日  時 平成28年12月8日(木)13:10~14:50
学  校  名 目黒区立第八中学校
実施学年 2年生2クラス(70名)クラス毎に2社の話を聞く
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 生き方教室「仕事をするということ」
 協力企業 パナソニック株式会社
   アプライアンス社 コンシューマーマーケティングジャパン本部 金子利博様
三井住友カード株式会社
   東京お客様相談室 松村秀明様
経営企画部 西岡由香梨様

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「生き方教室」を受講しての感想

主任教諭 仲 圭一

 本日はお忙しい中、本校でのご講演、ありがとうございました。私も貴社製品を利用する機会が多くあり、今回の話を大変興味深く聞かせていただきました。生徒も同様だったと思います。
貴社の使命「A better life A better world」は快適な生活を支える貴社製品をよく表現しているものであり、改めて電化製品の重要性、役割などを認識しました。創業者である松下幸之助氏は大変有名で生徒も知っており、氏の経営戦略である海外から技術を学ぶことや広告・宣伝を強化したこと、全国に販売店を作ったことなど、生徒がなかなか触れることがない知識を知る良い機会となりました。生徒は創業時の人数が3人であったことが印象的であったらしく、感想にもそのことが書かれていました。
金子様からのお話の中で、ご自身の職務に関しての説明があり、その中でおっしゃっていた信念がとても印象に残りました。「パナソニックの商品を知ってもらう。」、「安心して使ってもらう。」インターネット販売に関する業務を担当されていた金子様はお客様のニーズに合うために何度も何度も話し合いをし、インターネット販売が普及することを理解してもらえるよう努めており、このことは中学校教員や中学生にも必要な心構えだと思いました。相手を思いやる気持ちはどんな場面でも必要だと改めて実感しました。加えて、話し合いが不調な時もその経験を糧に、自分の価値観を見つけ、新しく作っていくんだ、というお言葉も大変励みとなりました。
本日は本当にありがとうございました。

主任教諭 大野 雄輝

 本日は貴重なお話をしてくださりありがとうございました。普段接している大人は教員か親という生徒も多く、進路や将来の職業について考える機会もそう多くありません。こうした、実際に社会で働く方の話を聞き、職業に関する興味や、仕事の意義について考える素晴らしい機会になったと思います。
仕事を始めたきっかけ、自分の中での仕事の意義が、年齢や経験とともに変化していくことなど、仕事に関することを多面的に話してくれました。物事を多面的にとらえる力は私の担当教科の社会科でも重要な力ですが、働いている方も同様に必要な力だと話していることを聞き、授業を通して将来につながる学習をさせていこうと感じました。
また、仕事の意義を社会の役に立つという視点で話をしていたのを聞き、生徒は自分の収入のためだけでなく、自己実現の方法としても仕事をとらえられるようになったと思います。社会に出て、社会人として必要な考え方を少しでも感じることができた今回の授業だったと思います。大人としても、ほかの仕事に興味をもち、勉強していかなければいけないと再確認できました。
お忙しい中授業をしてくださり、ありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

《講師 パナソニック株式会社アプライアンス社 金子利博様》

○家や学校など様々な場所で探せばたくさんあるパナソニックの講義だったので、とても興味深く、とても面白かったです。特に、「仕事をすることの意義」のお話では、人それぞれの価値観を持って働くことが大切なんだとよく分かりました。今まで働くのは面倒だと思っていましたが、お話のように考えると、少し楽しそうに感じました。将来の自分のために役立つ良い時間を過ごすことができました。
○オリンピックのためにメガホンヤクや屋外で使える冷房などを開発していると聞いて、パナソニックのような民間の会社でも様々なことでオリンピックに協力していることが分かり、すごいと思いました。プラスとマイナスの表で金子さんの今までのお話がありましたが、これを見て、人はプラスとマイナスの繰り返しなんだと分かり、今がマイナスでもいつかプラスになるんだと、自信がつきました。ありがとうございました。
○身近にある電化製品を作っている人の思いなどが今回良く学習できたと思います。帰って、親がどのような思いで仕事をしているかを聞いてみたくなりました。また、自分が働くようになってからの生活で一番大切なこととして、「社会のために役に立つため」を重視していきたいと思いました。今回の生き方教室でたくさんのことを学習させていただいたので、これから先の人生に役立てていきたいです。

《講師 三井住友カード株式会社 松村秀明様、西岡由香梨様》

○カード会社と聞いても、どのようなお仕事をされているのか、あまり見当がつきませんでしたが、お話で、プリペイドカード、デビットカード、クレジットカード、それぞれの仕組が分かり、また、クレジットカードは海外でも使えたり現金が不要だったりと便利な反面、お金の動きが見えにくかったり使いすぎてしまったりするという気をつけなければならないことがあることも分かりました。なかでも「夢を叶えるために」働くというお話が印象的でした。これから、物事を多面的にとらえることを意識して過ごしていこうと思います。
○将来、私もクレジットカードを使う可能性があると思います。なので、今回、こうして、クレジットカードの仕組みについて知ることができてよかったです。また、松村さんの「生き方」を聞かせていただき、欲しい物を買う、生活するなど、当たり前のことを当たり前にするために働くということを学ばせて頂きました。そして、情報社会の中で、物事を多面的にとらえる習慣を身に付けられるように頑張っていきたいと思います。
○私は「生き方教室」で、判断力・柔軟性を身に付けることの大切さ、自分にとって正しい情報を知る大切さを知ることができました。インターネットなどから色々な情報が入ってくるので、自分で正しい情報を見極めることが大切だと思いました。「物事を多面的にとらえる習慣を身に付ける」という言葉はぐっと来ました。自分的にも考えていたことなので、より深く感じられ、将来の自分について考えることができたと思います。