日  時 平成27年10月23日(金)13:35~15:25
学  校  名 練馬区立石神井西中学校
実施学年 3年生 6クラス(223名)合同
課 程 等 総合的な学習の時間
授業内容 進路学習「マナー教室」
協力企業 リーガロイヤルホテル東京
 宿泊部フロント課 及川忠彦様

s-石神井西中学校① s-石神井西中学校② s-石神井西中学校③ s-石神井西中学校④

3年進路学習「マナー教室」について

    練馬区立石神井西中学校 学年主任 飯塚 貴子

  今回のマナー教室を行うにあたり、学年では2つの目標を立てました。一つ目は、「中学3年生として身につけておくべき、身だしなみやあいさつ・言葉遣い(敬語の使い方)を含め、特に受検に必要なマナーに関する学習を行う」。2つ目は、「マナーについての学習をペアやグループなどで体験的に学ぶことを通して、自らの進路に向け実践的な力を育成する」ことです。この目標も生徒たちの作文やその後の学校生活の様子から、達成することができ、たいへんうれしく思っております。

このマナー教室が行われた後、学年では教員によるグループ面接を行っている所です。この面接の後、校長面接を経て、生徒たちは本番の受検面接に臨みます。これから、生徒たちはマナーについて本格的に向き合わなければなりません。この教室は、まさにその準備段階として生徒たちが興味をもつことができたとても良いタイミングで行うことができました。

  今回、生徒たちはこの教室で、マナーについての様々な新しい言葉を知り、その言葉の意味をたくさん学ぶことができました。さらに、ペアでその言葉を実践に移し体験することができました。何より素晴らしいのは、生徒たちがその後の学校生活においてマナー教室で学んだことを継続し、実践しようと努力しているところです。今までもマナー教室を行い、知識として生徒たちに理解させることはできるのですが、「実践に落とし込める力」をつけさせることは容易なことではありません。及川先生が積み重ね実践されてきたことが、暖かい言葉で伝えられ、生徒たち心に残り実践に結びついていることにたいへん感謝しております。

   教室の最後に男子生徒を中心として何回か質問させていただきました。ホテルの仕事に職業として彼らが興味をもったことに関してもとてもうれしかったです。この中から将来、先生のような素晴らしいホテルマンが誕生するかもしれません。本当にありがとうございました。

 

生徒の感想文から(抜粋)

○今回のマナー教室では、相手に良い印象を与える態度を学ぶことができたと思います。特に印象的だったのは挨拶の仕方です。先に言った後で礼をするということは知識としてはありましたが、今回のマナー教室でその中身について具体的に知ることができました。挨拶をするときは言葉の頭をはっきり強調すること。これは全く知らなかったけれど、納得しました。きちんとした挨拶を身につけることで、将来少しでも自信をもって仕事ができるようになれればと思いました。

○ぼくはこのマナー教室が開かれるまでは全くもって公共の場でのマナーというものを意識したことがありませんでした。そのため、校舎の中で先生方に会っても、ろくに挨拶をすることができないままでいました。しかし、本日のマナー教室で「ファミコン言葉」や「お辞儀の仕方」などの、全く知らなかった「マナー」に関する知識を先生に教えていただいたことで、ぼくの心の中でマナーに対する心構えが変わったような気がします。本当にありがとうございました。

○今回のマナー教室で、ぼくは、先言後礼、言葉遣い、立ち方、座り方など、今まで知らなかったたくさんのことを学ぶことができました。その中でも特に大事だと思ったのは言葉遣いです。最近ニュースなどでも取り上げられている若者言葉や略語などは使わないことは当たり前ですが、敬語の正しい使い方なども、しっかり身に付けなければならないと思いました。今回習ったことは、面接練習の時や学校生活に生かして、就職や受験に役立てていきたいと思います。

○講師が私たちに一礼された瞬間、私は息をのみました。何か特別のことをしながら礼をされたのではないのに、周りとは何か違うものがあると感じたからです。初めはその違いが何であるのか分かりませんでしたが、お話を聞くうちに一つの答えが浮かび上りました。それは「礼儀」です。礼儀をしっかりすれば綺麗に見える。当たり前のようで、出来ていないことです。「礼儀」は人を幸せにする。この授業で私は、人と接するときは心からの「礼儀」を考えなければならないことを知りました。これから様々な場面で人と関わる機会があると思いますが、今回学んだことを大切にし、「礼儀」をもって人と接していきたいです。

○私がマナー教室で学んだことは、人の第一印象のほとんどが見た目や挨拶の仕方で決まるということです。内面的な部分ももちろん大事ですが、最初に目にし耳にするものが一番重要です。これは受験にも言えることで、面接官が最初にチェックするのは身だしなみだと思います。普段は私服で登校している私たち西中生が式服を着るということは、自分で自分の身だしなみに責任を持たなくてはいけないということです。今回のマナー教室で学んだことはこれから迎える受験の時にも大きく生きてくると思います。