日  時 2021年2月18日(木)13:10~14:50
学  校  名 目黒区立第一中学校
実施学年 1年生 2クラス(48名)クラス毎に2社の話を聞く
課 程 等 総合的な学習の時間
実施内容 キャリア教育「職業人の話を聞く会」
協力企業 日本水産株式会社
 CSR部 CSR課 畝尾規子様
読売新聞東京本社
教育ネットワーク事務局 石橋大祐様

「職業人の話を聞く会」の感想

1学年主任 渡辺 和哉

 2月18日(木)5,6校時に、日本水産と読売新聞の2名の方をお招きして、職業人の話を聞く会を行いました。今年度は、コロナウイルスの影響で、行事が中止になるものが多く、外部の方のお話を聞く機会もほぼ初めてでした。事前学習では、各クラス生徒から質問事項がたくさん出て、関心や意欲の高さが目につきました。私個人としては、本校は今年度1コマ45分で授業を行っていますが、まず45分間静かに集中して話を聞くことができるのかが非常に不安でした。

 ところが、そんな不安は、講師の先生方の巧みなお話で一気に解消されました。日本水産の畝尾さんは、会社のことやご自身の人生経験を丁寧にお話ししてくださり、生徒は熱心に耳を傾けていました。畝尾さんの話し方はとても聞きやすく、心地よい授業だったと感じました。好きなことをやる、自分の強みをもつことの大切さは、生徒の心にしっかり響いていました。読売新聞の石橋さんは、畝尾さんとは対称的に動きの多い授業で、生徒に息つく暇を与えないようなスピーディーな展開がとても楽しく、私自身も自然と引き込まれました。自身の経験から大変だったこと、苦労したこと、仕事で自分が大切にしていることなどのお話は、生徒に印象を強く残しました。

 将来、食品会社に勤めたり、新聞記者になる生徒がどれくらいいるかまだ分かりませんが、自分の将来を考えるための授業として、とてもいい経験になったと思います。この経験を、2年生での職場体験学習につなげていけるよう、私たちもしっかり指導をしていきます。

 今回は、本当にありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いします。

生徒の感想文から(抜粋)

《講師 日本水産株式会社 畝尾規子様》

○本日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。食品一つを作るためにたくさんの人が関わっていることを知って驚きました。仕事は「自分」のためでもあり「他の人」のためにもなると聞いて、ますます働こうという意欲がわきました。私は新しいことに挑戦することが少ないので、今後は色んなことに興味を持ってトライしたいと思います。

○全ての仕事は見えないループでつながっているという言葉が心に残りました。どの仕事もなくてはならないということが伝わりました。私は食べずぎらいすることがよくあります。でも、これからは色々なことに興味をもちその中から自分の強みをみつけて、働く全ての人たちに感謝の気持ちをもって生活していきたいと思います。貴重な話をありがとうございました。

○今回、貴重なお話を聞かせていただきました。自分は今、やりたいことや胸を張って言える強みがなく、進路等の話は苦手でした。しかし、「いろんなことに興味を持つ、強みを見つける、全ての仕事はつながっていて、働いている人に感謝する」と聞いた時、それで良いんだと安心でき、「仕事」というものの印象が良い方に変わりました。感謝を忘れないなど、たくさんの大切なことを教えてくださり、本当にありがとうございました。

《講師 読売新聞東京本社 石橋大祐様》

○先日は、職業について色々教えてくださりありがとうございました。新聞記者は取材などが大変という印象が強くありました。石橋さんの話を聞いて、実際に大変でもリスクを負う勇気があり、すごいと感じました。僕も自分の足を運んで世の中を知って行きたいです。そのために、自分のコミュニケーション力を高めていきたいと思いました。

○本日は大変おもしろいお話をありがとうございました。おっしゃっていた「働く意味」について自分は真剣に考えたことはありませんでした。その中で「お金をもらう」だけが働くということではない、というフレーズが響きました。これから、職業について考えていく回数が増えていくと思いますが、自分なりの働く意味を考え、答えを出していきます。

○私はあまり新聞を読みませんが、これからの自分のためにも読み始めようと思いました。また、「記者の仕事をやめたいと思ったことがない」という石橋さんの言葉を聞いて、私も自分の仕事に自信をもてるような人になりたいなと思いました。「働く」ことの答えを探して1日1日たくさんのことを学んでいきたいです。