令和2年度第2回未来教室
日 時 | 11月2日(月)13:50~15:20 | |
学 校 名 | 目黒区立第十中学校 | |
実施学年 | 1年生 4クラス(135名)クラス毎に2社の話を聞く | |
課 程 等 | 総合的な学習の時間 | |
実施内容 | キャリア教育 | |
協力企業 | 株式会社ゼンショーホールディングス | |
グループ人事本部 人事部 人財開発課 辻田功暉様 | ||
三井住友カード株式会社 | ||
経営企画部 サステナビリティ推進室 小林奈央子様 | ||
読売新聞東京本社 | ||
教育ネットワーク事務局 石橋大祐様 | ||
日本アイ・ビー・エム株式会社 | ||
製造事業部 エレクトロニクス営業本部 鎌田麗子様 |
働く人の話を聞く
1学年担任一同
進路や将来の職業に対する具体的な考えをもって中学校生活を送ってほしいと思い、社会人として働く人の話を聞かせる機会を1学年のうちから設けようと考えていました。しかし、世の中全体としても学校としても先が見通せず、計画をたてるのも難しい状況でした。そんな中、今回ご協力いただいた企業やおやじ日本の方々には、大変感謝いたしております。
どの企業も様々な資料を準備して視覚的にも内容的にも生徒を引き付け、これまで気付かなかったことを発見させてくれる素晴らしい講演をしてくださいました。例えばゼンショーホールディングス様のお話を聞いた生徒たちは、働くことの意義について考え、気付くことができた様子でした。お金を儲けるためだけでなく、仕事を通じて社会に貢献することの大切さを知った生徒たちは、きっと立派な社会人になってくれると思います。
今回の未来教室をこれからの進路学習に生かし、生徒が主体的に自分の進む道を選び実現していけるよう指導していきたいと思います。
生徒の感想文から(抜粋)
《講師:株式会社ゼンショーホールディングス 辻田功暉様》
○私達は食べ物に困らないけど、世界には次の日の食事がない人々がたくさんいて、そういう人々を病気や飢えから守っているのはユニセフくらいしかないと思っていました。しかし今回のお話を聞いて、私が知らないだけで、たくさんの方が食に困っている人に手をさしのべているのだと分かりました。私も“誰かの何かのために自分の力を使える人になってほしい”という気持ちを受け止めて、困っている人がいたら助けたいと思います。
○私は「果たして、自分の行いや役割は本当に誰かのためになっているのか」と悩んでいました。なので、今回お話を聞いて、「必要のない仕事はない」「世の中は誰かの何かによって成り立っている」という言葉が心に響き、感動しました。私はこれから自分の行いや役割に誇りを持ち「誰か」の「何か」のために努力して参りたいと思います。本当にありがとうございました。
○今回のお話を聞いて、仕事に対する思いや情熱などを学びました。ゼンショーホールディングスさんの「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念や経営の優先順位などは素晴らしいと思いました。この体験を生かして、今後の進路に活用させていただきます。僕も就職したら、仕事に誇りを持ってがんばりたいと思います。
《講師:三井住友カード株式会社 小林奈央子様》
○私は今回のお話で、働く意味について学びました。小林さんは、働くのはお金のためだけではなく、自分や自分の周りの幸せをつくり、それが充実した毎日になるサイクルこそが自分の働く意味だと言っていました。また、そのためには「仲間を大切に、何事にも全力で取り組む」と言っていました。私は、この言葉を忘れないように胸にとどめておきたいと思いました。将来役に立つことが聞けてよかったです。
○私は小林さんのお話を聞いてすごく感動しました。なかでも「新しいサービスを生み出す」という言葉が胸に響きました。これからの人生で、「新しい何かを生み出すということに気づかいながらすごしていこう」という発見ができました。私が考える「働く」というのは、「人のため」だと思います。将来、私は看護師になりたいと思っています。この仕事も「人のため、笑顔を見たい」という目標があると思います。私もお話にあった新しい視点から見てみようと改めて思いました。
○お話を聞いて、最初はなぜこの会社があるのかよくわかりませんでした。でもみんながカードを使うようになることで、お金を払うときに接触しなくていいし、外国人はカードを使う人が増えているからその人たちが喜ぶとか、お金を盗もうとする人が減るなど、たくさんのメリットがあることが分かりました。私もカードを持つようになったら今回のお話を思い出して有効に使っていきたいと思います。
《講師:読売新聞東京本社 石橋大祐様》
○今回の未来教室のお話を聞いて、新聞は400字の原稿用紙500枚分、新書1冊分もあって、すみからすみまで読むと11時間かかること、だから見出しをみて必要な部分を読み取ることが大切だということが分かりました。スクープをしてもすぐに記事にするのではなく、しっかり真実かどうかを確認して記事を書いて私たちに届けてくれていることも知れました。今まであまり読まなかったけれど、これから新聞を読むときにはそういうことも考えて読みたいと思いました。
○いつも読んでいる新聞の裏にさまざまの仕事があり、その仕事について、楽しく、そして、深く学ぶことができました。本当にありがとうございました。私は元々、人と話をしたり、人に質問したり、文を書くことが本当にすきなので、インタビューの仕事や校閲の仕事がしてみたいです。なので、石橋さんの仕事に対する思いや考えを、今後、私自身のこれからの人生にいかして行きます。
○私はお話しを聞いて、働くとはなりたい自分になること、なりたい自分になるために好きな仕事をする、好きな仕事をするために入りたい会社に入るという話が心にささりました。答えは自分で見つける、その手がかりに新聞を使うと言っていたので、これから、新聞を読んで自分でさがしていきたいです。働くということは世の中とつながることだと、働くということのヒントも教えてもらいました。
《講師:日本アイ・ビー・エム株式会社 鎌田麗子様》
○最も印象に残ったことは、自分がやりたい仕事につくことが大事ということです。お話を聞いて、これから色々な体験をして、「嫌だな」とネガティブに考えるよりも、「自分の人生や仕事にいかそう」とポジティブに考えればよいと感じました。今は、将来活用することができるかもしれない勉強や部活に一生懸命取り組んでいきます。
○今回のお話で、将来の仕事の決め方などを知りました。鎌田さんは「仕事を決める時期は人それぞれで良い」「色々な経験をして自分に向く仕事を探す」ということを教えてくれました。お話を聞いて、これからたくさんの経験を積み重ねてゆきたいと思いました。また、「今の学校での勉強は、将来、直接的間接的に関わってくる」とも言っていたので、これからも毎日の勉強をがんばりたいと思いました。
○今回、日本IBMという会社のこと、働くということ、仕事をするということについて考える話をしてくださり、ありがとうございました。私は、ITや人工知能について興味を持つことがなかったのですが、今回のお話を聞いて少しだけですが人工知能に興味を持つことができました。ATMの仕組みをつくったり、医療でも役立つことをしていて、とても驚きました。私もこれから色々な仕事を知り、少しでも世の中の役に立つことをしたいと思いました。
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