日  時 平成29年3月14日(木)13:10~14:05
学  校  名  渋谷区立上原中学校
実施学年 3年生3クラス(102名)クラス毎に2社の話を聞く
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 キャリア教育「未来教室」
協力企業 あいおいニッセイ同和損害保険調査株式会社 石橋昌祐様
 ヤマト運輸株式会社
     南東京主管支店 人材育成課 福井健一様、村岡 緑様
読売新聞東京本社
    経済部 戸塚光彦様

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「未来教室」に学ぶ

3学年 学年主任 柳原忠夫

    おやじ日本の「未来授業」で、通常の授業では聞けない話を聞けて、良かったと思います。いわゆる「ゲストティーャー」から学校の先生とは違う話を聞くことは、生徒たちにとっては新鮮です。その話から生徒はさまざまに考えるでしょう。中学3年生ともなれば、そういう力はついています。だからこそ、いろいろな人の話を聞かせることが大切だと思います。そういう意味では、今回各クラスの生徒が複数の講師の話を聞けたのは良かったと思います。世の中にはさまざまな仕事があること、それぞれの仕事にはそれぞれの意味があり、やりがいがあり、使命があることを生徒たちは感じたと思います。
欲を言えば、少し難しかったり、わかりにくかったりする点があったように思います。 また、会社の説明部分が多かったようなので、仕事や人生を広くとらえた内容を増やしていただけたらと思います。
いろいろありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

生徒の感想文から(抜粋)

《講師 あいおいニッセイ同和損害保険調査株式会社 石橋昌祐様》

○今回の講演を聞いて、これからの高校生活がすごく楽しみだと感じました。自分の将来や仕事について深く考える機会になりました。自ら考え、自ら行動し、自ら判断することは、自分自身にとっても他人にとってもすごく大切なことなのだなと改めて思いました。“夢”と“将来”は違うと思いました。高校で後悔しないようにしたいです。
○今まで保険のことを考えたことがありませんでした。しかし、今回の講演を聞いて、保険という事業やその必要性が分かりました。今回の講演では2社の方の話しを聞きましたが、どちらの話からも、しっかり聞いて自分で考え判断することが重要だということが分かり、これからそのような力を身に付けたいと思いました。
○講演を聞いて、仕事で大事なことは、自ら考え、自ら判断し、自ら行動することとコミュニケーションを大切にすることだ、ということが分かりました。また、高校生になって、仕事の内容が見え、現実的になっても、「志」を忘れてはいけないことを学びました。

《講師 ヤマト運輸株式会社 福井健一様、村岡 緑様》

○今回の話で一番大切なことは「やりがいを持つ」「自分がやっていることの意味を考える」の2つだと思いました。やりがいを持てば自分がやっていることをさらに活発にできるし、長く続けられるようになると思ったからです。また、自分がやっていることの意味、本質も考えていれば、もしつまずくことがあっても立ち上がれるのだと思いました。これからはこの2つを意識していきたいです。
○仕事を続けるには“やりがい”を感じること。興味だけで仕事を選んではだめ。仕事は1人ではできない。仕事につくのはゴールではなく、仕事に入ってからスタート。仕事にくわしくなるため、その仕事をもっと好きになる。なぜその仕事をしたいのかしっかり悩んでみる。自分がやりたい仕事をやれる人になるには人一倍がんばらないといけない。今回の教室でこのようなことを学びました。
○自分がどんな理由でどんな職業につけばいいのかが分かった。普段からよく見かけるヤマト運輸の方々が、それぞれ、色んなことにやりがいを感じていることを知れてよかった。様々な新しいことに挑戦している話しを聞いて、僕も頑張らなくてはいけないと思った。これから職業や進路を選択するときには“入る”ことだけを考えるのではなく、“入ってから”何がしたいかしっかり考えようと思った。

《講師 読売新聞東京本社 戸塚光彦様》

○新聞記者の方々がどのようなことを考えて取材し、記事を書いているかが知れて、とても面白かったです。世界から見たら小さなニュースでもそれが起きた地域の人達からしたら大きなニュースであるという話も、人によってニュースの受け取り方が違うということが興味深かったです。記者の仕事についての貴重な話を聞けてよかったです。
○自分は将来、編集関係の仕事に就きたいと考えているので、取材するときのポイントや実際に経験したことなどを聞くことができ、とてもためになった。これから先、文章を書いたり情報をまとめたりする際は、重要なことは何なのか、それがなぜ重要なのかをきちんと見極めていきたい。
○記者の方々が、記事を読みやすく、見つけやすくできるように、レイアウトにも気をつかい、読者のことを考えて制作している、ということがよく分かりました。新聞記者という仕事の特徴、仕事のポイントなど、普段では聞けないことが聞けて良かったです。いつも何となく読んでいる新聞に、実は様々な工夫がされていて、取材する時、記事を書く時にどのような苦労があるのかを学ぶことができました。