日  時2025年1月24日(月)13:35~15:25
学  校  名世田谷区立奥沢中学校
実施学年1年生 2クラス(62名)クラス毎に実施
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア教育「職業講話」
協力企業アマゾンジャパン合同会社 
  法務部 宇治野壮歩様、大石真帆様
 読売新聞東京本社 
 教育ネットワーク事務局 大石 暁様

キャリア教育「職業講話」を終えて

第1学年主任

1月24日(金)に読売新聞東京本社から大石 暁様、アマゾンジャパン合同会社から大石真帆様、宇治野壮歩様をお招きし、職業や働くことについてご講話いただきました。

読売新聞東京本社の大石 暁様からは、新聞社の仕事内容や新聞の読み方、ニュースリテラシー(情報リテラシー)についてのお話がありました。痛ましい事故を単なる不慮の事故で終わらせるのではなく、熱心な取材により、事故の原因を突き止め、行政や業者を動かした話や、様々な情報があふれる現代社会において適切な判断をするためにいろいろな経験を積むことの重要性の話など、非常に興味深く、生徒にとってこれからの中学校生活に生きる話をたくさんしていただきました。

また、アマゾンジャパン合同会社の大石真帆様、宇治野壮歩様からは、どのようにしてコーポレートカウンセル(企業内弁護士)になったのか、前職の弁護士としてのお仕事内容、現在のコーポレートカウンセルのお仕事内容などのお話がありました。強い正義感と粘り強く困難に立ち向かう力で多くの難題を乗り越えてきたのだと感じました。またコーポレートカウンセルのお仕事としては、たった30秒のCMを作成するのにも著作権の問題や誇大広告になっていないかなど、非常に多くのコンプライアンスを含んでおり、その1つ1つをクリアしていかなければならないというお話でした。

読売新聞東京本社様とアマゾンジャパン合同会社様のますますのご発展とご活躍をお祈り申し上げ感謝の言葉とさせていただきます。

最後になりましたが、このような機会を設けてくださいましたNPOおやじ日本の皆様にも深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

【アマゾン ジャパン合同会社 宇治野壮歩様 大石真帆様】

○講話を聞いて、今まであまり深く考えたことのなかった自分の将来や就く仕事を意識して考えるきっかけができました。お二人の、物事を柔軟に捉え、経験を積んでいく姿勢がとても印象深く、これからの学校生活でより一生懸命にがんばっていきたいと思うことができました。

○講話を聞いて特に印象に残ったことは「失敗を恐れない」という考え方です。「失敗は大切」とおっしゃったことも最初は少し驚きましたが、色々な失敗をして色々な経験をたくさんするからこそ前に進んでいけるということだな」思いました。「毎日のように失敗している」と聞いて「あのアマゾンでも失敗することがあるんだ」と思ったし、自分も失敗を恐れずどんどんチャレンジして、失敗したらなぜ失敗したのかを考えて次に生かすようにしていきたいと思いました。大人になっても今回学んだことを生かしていこうと思いました。

○私は洋楽や洋画が好きなので海外への留学に興味があったのですが、高校生の時に留学したということを聞いて、以前より強く留学してみたいと思うようになりました。また、何事にも失敗を恐れていた私ですが、お二人のお話を聞いたおかげで、今まであまり納得できなかった「失敗は成功のもと」という言葉が好きになりました。これから先、何か好きなことをやってみたいことができた時には失敗することを恐れず挑戦して行くようにしたいと思いました。

【読売新聞東京本社 大石 暁様】

○私はつい最近になって新聞を読むようになりました。そのような時に今回の職業講話がありました。講話は、内容もとても面白く、お話を聞いてからは「つまみ食い読み」で読むようになりました。新聞を読むと学力が向上する、記憶が定着し読解力が上がると聞いてますます読む気になりました。お話を聞くまでは記者の仕事は話を聞いてメモするだけだと思っていたのですが、記者さんが少ない人数でこのような大変な仕事をしていることを知ってすごく驚きました。メモを取ることなど、これからの生活に役立つことをたくさん学べたので、これからの学習などに活かしていきたいです。

○自分はあまり新聞を読みません。なぜかというと、小さな字をたくさん読むのが得意 ではないし、自分にとってはつまらない内容が多く、あきてしまうからです。しかし、今回の大石さんの話を聞いて、全部は読まなくても見出しやリード文を読むだけで社会のことが分かると聞き、読みたくなってきました。また、新聞記者の仕事がとてもやりがいのある仕事だと思えました。自分はニュースはテレビやネットで見ていたのですが、話を聞いて一気に新聞を読む派になりました。

○私は新聞をあまり読まない方でしたが、先日の講話を聞いてからは新聞に興味をもちました。講話の中では実際にその日の新聞を開いてみる時間があったり、クイズがあったりと楽しみながら新しい気づきにつなげることができました。一つの記事を掲載するのに多くの人が携わっていることや社内の適正報道委員会というもので記事をチェックしていることにも驚きました。今回のお話を聞いて、テレビやインターネットにはない新聞の良い点も知ることができました。新聞を読んでいる時間はないと思っていたけれど、見出しだけ読んでも分かることがあると教えてもらったので、トライしてみようと思います。