日  時 2020年1月24日(金)14:30~15:20
学  校  名 新宿区立牛込第二中学校
実施学年 1年生 2クラス(51名)合同
課 程 等 家庭科
実施内容 「食育講演会」
協力企業 株式会社ゼンショーホールディングス
  人事部 人材開発課 江良拓哉様

食育講演会で学んだこと 

1学年 教諭 佐藤光正 

 

この度は、お忙しい中、本校の食育講演会にお越し頂き、ありがとうございました。㈱ゼンショーホールディングスさんという我々に身近な食べ物を扱う店舗を多数経営されている会社の方から食育に関するお話しを聞くことができる貴重な機会となりました。生徒は会社が食べ物を提供しているだけだと考えがちですが、それだけに留まらず世界や環境のために何ができるかを考えている会社なのだと知ることができました。 

業理念として、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」というものがあり、フードロスとゴミ問題、そしてリサイクルに力を入れていることが分かりました。そして、世界で毎日どれだけの食べ物が無駄になっているかを教えて頂きました。その中で我々や生徒自身が毎日の生活の中で何ができるかを考えることができました。食べ残しをせずに食べ物を大切にしたいという感想をもった生徒もおり、きっとこれからの行動が変わっていくきっかけになったと思います。 

また、最後に「必要のない仕事はない」というメッセージも頂き、どんな仕事でも誰かの何かの役に立っているので、将来仕事をするときに誇りをもって仕事をして欲しいということが感想もありました。様々なことを考える機会を与えて頂き本当にありがとうございました。 

 

生徒の感想文から(抜粋) 

○ゼンショーホールディングスのような大きな会社がそのスローガンに貧困などの問題をかかげてがんばってもそれだけでは解決できないような大きな問題が世界に多くあると思ったので、日々の生活で一人一人が意識していくことが必要だと思った。また、このことを僕たちに伝えるために講義をしてもらったので、この話を聞いただけで止めないで、周りの身近な人に伝えていきたい。 

○講話を聞いて日本のゴミの量の多さに驚きました。好き嫌いや食べ残しのこと、ゴミ分別の大切さを学ぶことができました。世界で起きている大気汚染や水質汚濁などの環境問題を進めないために今自分ができることは何かを考えたいと思いました。ゼンショーホールディングスさんの“世界から飢餓と貧困を撲滅する”という目標に私たちもできることがあると思うので、大人になったら、貧困や飢餓の人々のために、また地球のためにできることを探し、世界の役に立てるようになりたいです。 

この世の中には食べたくても食べられない人がたくさんいるということと最後に話のあった「この世の中は誰かの何かで成り立っている。そのために必要のない仕事はない」ということが将来に向けた大きなヒントになった。この講演会では、いつものように腹いっぱい食べられるという状況は当たり前のことではないと知ったし、ムダをなくすということと同時に、自分の仕事に誇りを持ち国境を越えて様々な人に「ありがとう」と言ってもらえるような仕事につきたいと思った。