令和3年度第13回未来教室
日 時 | 2021年10月25日(月)11:30~12:15 |
学 校 名 | 羽村市立富士見小学校 |
実施学年 | 6年生 3クラス(82名)合同で実施 |
課 程 等 | 総合的な学習の時間 |
実施内容 | キャリア教育「プロから学ぶ」(第3回目) |
協力企業 | 読売新聞東京本社 |
教育ネットワーク事務局 大石 暁様 |
「プロから学ぶ」(第3回)を終えて
6学年担任 石渡 雪乃
本日は、ご多用の中、羽村市立富士見小学校へご来校いただきまして、また、特別授業「キャリア教育」を開催していただきまして、誠にありがとうございました。
本校では、「プロから学ぶ」と題し、6年生に対するキャリア教育を計画的・体験的に実践していけるよう教育課程の編成をしているところであります。しかしながら、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、講師の先生方を思うように招聘できなかったり、体験的な活動に結びつけることができなかったり苦慮していたところでございました。 そんな中、NPO法人おやじ日本様のご協力により、今回の出前授業を開催する運びとなりましたことを心よりお礼申し上げます。
さて、本日のご講話は、子供たちにとって大変心に響く内容でありました。
まず、新聞の特徴は、「正確性・信頼性」と「一覧性」の二つであることを知りました。一人の記者が書いた記事がそのまま載ることはなく、「適正報道委員会」は読売新聞社さん独自のものがあり、このような何人もの目によって、何重にもチェックするとことで、正確性と信頼性を保つことができていることを学びました。それでも、間違いのある記事もあるという、日々完璧ではないからこそ、何度も姿勢を改め、ミスを無くすという姿勢があることを学びました。
また、見出しや前文という言葉は、国語などの授業で今までの学習で行っていることを活かし、お話を聞くことができました。見出しがない新聞を見せていただくことで、見出しのある意味が視覚的に分かりました。見出しを見ればニュースの価値判断ができることも学びました。実際に新聞を広げて読むという機会を取っていただき、読みやすくする工夫があることを知りました。「クリップ(用語解説)」があることによって分からない言葉が多い小学生でも、記事が読みやすいことが分かりました。
そして、新聞記者のやりがいと言えば、
- 世の中の様々な動きの中から、重要なニュース、役立つニュースを選び正確に伝えること
- 報道を通じて世の中の不正を正したり、困っている人を助けたりして、社会正義実現に貢献すること
ということだと教えていただきました。
新聞を池上彰さんも推奨している、「1面・運動面・まんが・TV欄など、新聞をペラペラめくり、見出し・前文・写真・図表・イラストをざっと見、気になった記事や関心のある記事は本文も読む。」という“「つまみ食い」読み“を実践してまいります。さらに新聞にたくさん触れる授業をしていきます。
児童からの質問についても丁寧にご回答いただきまして、ありがとうございました。本日、学んだことをしっかりと振り返らせ、自分自身のキャリアを見通す活動を今後も継続してまいりたいと存じます。本日は誠にありがとうございました。