日  時 2017年11月9日(木)13:30~15:20
学  校  名 目黒区立第八中学校
実施学年 2年生 2クラス(66名) クラス毎に2社の話を聞く
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 生き方教室「働くことの意義」
協力企業 三井住友銀行 経営企画部 CSR室
  奥住江梨様
パナソニック株式会社 アプライアンス社 コンシューマーマーケッティングジャパン本部 スモールアプライアンスグループ
  平野哲久様

   

生き方教室を受講しての感想

第2学年担当(教務主任) 椿 一夫

 本校では、職場体験の事前学習として『生き方教室』を行っております。今回、現役の銀行マンの方から、仕事の内容や仕事に臨むうえでの心構えを詳しく教えていただき、プロ意識の大切さを改めて知ることとなりました。生徒とともに良い機会を与えていただき本当にありがとうございました。
私は、昨年度同じ目黒区内から本校に転任し、教務主任をさせていただいております。校長の経営方針のもと、本校の教育目標である、「求めて学ぶ」「考えて行う」「自ら鍛える」の言葉を具現化し生徒の確かな力として身につくように、先生方と協力して生徒指導にあたっております。本日お話していただいた内容の中にも、本校の教育目標につながるものが多く、社会に出ても通用する大切な力として、今後も自信をもって生徒達に大切さを伝えていくことができると感じました。
「仕事は思いと能力で行うもの」という言葉は、単に生活していくため、給料を得るためではなく、社会貢献などを考えて行うことで、より一層中身の濃い良い仕事ができるということを再確認させていただきました。また、社会貢献につながる強い「思い」のこもった仕事をするためにも「能力」が必要であり、そのスキルを将来を担う生徒たちに少しでも身につけてもらいたいと改めて思いました。「求めて学ぶ」、「自ら鍛える」の目標を達成することがつながっていくと考えております。
また、「ありがとう」の積み重ねが給料につながるという言葉も印象に残っております。人を思いやる行動=「考えて行う」の積み重ね、たくさん「ありがとう」を言ってもらえる生徒、同時に人から何かしていただいたときに素直に「ありがとう」を言葉を言える生徒を育てていきたいと感じました。今回の学びを、実際の職場体験や今後の人生に役立ていけるよう、引き続き、生徒とともに向上させていきたいと思っております。

教諭 森本 哲生

 本日はお忙しい中、本校でのご講演、ありがとうございました。私も貴社製品を利用する機会が多くあり、今回のお話を大変興味深く聞かせていただきました。生徒も同様だったと思います。
貴社の使命「A better life A better world」もよく耳にする言葉でしたが、その由来までは考えたこともありませんでしたが、今回の話を聞いてなるほどと感心しました。
特に印象に残っていることは創業者である松下幸之助さんの「お客様の好むものを売るな、お客様のためになるものを売れ」という言葉です。どうしても物を売るという目の前のこと、自分の視点だけに捉われてしまい、お客様のことを考えて、という視線を忘れがちです。また、そのような視線を持っていないとお客様から感謝されることも少なく、物を売るという自分だけの自己満足で終わってしまうことです。お客様のニーズを聞き、そして、お客様のために売る、それが社会のために役立っているのだと感じました。
私たち教職員も今回のお話から考えさせられることが多かったです。今回のお話を常に念頭に置きながら、これからの社会を担う子どもたちを育てていきたいと思いました。本日は本当にありがとうございました。

生徒の感想文から(抜粋)

《講師 株式会社三井住友銀行 奥住江梨様》

○銀行はお金を預けるところというイメージしかありませんでしたが、今日のお話を聞いて、これ以外に貸付、為替という今まで聞いたことがなかった仕事をしていることに驚きました。「働く」ということがどういうことなのか、まだ実感はわきませんが、「能力×思い=働く」というお話がとても強く心に響きました。何ごとにも挑戦するということを忘れずに、これからは苦手なことにも頑張っていこうと考えることができました。銀行の仕事のキーワードの「信頼」という言葉がとても大切なことも深く感じることができました。本当に面白いお話ありがとうございました。

○私は奥住さんのお話を聞いて、銀行の仕事や、仕事は何かを考えることができました。正直、私は銀行の仕事はお金を預かって保管することだと思っていましたが、預かったお金を貸していると聞いて驚きました。説明の中で出てきた利息、為替など、意味を知らなかった言葉を知ることができて良かったです。そして何より、仕事とは何かというお話で、能力と思いを合わせた考え方がとても響きました。知識や資格、技術などの能力は必要だと思っていたけれど、夢や情熱を仕事に取り入れても良いのだと知って、仕事への興味がより強くなりました。

○今回のお話はとても印象に残りました。例えば、今のうちにいろいろなことを経験して自分の能力を増やしていくこと。そのなかで、自分が好きなことをつきつめてみることが、大人になって働くときにとても重要なのだと思いました。また、能力だけでなく「思い」も大切なのだと分かりました。能力があっても強い思いがなければ「やりたい」とも思わないだろうし、やる気があるようにも見えなくて、いい仕事が見つからないのではないかと思いました。将来のことを考えるとてもためになるお話でした。

《講師 パナソニック株式会社 アプライアンス社 平野哲久様》

○仕事は何のためにするのか、正直お金のことをメインに考えていました。今日の講演で、自分を成長させるため、社会の役に立つため、と深く考えさせられました。仕事をして「ありがとう」と言われるときがやってよかったと思うという話がありましたが、想像したらそうだろうなと思えました。また、英語が必要だと言われたときは、「ああ・・・」と思ってしまいました。ですが、あきらめずにしっかり努力したいと思いました。何かに打ち込む、価値観、出会いの大切さなど、どれも私に大切なことだと思いました。後悔のないように、前に進んでいこうと思うことができました。

○僕は今回の講義で、自分に合った仕事を見つけたいと思いました。発想の転換や、自分には合わない、自分はやりたくないなと思う仕事も、一度やってみることが大切だということに気付きました。お話を聞いて、経験を積み重ねることの重要性も分かったので、いろんなことにチャレンジし、いろんなことに積極的に取り組んで行きたいと思いました。また、仕事をするようになったときに英語が必要になると聞いて、しっかり頑張ろうと思いました。今回の話を思い出して就職するようにしたいと思いました。

○ぼくは機械が好きなので、パナソニックがいろんな電化製品を開発しているという話を聞いて、とてもおもしろそうな会社だなと思いました。特に、これから先、オリンピックが開催されるので、そのための商品を考えるなど、今のブームや日本の行事に合わせた商品企画をするという姿勢はすばらしいことだと思いました。また、仕事をするときに英語を使うことがあると分かったので、ぼくはあまり英語が得意ではないので、もっとがんばって勉強しようと思いました。今日はぼくのためにとてもためになる話をしてくださり、ありがとうございました。