令和7年度第5回未来教室
| 日 時 | 2025年9月26日(金)13:35~15:25 |
| 学 校 名 | 渋谷区立松濤中学校 |
| 実施学年 | 1年生 3クラス(109名)クラス毎に2社の話を聞く |
| 会 場 | 各教室 |
| 課 程 等 | 総合的な学習の時間 |
| 内 容 | キャリア教育「未来教室」 |
| 講 師 | 読売新聞東京本社 |
| 教育ネットワーク事務局 石橋大祐様 | |
| 株式会社ゼンショーホールディングス | |
| 人事部 人財開発課 西馬尚吾様、松吉亜美様 | |
| 住友生命保険相互会社 | |
| 東京北支社グレース渋谷支部 加藤 茜様 |







キャリア教育「未来教室」の感想
1年A組担任 板垣由紀子
読売新聞社東京本社様の講話への感想
今回の職業講話では、石橋様から「新聞記者の仕事」について、実体験を交えた貴重なお話を伺うことができました。特に印象に残ったのは、ひとつの記事を書くために何度も取材を重ね、正確な情報を集める努力を惜しまないという姿勢です。スクープを取るまでの過程には、地道な調査や人との信頼関係の構築が欠かせないことを知り、記者という仕事の奥深さを感じました。また、フェイクニュースが広がる理由や、それに対してどのように対応しているかについても詳しく教えていただきました。インターネット上には誤った情報があふれている中で、正しい情報を見極める力の大切さを改めて実感しました。石橋様が語ってくださった実体験には、苦労だけでなく、やりがいや楽しさも詰まっていて、お話を伺う時間があっという間にたってしまった感じがします。今回のお話を通して、情報を扱う仕事の責任と魅力を知ることができ、将来の進路を考えるうえでも大変参考になりました。新聞記者という職業に対する理解が深まり、社会の出来事に対してより関心を持つようになりました。貴重なお話をありがとうございました。
第一学年主任 1年B組担任 髙橋麻衣子
ゼンショーホールディングス様の講話への感想
講義の始めには「何のために働くか」という問いに対して、「『お金』のため」と自分自身の安定のためを考えて答える生徒が多くありませんでした。ゼンショーホールディングスがすき家やはま寿司などのブランドを展開しながら、外食企業として初めて売上1兆円を超えているという紹介があり、さぞ儲かっでいるんだろう…いかにお金を稼ぐか…という講義かなと生徒たちは思ったと思いますが、さらにお話が進むと、多くの従業員を抱え、「食と職の仕組み」を世界規模で築き上げている企業だと知り、『お金』のために」と考えていた生徒が自分のため+αで「働く」意昧を知ることができた時間だったと感じました。
総合の授業を通して SDGsについて学んだり、よりよい世界のために自分たちができることを学んだりする中で、これまで行ってきた、募金、ボランティア活動、ゴミを減らすなど以外に「食を通じて人類社会の安定と発展に責任を負う」「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念を持つ企業に勤めて働くことでもそれが実現できるということを知れたと感じます。
西馬さんの話しぶりから、企業で働くことの厳しさも伝わってきましたし、松吉さんのように年齢の近い方の話を聞いて少し働くことが身近に感じられたと思います。「世界中の誰かの何かのために自分の力を使う」というメッセージは、私自身も深く考えさせられ、同様に生徒たちも「『お金』を稼ぐ」以外に人生を通して達成したい何かを見つけるきっかけになればよいと感じました。
今回は素晴らしい機会をいただきありがとうございました。
1年C組担任 飯田純矢
住友生命様の講話への感想
・導入が面白く(オペラなど)生徒が前のめりに聞き入っていた。
・保険という中学生からしたら難しいお題に対して、わかりやすく図解していだ だいたことで生徒が理解しやすかった。
・なぜ保険に入るべきなのかを個人の経験談(高校時代のお話)からお話しいただいたことで、生徒が他人ごとではなく自分事としてとらえることができた。
・生徒が突然発言したことにもうまく拾ったり問いかける形式で進めていただいたことで、主体的に学ぶことができました。
生徒の感想文から(抜粋)
【読売新聞東京本社 石橋大祐様】
○新聞記者に大切なことは、本当かどうかが分からない時はとにかく質問し、明確になっていないことは明確にすることだと知りました。フェイクニュースが広がるのはウソをつく人がいてそれを見た誰かが広げ、その情報を信じる人がいるからだと分かりました。また、ウソは面白いと感じる人が多いからフェイクは終わらないのではないかと考えました。社会で大切なことは社会とつながり、働くのに答がないのを信じ、ニュースは「答」に近づく手がかりだと考えることが大切なんだと思いました。
○その会社に入るか、そういうことも大事だけど、入ってからも調べていることをもっとくわしく知っていくためにいろいろな知識を取り入れることが大事だということが分かりました。今知っている情報だけで終わらせずに知識をたくわえつづける重要さが分かりました。今まで目の前にある情報をうのみにすることが多かったけど、これからは答えに近づくための手がかりとして情報を受けとろうと思います。
○新聞記者は身近に活動しているけれど、どのような仕事をしているのか、どのようにスクープを探すのかが分かった。そして、AIが発展している今、どの情報が正しいのかいなかを判断する力を身につける必要性を理解することができた。これからも新聞を読んで、たくさんの様々の情報をインプットしたいと思った。
【株式会社ゼンショーホールディングス 西馬尚吾様、松吉亜美様】
○話を聞いて確かに!と思ったのは、大切なのは仕事にほこりをもつということです。だから、仕事にほこりをもてるような仕事につきたいと思いました。「飢餓と貧困を撲滅する」という話を聞いて、自分も誰かの助けになる仕事がしたいとも思いました。
○ゼンショーホールディングスさんのお話では、食や職との関わりを学ぶことができました。最後にあった「誰かを支える何かになってください」というメッセージがすごく心に響きました。お二人とも自分の仕事に楽しみと責任をしっかり抱いていてとてもすてきでした。私には職業との関わりを考えることができるとても貴重な機会になりました。
○お話を聞いて、1杯の牛丼を作るのに多くの人や物がかかわっていることが分かりました。お話を聞いて一番心に残ったのは、“人は「誰か」のために「何か」をして、自分がやっていることに誇りをもつ”ということで、とても「私もそうなりたい!」と思えるようになりました。世界から飢餓や貧困がなくなりますように!
【住友生命保険相互会社 加藤 茜様】
○一番心に残ったのは「夢を見つける前に自分をみつける」=「多くの体験をする」ということです。多くの体験を積むことで自分を見つけ出すことができ、そこから夢を見つけることができるということに納得できたからです。だから、今のうちからたくさんの経験をしていきたいと思いました。
○お話をうかがって、生命保険の仕組み、人生のリスクについてやSDGsにある目標などのことが分かりました。生命保険の仕組みについては相互扶助=お互いに助け合うなどや、何のために生命保険があるかでは悲しみと共に貧しさが訪れることがないようにという考えがあることを知りました。今まで考えることはなかったけど、人生にはとつぜん起こるリスクがたくさんあることがあることがよく分かりました。
○お話を聞いて学んだことが2つあります。1つ目は生命保険についてです。保険の仕組みや人生での大切さなど、今まで知らなかったことをたくさん学ぶことができました。2つ目は夢についてです。夢の見つけ方やそれを実現するまでに必要なことが知れました。講師の方も楽しそうで、働いていてやりがいなどをたくさん感じているのだろうなと思いました。自分も自分の夢についてしっかり考え直そうと思う機会になりました。
