平成２８年度第２１回未来教室

マナー教室講習会」で学んだこと

第２学年担当　　関有希子

〇社会人として日々いろいろな人と接している私達大人ですが、正しいマナーを身に付けているかと問われると自信はありません。今回プロの方のお話を伺い、生徒達はもちろん、私も勉強になりました。
「接遇の五原則」は初めに「挨拶」が挙げられていますが、この学年の生徒はなかなか挨拶ができません。やっと声を出しても小さな声で下を向いたままということもあります。今回の講習を受けて、生徒の意識に変化が見られることを期待したいです。こちらも「教員だから」と上段に構えるのではなく、今まで通り自分から声をかけていこうと思います。
また、「身だしなみ」はおしゃれと違って第三者に判断されるものであるというお話が、わかりやすくてよかったです。制服は正しく着用し統一感がなければならないとのこと、着崩そうとする生徒に対して注意しやすくなります。
ちなみに、私が顧問を務める吹奏楽部では、昨年度マナー講習会を受けた生徒達が「先言後礼」を部内に広め、今も最後の挨拶では先言後礼を実施しています。

第２学年担当（生活指導主任）　塚原元宏

〇職場体験の事前学習としてマナー講習会を開始してから３年目を迎えます。現役のホテルマンの方から、お客様に接するうえでの心構えや接遇の仕方を詳しく教えていただき、プロ意識の大切さを改めて知ることとなりました。生徒とともに良い機会を与えていただき本当にありがとうございました。
私は、昨年度港区から本校に転任し、生活指導主任をさせていただいております。着任当初、各玄関に「あいさつ」「言葉遣い」「身だしなみ」の言葉を掲示するとともに、毎年全校朝礼でその言葉の意味や中学校は、人間関係・マナーと勉強を学ぶ場所であるという話をしています。本日お話していただいた接遇の５原則「あいさつ」「表情」「身だしなみ」「言葉遣い」「態度」など共通する部分が多く、今後も自信をもって生徒達にマナーの大切さを伝えていくことができます。
「先言後礼」は、初めて聞く言葉でしたがとても印象に残る言葉であり、生徒達も講習会後何度も実践していました。また、「ファミコン言葉（ファミレスやコンビニでつかわれている言葉）はつかわない」についても興味深く聴かせていただきました。今回の学びを、実際の職場体験、今後の人生に役立ていけるよう、引き続き、生徒とともに向上させていきたいと思っております。

生徒の感想文から（抜粋）

○先日は、ご指導ありがとうございました。僕が講習を受けて感じたのは、第一印象の大切さです。あいさつや身だしなみといった簡単な動作で相手が受ける印象の違いを実感しながら納得していました。僕はこの講習を終えて、あいさつ、身だしなみ、態度、言葉遣いの４つを日頃から意識して生活していこうと思いました。
○私は、言葉遣いをきちんと守ることに恥ずかしさからか、少し抵抗がありました。今回のマナー講習会の中でもきちんとした言葉遣いをしていることが不自然に感じてしまうことが多々ありました。しかし、及川さんを見ていると、マナーを守っている人は素敵だなと感じ、及川さんのようになりたいと思うようになりました。これから、私の中にあるマナーを守ることに対する「抵抗」を克服していこうと思います。
○今回はマナー講習会にお越しいただきありがとうございました。面接や、知らない人と会うときは、第一印象がとても大事なんだということを学びました。私は姿勢が悪く、いつも背中がまるまっていますが、将来のことを考え、今のうちに早く直しておこうと思いました。また、人見知りが激しいので、初めての人だと顔が固まり、声も小さくなってしまいます。今回マナーについて教えていただいたことで、表情や声の大きさをしっかり意識しようと思いました。
○先日はお忙しい中、講義をしてくださりありがとうございました。ホテルには表でお仕事をする方、裏で支える仕事をする方と、様々なお仕事があり、それぞれに合わせて身だしなみの規定が違うこと、電話オペレーターの方は声だけで伝えるので表情を意識していることなど、初めて知ったことがたくさんありました。座り方や挨拶の練習ではそれぞれにたくさん注意することがあり、それを意識し持続するのはとても大変でした。今回学んだマナーを職場体験、そして私の将来に向け意識して過ごしていきたいと思います。
○今回のマナー講習会はとても勉強になりました。今まで、目上の人（学校の先生など）と話をしたり面談をしたりするときは自分なりのマナーの知識で対応していましたが、今回のお話で新しく知ったことがほとんどでした。特に、先言後礼はとても大切で、これから先、生かしたいと思いました。今後、職場体験はもちろんのことですが、将来的にも役立つことなので、今回学んだことを常に生かせるようにしたいです。