日  時 2018年7月7日(土)9:45~10:35
学  校  名 目黒区立大鳥中学校
実施学年 1年生 4クラス(150名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 職業講和~将来の職業を考える~
協力企業 株式会社ゼンショーホールディングス
人事部 人財開発課 阪田啓太様、辻田功暉様

     

「進路を考える日」の講演で学んだこと

進路学習部1年 山岡 里奈

先日の「進路を考える日」の講演会におきましては、ご多用中のところ本校一学年生徒のためにご講話くださいまして、誠にありがとうございました。 ゼンショーホールディングス様が外食部門で日本では1位、世界では5位ということを聞いて、私たちにとても馴染みがある企業の大きさを知りました。
講演会は参加型で進められ、生徒がとても楽しそうでした。例えば「ゆ」が何に見えるか、という質問では熱帯魚、「ぷ」はボーリング、「&」は体育座り、というように頭を柔らかくして見ると全く違ったものに見えることに驚きました。固定概念が強かった生徒が阪田様の「見方を変えて」というご指摘で、柔らかい発想が出来るようになったように見えました。これには改めて感心し、様々な意見が聞けたこともよかったです。「偏見にとらわれず物事を見ると全く違うものに見える、人や物事も多角的に見ることで新しい発見がある。」という言葉は、生徒たちにとっても教員にとっても心に残った言葉でありました。
恥ずかしながら、普段何気なく食べている牛丼の、一杯に対してどれだけの物と人が関わっているかを考えたことはありませんでした。調達、製造加工、物流、販売という流れがあって消費者の元にたどり着くのだということ。日本の食料自給率は低く、世界中から食料が届いているから「食」に困ることはないということを思い出すきっかけとなりました。
また、「この世は『誰か』の『何か』によって成り立っている。必要のない仕事はない。」という言葉は、自分の仕事に誇りをもつことができます。今後、生徒たちがこの言葉を心に留め、自分の力を社会に役立てることができる人になれるよう、一同志高く、目標にしていく所存です。大変貴重なお話をありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

○お話を聞いて、会社を大きくしていくためには日本は世界とたくさんのかかわりをもつことが大切だと思いました。そのためには世界中の人たちとかかわるきっかけが必要だし重要だと思ったし、その上で英語が話せるのと話せないのとではまったく変わってしまうなと、少しあせりました。また、見方を変えれば全く別のものに見えたり、成れたりするというお話も心に残りました。その見方には正解がないということも、これから私が社会の一員になる上で本当に大切な考え方だと思いました。自分の目標をかかげてその目標のために自分がどれだけのことをしているのかを一人でも多くの人に伝えることも重要だと思いました。最も心に残ったのは「この世は誰かの何かによって成り立っている」という言葉です。お話を聞いて、どんな仕事でも、ほこりをもって、その仕事を自分にとってすばらしいものにするには、「自分のためだけ」という考えを捨てなければならないと強く思いました。
○心に残るようなお話をありがとうございました。「夢は変わる」という言葉に、僕は「確かにそうだな」と思いました。僕も昔と今では夢が違います。コロコロ変わっています。大人になったらどんな職業につき、どんな仕事をしているのか今の僕には分かりません。店で一杯の牛丼を食べてもらうまでにどんな仕事があるかという質問を考えた後、講話の最後に「必要のない仕事はない」という話を聞きました。これを聞いて、僕は考えさせられました。「必要なのかな?」と疑問に思っていた仕事も人の役にたっているんだと思ったからです。僕は仕事をするようになったら、自分の仕事や役割に誇りを持って、「人の役に立てるの?」と思うようなことでも、とにかく遣り遂げるようにしたいと思いました。
○今回、お話を聞いて一番驚いたのは世界の9人に1人が満足な食事がとれていないことです。普段私は1日3食きちんと食事をしています。でも、世界を見渡すとそれが普通のことではないことが分かりました。「当たり前に思ったり、当たり前にやっていたことが実は当たり前じゃなかったんだ」、そんな気持ちになりました。また、お話を聞いて、夢や目標をもつことの大切さやすばらしさが分かりました。私にも夢があります。その夢は人を支えたり、助けたりすることです。私が一つのことをすれば、ほんの小さなことでもだれかが助かったり救われたりするかもしれません。だから、すごく小さなことでも自分からすすんでやっていきたいです。今回学べたことをこれからに生かし、「困っている人がいたらお互いに助け合う!」私はそんな人間になりたいです。今回お話が聞けて本当によかったです。もっと人のためにがんばろう!という気持ちになりました。