日  時 2019年6月25日(火)13:35~15:25
学  校  名 渋谷区立松濤中学校
実施学年 2年生 3クラス(86名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 「マナー教室」~職場体験の事前学習~
協力企業 リーガロイヤルホテル東京
 料飲部 及川忠彦様

   

接遇の五原則を学ぶ

担当教諭 田中美和

6月25日の「マナー教室」では、リーガロイヤルホテル東京の及川様に、接遇の五原則についてのお話と実技指導をしていただきました。ありがとうございました。
職場体験学習2週問前、事業所へ初めてご挨拶に伺う直前でしたので、丁度よいタイミングでのマナー教室でした。それまであまり真剣に考えていなかった生徒たちに緊張感が認められました。最初にリーガロイヤルホテル東京の紹介DVDでホテルの仕事などを見せていただいたことも大変効果的でした。「すごいホテルの方が自分たちのために来てくださった」ということを多くの生徒が話していましたし、あのような豪華なホテルに泊まれる大人になるためにも、マナーを身に付け、職場体験学習を頑張るという話も出ておりました。
及川様は実体験を交えて、穏やかに丁寧にお話ししてくださるので、会場の体育館がいつもとは違う空間になったようでした。その後の授業前後における挨拶等でも「きれいな立ち姿をしましょう」と一声かけると、しっかり立てるようになりました。また、お話しいただいた「ファミコン言葉」については前々からおかしいと感じていましたので、すっきりいたしました。
おやじ日本の皆さまには毎年お取り計らい頂き、ありがとうございます。また次年度もお願いできましたら幸いです。

生徒の感想文から(抜粋)

○このマナー教室で一番印象的だったのは「笑声」です。電話で話す時や相手に話す時は声を1トーン高くすることと聞いて、母が電話に出ると普段よりも声が高くなることを思い出し、確かにと思いました。また、接遇の五原則にあった表情についての標語の「相手の表情は自分の鏡」という言葉は相手への気遣いの最高レベルだと感じました。私はいつも相手の表情を見ずにあいさつをしてしまいます。しかし、今回のマナー教室で相手の目を見てあいさつすることを学んだので、これからは先生や友達にあいさつする時は、立ち止まって目を見てするようにしようと思いました。
○今回、貴重なお話と、これからの人生でとても役に立つ、礼儀作法などを教えていただきました。お話で特に印象に残ったのは、挨拶、表情、身だしなみで人の第一印象の80パーセントが決まるということです。これからの事前打合せや職場体験の本番に、このことをよく意識して臨みたいと思います。返事や言葉遣いは意識してやらないと少し難しいと感じたので、このことも特に意識してやり、さらに社会人になってからも生かせるようにしたいと思います。
○僕は、他人と接することが苦手で、ホテルには人と話したり接することが好きな人、サービスを提供することが好きな人が行くのだという印象をもっていましたが、ホテルにはグループサービスなどの非接客でも従業員の給料の配付やイスや机を修理するなどの仕事があると知り、裏でこのように働く人がいて、支えていることが分かりました。そして、人の第一印象の8割があいさつ、表情、身だしなみという僕が全く気にしていなかったことで決まるという話を聞いて、たまにズボンから出ているシャツや、少し曲がっている姿勢などを正して、他人が見る目などに注意して生活していきたいと思いました。