日  時2023年9月16日(土)10:55~12:45
学  校  名渋谷区立松濤中学校
実施学年年生 3クラス(91名)クラス毎に2社の話を聞く
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア教育「職業人の話を聞く会」
協力企業株式会社ゼンショーホールディングス
  人事部 人財開発課 池田 光様  大浦 崚我 様
読売新聞東京本社
 教育ネットワーク事務局 石橋大祐様
アマゾン ウェブサービス ジャパン 合同会社
 金融事業統括本部 アライアンス推進営業部 松川将士様 
 プロフェッショナルサービス本部 芳賀宇幸様

「職業人の話を聞く会」を終えて

1年生担任

2社の企業の方からのお話を聞かせていただき、1社の方の話では「働くことについて」や「目に見えている一部のことも裏では様々な仕事によって成り立っている」など今後、職業観を考えることにつながる話をしていただけました。

もう1社の話では「実際の仕事の話」から始まり、「失敗した事業もその先の成功の糧になったという話」などをしていただき、実際に働くということのイメージをもつことや挑戦することへの話をしていただけました。

2社様とも仕事の話でしたが、少し違う観点からの話だったのでそういう意味で生徒が聞いていても飽きない良い講話でした。

読売新聞社の方と、アマゾンの方のお話を聞かせていただきました。

読売新聞社の方は、弾丸トークで生徒たちを引きつけつつ、ちょっとしたつぶやきも拾っていただき、生徒の興味関心を引っ張っていただき、終始前のめりで生徒が講話を聴いていました。また、働くということに関してご自分の仕事の経験を踏まえつつ話をしていただき、見やすいパワーポイントで説明していただきました。

アマゾンの方は、ご自分の経歴をグラフにしつつ、会社の写真やたくさんのデータを紹介しつつ、話をしていただきました。コンピューターのセキュリティの専門ということもあり、副業などのご経験を踏まえ、働くということに対する考え方を教えていただきました。

お二方とも生徒の反応を見ながら、それに応えつつ講話をしていただき、大変ありがたかったです。ありがとうございました

今回は貴重なお話をお聞きすることができました。生徒が楽しめるように内容を工夫してくださったことで生徒が集中して講師の方のお話を聞くことができていたと思います。

企業の仕事内容の紹介だけではなく、中学生時代のお話や中学生に大切なことなども話していただきました。中学生は「働く=お金がもらえる」というところだけに焦点がいきがちですが、今回の講話でお金をもらうだけではないということがよく理解できたのではないのかなと思います。質問にも丁寧に答えていただいたことで生徒へのモチベーションにもつながったと思います。

11月には職場体験があるのでそこに向けて働くこと、職場体験での視点などを考えるよいきっかけができました。ありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

【講師:読売新聞東京本社 石橋大祐様】

○話を聞くまでは、新聞にのせるテーマを決めてそれにあった取材をして新聞にのせることだと思っていましたが、1つの記事を書くのに1か月以上かかっていたり、私が考えていたよりもずっと大変な仕事だと分かりました。また、今回の話で、働くことは社会とつながることであり、働くことに答はないといということが分かりました。これからは、今回学んだことを生かして、大切なことはきちんとメモしたり、事実かどうかを確認することを大切にしていきたいと思います。

○普段なかなか新聞を読まず、インターネットのニュースを見たりしていたけれど、お話を聞いて、新聞でいろんな記事から自分に必要な情報を得ることがとても大切なのだと知りました。今後新聞を読む機会があったら、自分に必要な情報を得て、その情報を生活に役立てていき、新聞を人生のトリセツにしていきたいと思います。また、働くには、分からないものや事に対して、知りたいと思う好奇心と、学び続ける姿勢がとても大切なのだと知り、学生の時代だけでなく大人になってもたくさんの知識を身につけ、仕事に生かせるように勉強に励んでいきたいです。

○先日、「働く」ということや「読売新聞の記者の仕事」について興味深い話をしていただきました。記事を書く時は自分で勉強することも必要だとか、せっかく書いても没になることがあると知り、新しい視点から新聞を読んでみようという思いがわきました。また、将来もまだあやふやで何も詳しいことを考えていないような私たちに、働くこと、やりがい、社会とのつながりなどを学ばせてもらって、自分に合う仕事は何なのだろうか、苦手なことは何なのだろうかと、自分を見つめるきっかけとなりました。

【講師:株式会社ゼンショーホールディングス 池田 光様、大浦崚我様】

○先日の講話でゼンショーホールディングスの企業理念の聞いた時、最初は言葉が難しかったのですが、授業を受けていくと、世の中は色々な人々が働いているからこそ成り立ち、必要のない仕事はなく働いている人は自分の仕事にほこりを持っているのだと知り、働いている人のおかげで世の中が回っていることに気がつきました。11月の職場体験では、教えてもらったことを胸にきざんで体験をしてきます。

○ゼンショーホールディングスがどんな会社か想像がつきませんでしたが、すき家やはま寿司などみんなが知っているお店をもっている会社だと分かり、おどろきました。「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念があって私たちの見えないところで食に困っている人を支援していることや、牛丼一杯をお客さんに届けるのにたくさんの人々と協力し支えあっていることが、お話を通して理解できました。また、「仕事をする上で大切なのはほこりをもつこと」、「誰かの何かになってほしい」というメッセージを大切にし、将来に生かしていきたいと思います。

○私は「色々な視点から見てみましょう」という言葉をよく聞きましたが、今回のお話を聞いて、その大切さの理解が深まりました。だから、これからの中学生の生活でも大人になってからも同じ視点で物事を見るのではなく、様々な方向、面から見て、新しい発見をたくさんしていくようにしたいです。また、ハンガーマップで世界には1日3食を食べられない子どもたちがたくさんいることを知り、食べ物の大切さ、食べられていることに感謝して生活していきたいと思いました。

【講師:アマゾン ウエブサービス ジャパン合同会社 松川将士様、芳賀宇幸様】

○私は英語を勉強しています。でも、「翻訳機があるから勉強しなくてもいいんじゃないか」と思うことがあります。しかし、今回お話を聞いて英語は仕事をするのに欠かせないということを知り、改めて英語の大切さに気づくことができました。なので、これからのために英語の勉強を頑張りたいと思いました。また、アマゾンの社員さんのように、失敗してもその失敗を生かしてその次により良いものをつくりあげることを考えていこうと思います。

○今回のお話には難しい言葉がたくさんありましたが、ウイルスから守るセキュリティはとても大事で、慎重にしなければならないことだと分かりました。また、お話を聞いて、私は、まず将来の目標を決めよう、そこから逆算して自分は何をすればいいのかを考えるようにしようと思いました。それと、これから生活していく中では、「あきらめない」ことを大事にしたいです。

○先日の聞く会では、働くことについてやセキュリティについてなど、様々な面白いお話がありました。「働くこと」には色々な職業や仕事があり、1つだけではないと知ったので、これからより深く将来について考えてみようと思いました。また、セキュリティの仕事を楽しんでこなしている芳賀さんを見て、私も自分が楽しいと思える仕事につきたいと思いました。また、サイバー攻撃のお話で、小さいものから世界的に警戒するレベルのものまで幅広いことが分かり、これからのIT社会では、できる限りの注意をはらうように心がけなければならないと思いました。