日時 平成26年10月7日(火)10:45~12:35
場所 府中市立府中第五中学校
実施学年 2年生 5クラス (172名)合同
課程等 総合的な学習の時間
授業内容 「マナー講習会」~職場体験の事前学習~
協力企業 リーガロイヤルホテル東京 宿泊部フロント課 及川忠彦様

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マナー講習会の意義と生徒への願い

 

府中市立府中第五中学校 二学年進路指導担当 渋谷頼子

去る10月7日火曜日、府中第五中学校では、おやじ日本にご支援をいただき、リーガロイヤルホテル東京から及川忠彦様を講師としてお招きしてマナー講習会を開きました。対象は職場体験を間近に控えた二年生172名。第五中学校では普段より挨拶の大切さを指導していますが、今回、外部のプロフェッショナルな立場の方から、挨拶やマナーについて改めて指導を受けることができ、生徒達、また私たち教員も意義深い時間を送ることができました。

「先言後礼」や「接遇」など耳慣れない言葉についても、プレゼンテーションソフトや実技を交えて、言葉の意味から行為の意義までを丁寧に説明してくださいました。講習の中で心に残ったのは「挨拶とは自分の心を開いて相手の心に迫るということ。」という言葉です。マナー講習というと、つい、お辞儀の角度や歩き方など、形ばかりが先行されるようなイメージもありますが、それらの行為が全て心の中から生まれてくるもので、心を込めて相手に向き合うというコミュニケーションの根本を生徒達に伝えてくださったように感じます。

放課後、講習を終えた生徒達と校内ですれ違ったとき、普段はすれ違いざまに言葉だけで「こんにちは。」と挨拶する生徒が、一瞬立ち止まって、こちらを向いてお辞儀をしながら、ゆっくり「こんにちは。」と言葉を発するのを見て、温かい気持ちになったと同時に、生徒の落ち着きを感じることができました。彼らが校内だけでなく、あらゆる場面や場所で、今回の講習の成果を発揮し、地域の方々からもほめられる五中生になってくれることを願います。

リーガロイヤルホテル東京及びおやじ日本の皆様、このたびは本当にありがとうございました。

 

生徒の感想文から(抜粋)

○僕は、先日のお話の中で、マナーや礼儀の大切さを改めて感じることができました。それと同時に、正しいあいさつの仕方などを学ぶことができました。今までの自分を振り返ってみると、相手に対して失礼だったなと、反省する所があったりしました。今回お聞きしたお話は、僕がこれから社会で生活していくうえで、とても参考になると思います。

○私は今回のお話を聞いて、多くの新しいマナーを知ることができました。とくに、立っているとき、あいさつをするとき、おじぎのときの仕方は今まで特に教わったこともなかったので、とても自分のためになりました。このことは職場体験学習だけでなく社会でも役に立つと思うので、その場に応じて使っていけるようにしたいです。また、態度だけでなく、気持ちも相手に対して失礼の内容に考えていきたいと思いました。

○私はいつも猫背で、親に注意されてしまうので、職場体験学習やこれからの日常生活では猫背をなおしていきたいです。あいさつもいつも大きな声で「おはようございます」など言えないので、及川様に教えてもらったことをいかして、しっかりあいさつできるように頑張りたいです。歩き方も姿勢をよくして歩き、通りかかった人にあいさつするように、これから気を付けていきたいと思います。

○ぼくは、職場体験に行くにあたり、普通のあいさつやいつもの態度でのぞめば大丈夫だと思っていました。しかし、及川さんからマナーのお話を聞いて、やっぱりそれじゃいけないと思いました。相手が気持ちよくなるくらい明るいあいさつをすること、相手の人に対しての態度が大事だと知りました。そういうことは自分が決めることではなくて、その相手の人が決める。これを心に留めて行動することが大事だと思いました。

○マナー講習会の様々な教えの中から、「自分の感情をおさえて笑顔で対応する」というところが心に残りました。私は、自分の感情がすぐ顔に出てしまうので、職場体験に行く前までに、何があっても笑顔で心がけができるようにしていきたいと思いました。また「先言後礼」や「歩き方」、「立ち方」など細かなところまで注意して、相手からの第一印象がより良いものになるように努力して行きます。「おもてなし」の心をこれからの日常にいかし、相手も自分も気分が良くなるように過ごしていきたいと思います。