日  時2022年2月17日(木)13:30~15:20
学  校  名目黒区立第一中学校
実施学年中学1年生 2クラス(34名)クラス毎に実施
課 程 等総合的な学習の時間
実施内容キャリア学習「職業人講話」
協力企業日本水産株式会社
  CSR部 CSR課 田添沙織様
ヤマト運輸株式会社
 コーポレート部門 人事部 伊藤成利様
 南東京主管支店 人材育成部 人材育成課 紅林冴佳様

キャリア学習「職業人講話」の感想

第1学年担任 島村大地

日本水産様

 日本水産(ニッスイ)の商品がどういうものがあるかの紹介から始まり、生徒は興味をもって話を聞いていました。また焼きおにぎりができるまでにはどれだけの人が関わっているかの質問では、生徒にどのような仕事があるか一緒に考えさせ、答えを引き出しながら進めてくれました。普段あたりまのように食べているものにどれだけ多くに人が関わっているのかを生徒は実感でき、楽しく学ぶことができたと思います。

 また、ニッスイの仕事内容の話だけでなく、職業を考える際のポイントをご白身の経験から話してくださり、生徒はとても参考になったと思います。職業を決めるきっかけはどこに眠っているか分からないため、いま目の前にあることや新しいことに全力で取り組むことが大切だという言葉が印象に残りました。まだ将来のことをあまリイメージできない生徒も前向きな期待をもつことができたと思います。ご講演ありがとうございました。

ヤマト運輸様

 クロネコヤマトは使ったことがある生徒が多く、身近でイメージがしやすい内容でした。普段あたりまえのように出している宅急便が、どのようにして翌日の午前中に届くのか、ビデオを用いて、わかりやすく伝えてくれました。荷物を仕分ける大や夜に高速道路を運転して荷物を運ぶ大など、多くの人の仕事がつながって届いていることに生徒は驚くと同時に、感謝しなければならないと感じていたようです。

 また、東日本大震災が起きたときのビデオでは、ヤマト運輸の方々が率先して物資を届け、被災地を支えていたことに感動しました。事前に行った生徒へのアンケートでは、自分の好きなことや興味のある仕事に就きたいという生徒が多かった学年でした。その中で、社会に貢献することのやりがいや自分の仕事に誇りをもつことの大切さなど、生徒にとって学びの多い講演になりました。ありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

【講師:日本水産株式会社 田添沙織様】

〇私にぴったりのおもしろいお話しでした。今回のお話で、私が毎日なにげなく食べている物には多くの人、色々の人が関わり、全てつながっていることを知りました。今回の講話で一番心に残ったのは、田添さんのメッセージです。私は自分の個性が何かを考えるとき、長所のことを主に考えていました。しかし、田添さんのお話を聞いて、自分の短所は個性かも知れないという別の考えが生まれました。この考え方は、これから先のことや、職業を考えるときに生かしていきたい、そして、色んなことにどんどんチャレンジしていきたいと思いました。

〇私はまだ将来の夢が決まっていません。ですが、いつか海外留学に行ってみたいと、心のすみで思っています。それに、田添さんが言っていたように、日本から他国に行ってみれば、気が付かなかった日本の良いところを知ったり、日本に住んでいたからこそ外国で発揮できる何かがあるかもしれません。なので、私は、いつでも外国に行けるように、今からしっかり英語を勉強していきたいです。あと、絵を描くことが好きなので、絵を生かせる仕事も探していきたいです。田添さんのように、私も将来は予想外の仕事についているかもしれないけれど、その場合は、その仕事で自分に何ができるかを考えていきたいと思います。

〇私は田添さんのお話の中で、焼きおにぎりを作るのに本当にたくさんの人が関わっているということが印象に残りました。焼きおにぎりだけでなく、私が持っている小物やペンなども多くの人によって大切に作られたのだと分って、大事に使いたいと思いました。私には将来の夢がまだなくて、進路なども全く考えていなかったのですが、今回のお話を聞いて、これから生活していく中でゆっくり見つけていこうと思いました。将来私も田添さんのように自分の得意なことや好きなことを追求できる仕事につけるといいと思いました。そのためにも、日々勉強をがんばって、少しずつ夢を見つけていきたいです。

【講師:ヤマト運輸株式会社 伊藤成利様、紅林冴佳様】

〇普段私たちが利用している家から家に荷物を届けてもらうサービスは、たくさんの人が関わって成り立っているが分かりました。私は、最後にあった東日本大震災の時のお話が特に心に残っています。津波でボロボロになった場所をクロネコのトラックが走っていく写真がとても印象に残りました。また、ボランティアの人たちと助け合いながら地域の支援をしている姿にも感動しました。見ていて、人と人とのつながりを大切にしていきたいと思いました。そして、将来は、人と協力ができ、人の役に立てるような仕事につきたいと考えました。そのために、私はまず、あいさつをすることなど、当たり前のコミュニケーションを大切に過ごしていこうと思いました。

〇とてもためになる話でおもしろかったです。ヤマト運輸さんはお客様の笑顔を第一に、毎日毎日、朝から晩まで働いてくださっているということがすごく伝わりました。私は、将来、人を笑顔にしたり、喜んでもらえる職業につきたいと考えています。今回の話で、東日本大震災でヤマトがまっさきにかけつけた時、お客様から「ありがとう」という声があったビデオを見て、すごく感動しました。私も将来、人の笑顔を増やせるような職業につきたいと思いました。貴重な話が聞けてよかったです。

〇今回の講話の中で、東日本大震災のときのヤマト運輸さんの活動のことが印象に残りました。震災の記憶はあいまいですが、当時の記録からとてつもなく巨大だったことが分かります。震災で日本中が大変なことになってしまい、ヤマト運輸さんの方々もとても大変な状況だったと思いますが、それでも、東北の方へボランティアに行ったり、すぐにサービスを再開させたり、ヤマト運輸さんの1つ1つの行動が日本の経済や多くの人の命を救ったのだと感じました。私は将来の夢がまだなくて、進路もまだ決めていないのですが、今回の話を聞いて、もし大変な問題が起きたときにも素早く行動できるような人になりたいと思いました。そのためにも日々がんばって少しずつでも夢や進路を見つけ、それに向かってまた頑張っていくようにしたいと思いました。