中土木 田邉康太様、益本孝彦様、千葉 力様》

○僕がした「何故、土木の仕事に就こうと思ったのですか。」という質問に対し、「父が建築の仕事をしていて、それを見ていたから。」や「地図に自分の造った物が残るから。」など、とても良い答えをしてくださり、ありがとうございました。授業を受けて、土木という仕事に興味をもちました。あれほど大きな建物を人の力を合わせ、造ることができて、本当にすごいと思いました。建築や土木の仕事をする人達がいなければ僕達の生活は成り立たないと改めて強く感じることができました。
○土木という仕事の話しを聞いて、造った物が人の役に立ったり、何かをつくってそれをお客さんに喜んでもらえてこそやりがいを感じるんだということを知りました。ダムやトンネル、道路などは私達の生活を支えてくれていますが、私達の知らないところで竹中土木さんのような会社が私達の生活のために動いていることを知り、とても興味をもちました。アーチ橋づくりの体験では橋の仕組みを知りました。かなりの人数が乗っても壊れなくて、ビックリしました。本当に貴重な体験ができ、勉強になりました。
○私は、土木という仕事の内容を全く知りませんでした。しかし、今回の講習を受けて、私たちの生活には土木の仕事をしている人がとても必要だということがよく分かりました。地震、津波、高潮、大雨による被害などから私たちを守ってくれているのが土木の仕事をしている人たちで、この仕事をする人がいなければ日本の自然や私たちの生活はめちゃくちゃになるだろうと思いました。また、講習の最後の方にあったお話で、仕事ではコミュニケーションやあいさつが大切だということを学びました。これはこれから社会に出るときにとても必要だと思うので、自然に身につけていきたいです。

《講師 ヤマト運輸株式会社 飛田なつみ様、都築浩次様、小澤伸雄様》

○今回お話しを聞いて、今まで知らずにいたことなどが知れて本当に良かったです。セールスドライバーの体験DVDでは、一人一人のセールスドライバーさんがその仕事にやりがいを感じながら働いていると思いました。「物を運ぶ」というのではなく、「物を届ける」、そして「真心」も届けているのだと分かりました。ただ「届ける」という作業に、たくさんの思いやり、そしてセールスドライバーさん一人一人の物語が生まれているということを知ることができました。1時間という短い授業でしたが、たくさんのことを知り、学びました。
○クロネコヤマトの運輸の仕組みを知り、本当によくできているなあと思いました。東京から岩手への宅急便が翌日届くのにはすごい工夫と技術があるのだと感じました。そのような実力に加え、トラック台数、従業員数など、規模の大きさに感動し、大企業でなければできないことだと思いました。最後に見たセールスドライバーさんたちの体験記のDVDは、宅急便で人から人へ物を届けることでつながるあたたかいエピソードで、素晴らしかったです。
○私は、日々荷物を送ったり受け取ったりするのは、ごく当たり前のことだと思っていました。しかし、今回の授業を受けて、そのためにたくさんの人が関って運んでくださるから当たり前のようにできるのだと改めて気づかされました。セールスドライバーさんは自分が担当している地域で100~150個の荷物を届けたり受け取ったりしていると聞いて、本当にすごいと思ったし、今自分が便利に生活できている仕事のことに改めて気づかせてくださる授業でした。

《講師三井住友カード株式会社 松村秀明様、西野 均様》

○クレジットカードの仕組がよく理解できました。きっとこの先使っていくであろうクレジットカードのことが知れてよかったです。前から、クレジットカードは便利だが危険そうだと思っていましたが、それを具体的に知ることができ、より知識が深まりました。将来への経験の一つとして、大変参考になりました。私が仕事をする頃には今と違うことが多いかもしれません。それでも、今日の話であったような、物事を多面的にとらえることは、将来の力の一つにしたいです。
○名前は聞くけどクレジットカードの仕組みは今までよく分かっていなかったのですが、お話しを聞いて、理解できました。クレジットカードにもポイントがつくと聞き、驚きました。クレジットカードはすごく便利だけど、しっかり先のことを考えて使わないと大変なことになってしまうんだなと思いました。私は今は将来の夢はないけれど、ちょっとしたきっかけでなりたいことや入りたい会社ができるかもしれないので、多面的に物事を考えるようにして自分にあった仕事につきたいと思いました。知らなかったことがたくさん分かってとても勉強になりました。
○クレジットカード払いと現金払いのそれぞれの長所、短所を知ることで、これから私たちが大人になって就職し、自分のお金で買い物をするようになったときにどのような使い方をすればよいのか、どのようなことに気をつけなければならないかを学ぶことができました。今までは受験勉強で持っている知識の復習ばかりをしてきたので、話を聞いて知らなかったことを知る楽しさや喜びを改めて感じるとともに、クレジットカードの世界に少し興味をもつことができ、もう少し自分で調べてみようと思いました。

《講師株式会社ゼンショーホールディング 塚原康介様》

○話しを聞いて気がついたことは、日本人はたくさんの国々に支えられて生きているということです。食料自給率の話しでもありましたが、他の国々からの輸入がないと牛丼すら作れないのです。今回知っておどろいたことは、地球規模で9人に1人は死にそうになっている人がいるという現実です。そして、その地域で飢餓と貧困を撲滅するために活動し売り上げで支援に頑張っている企業はすごいと思いました。塚原さんの授業はとても分かりやすく、面白く、あっという間に終わった気がします。
○日本はたくさんの国に助けられているんだなと改めて思った。日本ではたくさんの人がお腹いっぱいにご飯を食べているのに、他の国にはご飯が食べられずに死んでしまう人がたくさんいるんだと考えさせられました。また、私たちが外食するご飯には多くの人が関っていることを知りました。すぐに食べることのできる日本だからこそ、それが当たり前だと思わずに、感謝していくことが大事だと思いました。将来の夢が叶わなくても、そのとき働いているしごとに「やりがい」をもてる人になりたいと思いました。
○今まで普通に行っていたお店の裏側を知ることができた気がします。ファミレスなどの食を扱う会社にもいろんな部や課があって会社を支えていることを知りました。さらに、普段食べている食品がどこから来ているのかも知れてよかったです。いつもは知ることのできないその会社の目指す先が一体何なのかを知ることで私の日常の知識が増え、鮮明になったような気がします。また、日常の生活には様々の人が関わっていることが分かり、将来への貴重な経験の一つになったと思います。