日  時 平成28年10月3日(月)13:45~14:30
学  校  名 渋谷区立臨川小学校
実施学年 6年生 1クラス(17名)
課 程 等  総合的な学習の時間
授業内容 「自分を見つめて」(人権・キャリア教育)-「道なき道を、進もう。」-
協力企業 ヤマト運輸株式会社
南東京主管支店 人材育成課 福井健一様、村岡 緑様

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ヤマト運輸による未来教室の感想

6年担任 分部光一

一昨年同様にヤマト運輸さんがユニフォームで来てくださり、懐かしく感じるとともに嬉しくなりました。視覚的効果は抜群で児童も「いつも見ているヤマト運輸の服だ。」と一気に関心が高まりました。
まずはヤマト運輸についてのお話でした。「トラックの数が多いということは排気ガスが多いです。なのでこのようなもので運んでいる時もあります。」と、映像に出たのは人力で運ぶタイプの運搬車。「見たことある!」と早い反応でした。お話だけでなく写真や数字クイズを織り交ぜたり、荷物が届くまでの様子を映像で観たりと、児童が学習に集中できるような工夫が随所にありました。
特に数字クイズには児童もすっかり惹きこまれていました。「宅急便のトラックの数とパトカーの数」、「働いている人の数と小学生の数」、といったように児童の身近なもので比較し、その数の凄さが実感できるように分かりやすく表されていました。児童が一番驚いていた数は「一日に運んでいる荷物の数」。その数440万個。あまりの多さに児童も感嘆の声をあげていました。
次に、仕事への「やりがい」をテーマに実際に働いている方々の声をまとめたDVDは感動的でした。「社員の方の仕事への思いが伝わってきました。」「一人一人違う‘やりがい’があって、私もそんな‘やりがい’のある仕事をしたいと思いました。」児童が学習後にこのような感想を述べていました。このように「働くとは何なのか」を教えてくださいました。
児童の「外国人や女性、障害者の方はどれだけ働いているのですか?」との問いにも丁寧に答えてくださいました。「たくさんの人が働いていることが分かりました。」「色々な工夫をしていたので優しいと思いました。」「宅急便は力仕事なので男性のイメージがとても大きかったけど、3分の1が女性と知って本当にびっくりしました。」との児童の声です。仕事面だけでなく施設面の工夫、雇用の工夫など街中で働いている姿を見ただけでは分からないことも教えていただきました。
お話の最後に「お家の人に仕事の大変さも聞いてごらん。」との言葉を投げかけてくださいました。中学校を目前に控えた今の6年生にとって、将来のことを考える機会は増えているものの、仕事への思いというのは憧れなどの漠然としたものです。そこにある「大変さ」に目を向けることの重要性も教えていただきました。
児童は、第一線で活躍されている方の話を聴いたり質問したりした内容をこれからの学習に生かしていきたいと決意していました。このような素晴らしい機会をくださったヤマト運輸、おやじ日本の方々に感謝します。ありがとうございました。